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11月は、札幌でお会いしましょう!~3年ぶり、札幌でのティンガティンガ原画展に向けて

ジャンボ!すでにバラカジャパンからお知らせしたとおり、今年のバラカの自社主催ティンガティンガ展は、春の三か所(横浜・名古屋・三河安城)に続いて、11月14日(土)~23日(火)に、札幌展を開催することになりました。

【札幌展の見どころ~北海道スペシャル作品】
札幌展作品作りの過程で、3年ぶりの札幌展なので、何か北海道にまつわる、スペシャルなことをしよう!と、来日経験のあるアーティスト4人を集めて、話しあいました。
第2回札幌展に招聘アーティストとして北海道に行ったアブダラ氏が、
「クロックタワー(時計台)、大通公園、ヒグマ、、ラーメン、喜茂別、ヨーテーマウンテン(羊蹄山)、ジャンプ台、江別の牧場、支笏湖、タヌキ(狸小路)・・・」

という感じで、アトランダムに北海道の思い出を話している中で、
「北海道滞在中に、カンガのボーダーに通じるような、美しい文様を見たよ!」
という話が出てきました。
それは、アイヌ文様のことかな?と思い、資料を見せたところ、まさにそのことだったので、
スペシャル作品には、名所や動物たち、そしてアイヌ文様とティンガティンガを融合させてみようということになり、4人がそれぞれのイメージで、作品作りにとりかかりました。
そして、札幌展用スペシャルとして誕生したのが、この記事の最初の写真の作品をはじめとする、ジャンボ!北海道シリース」(北海道の名所や動物たち)と、美しいアイヌ文様を取り入れたティンガティンガとの融合作品です。
【札幌を思いだしながら描いていたアブダラ氏】
アブダラ氏は、札幌のことを思いだしながら、実に楽しそうに描いていましたよ。

カンガのボーダー飾りのように、周囲をぐるりと、アイヌ文様で飾っていました。

「これがアイヌ模様ということは知らなかったけれど、札幌の町を歩いた時に、こういう感じの美しい文様を見て印象に残っていました。
タンザニアにも、カンガやキテンゲといった伝統的な布の中に、美しい模様が施されています。
どちらも、現代でも愛されているのがいいですね」byアブダラ

支笏湖のビジターズセンターで剥製のヒグマの子と会話しておどけていたアブダラ氏(2012年の写真です)は、今回の新作の中に、ヒグマが相撲を取っている場面を登場させていました。

【ライブペイントで来日するのは、ムワメディ氏です】
第3回札幌展での来日アーティストは、熱帯植物が美しいと評判のムワメディ氏に決定しました。
会期10日間全日通して、ムワメディ氏が会場でライブペイントしますので、お楽しみに!、
ムワメディ氏は、アイヌ文様をたくさんちりばめた作品を描き上げ、
「アイヌ文様、どれも美しかったので、文様をたくさん描き入れる作品と、文様を組み合わせてちりばめる作品、両方描いてみました。文様の1つ1つに意味があるというのも素晴らしいですね。
カンガのデザインにも通じるものを感じました」
と言っていました。

また、「ジャンボ!札幌シリーズ」では、時計台や丹頂鶴、ヒグマなどにも挑戦。

「時計台は、札幌の人たちが昔から大切にしてきた建物と聞いたので、タンザニア人の心の山として大切な、キリマンジャロ山と動物たちを組合わせて描きました。
早く札幌に行って、本物の時計台を観たいです」byムワメディ氏
【難しかったアイヌ文様作品を描き切って満足げなアバース氏】
パステルカラーと繊細なタッチが持ち味のアバース氏も、アイヌ文様に挑戦。

繊細なアイヌ文様融合作品を描き上げ、満足そうな表情で、
「アイヌ文様を、組み合わせて1つのモチーフにしていくのが難しかったけれど、とても美しい文様なので、描き甲斐がありました」
と言っていました。
【アイヌ文様は、ティンガティンガにぴったり合うよ】byベイカー氏
暑くなってきたタンザニア、ベイカー氏もランニングシャツ1枚で熱心に、得意のキリンの絵を!

ちなみに、キリンのルブニ(左)と、キリンのベイカーが、隣同士でキリンの絵を描いていました☆

ベイカー氏は、
「アイヌ文様は、ティンガティンガにぴったり合うよ」
「いろいろなモチーフがあるので、もっと描きたくなってきた!」
と言いながら、描き上がるとすぐに次の作品にとりかかる、という感じで、

乗りに乗ったベイカーは、Lサイズだけでなく、Mサイズの作品もあわせて、4人の中で一番たくさんアイヌ文様との融合作品を描いてくれました。
【アフリカ民話絵本「しんぞうとひげ」出版記念展~札幌スペシャル】

本展は、ティンガティンガ絵本「しんぞうとひげ」出版記念展ですので、絵本の挿絵コーナーも設けます。
そして、札幌展スペシャルとして、チャリンダさんに、しんぞうとひげの表紙の絵を、新しく描きおろしてもらいました。
微妙に表情の違う心臓と髭たち、楽しい絵が出来上がっていました。どうぞお楽しみに。
★この絵本「しんぞうとひげ」(ポプラ社)は、今年の10月に、ドイツで開催されたフランクフルト国際ブックフェアに出品されました!

この写真を見ると、タンザニアでは、ライオンまでもが、大いに注目しているようですが、ドイツでの反応は、どうだったかな??
【バラカのティンガティンガ展で、タンザニア民話も楽しもう!】
絵本出版を記念して、民話ベースの作品も並びますので、本展では、ティンガティンガとあわせて、タンザニアの民話の世界もお楽しみください。

これは、「バナナが好きなウサギ」という民話がモチーフになっています。ウサギはどうして、今のようにぴょんぴょん跳ぶようになったのかがわかるお話です。
アバース氏も、時間をたっぷりかけて、新しい鳥獣戯画を描いてくれました。

この場面では、何やら、サイが怒られています。そのわけは、サイがみんなの水飲み場の水を汚してしまったからなのだそうです。水は動物の世界でも大切ですものね。
【初日10月14日は、民話読み聞かせ会と、オープニング&絵本出版記念パーティもあり!】
10月14日初日には、
アフリカ民話の読み聞かせ会(2時~2時半)と、
オープニング&絵本出版記念パーティー(3時~4時半)を、
展示会場(アートスペース201)でおこないます。
すべて、入場無料の自由参加ですので、お気軽にご参加ください。
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【2冊の本との出会い~時計台ものがたり・カネト炎のアイヌ魂】
ところで、私は、第一回札幌展の折に初めて札幌時計台を訪れ、中を観た時に、札幌時計台は、今の北大の前進である札幌農学校の演舞場で、長い間人々に愛され、大事にされてきた建物であることを初めて知りました。
明治25年の火事で焼けそうになったときなど、農学校の学生さんたちが危険を顧みずに、時計台にかけあがって、消火作業をしたそうです。
(その様子が描かれた絵が展示されていましたが、火の粉を浴びながら、必死に布で屋根を叩きながら消火作業をしている大勢の学生さんたちの姿に、思いが伝わってきました)

(これは、2011年に撮った写真です)
展示物を観た後、「時計台ものがたり」という本を購入し、ザンジバルに持ち帰ってじっくり読んで、さらに思いが深まりした。
今のように周りにビルが立ち並ぶ前、時計台の鐘の音は、都心から2キロ半も離れた場所でも風に乗って聞こえてきて、人々の心を励ましたそうです。
時計台近くの旅館の女将さんのインタビュー文に、大きな鐘の音に、お客様がびっくりして飛び起きたというエピソードを話されながらも、女将さんご自身は、
「自分の家の音のようなものですから、ちっとも気になりません」
とこたえておられるのを読んで、私達が1999年から輸出しているタニカ社のインスタントコーヒー(カフェアフリカ・バラカ)工場見学で、タンザニアの西北端にある、ブコバという町に行ったことを思いだしました。
インスタントコーヒーをつくる過程で、ゴーンと鐘のような音が響くのですが、それをブコバの人々は、「幸せの音」と呼んでいたのです。
(このエピソードは、拙著「続我が志アフリカにあり」P192に書いてあります)

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また、少し前に、友人から勧められて「カネト~炎のアイヌ魂」という本(愛知と静岡を結ぶ飯田線開通の功労者、アイヌ首長川村カネト氏のノンフィクション)を読んで、とても感動し、7月のタンザニア便りでその本のことを書いていたのですが、このときはまだ、アイヌ文様とティンガティンガ・アートという文化融合作品を、札幌展でご紹介することになるとは、思ってもいませんでした。
アブダラ氏の発案で、アイヌ文様とティンガティンガの文化融合作品が生まれることになったのも、感慨深い流れでした。
【出会いは、偶然ではなく、必然】
さらに、もっと個人的なことでいえば、北海道は、私達夫婦の出会いの地でもありますので、思い入れの深い土地です。
このたびの第3回札幌展開催に向けて、「出会いは偶然ではなく、必然」というキーワードが、人との出会いだけではなく、本にも、土地にも、文化にも通じることを実感しています。
なにはともあれ、札幌展用のスペシャル作品も日本に送り終えて、タンザニア側での準備は終了。ここから先は、バラカジャパンにバトンタッチ、絵の選択やら、額入れやら、説明パネルやら、たくさんの準備がありますが、きっちり間に合わせてくれるでしょう。
札幌展には、私達(島岡強&由美子)も、タンザニアから会場にまいります。
全日程在廊して、皆様をお迎えしますので、ご都合のいい日にぜひお出かけください。
バラカ一同、2015年11月、札幌での新しい出会いと、3年ぶりの再会を楽しみにしています。
皆様、カリブーニ!(welcome!)
       by島岡由美子
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バラカ主催 アフリカン現代アート ティンガティンガ原画展   
  アフリカ民話絵本『しんぞうとひげ』出版記念~楽園の動物たち~
  
<第3回札幌展>
▼日程:2015年11/14(土)~11/23(月・祝)
▼開館時間:11:00~19:00 (最終日16:00閉廊)
▼入場無料・会期中無休
▼場所:ART-SPACE 201 アートスペース201
    札幌市中央区南2条西1-7-8 山口中央ビル5F
    TEL:011-251-1418
▼アクセス:札幌市営地下鉄 南北線・東西線・東豊線「大通駅」35番出口 徒歩2分


★11月14日   14:00~14:30 アフリカの民話読み聞かせ会(先着15名)
        15:00~16:30 オープニング&絵本出版記念パーティ(参加自由)
 (どちらも、会場内で開催&予約不要ですので、お気軽におこしください)


★地図や詳細のついたちらしもご用意しています。ご希望の方、こちらのフォームから、お名前とご送付先をお知らせください。
その他、展示会詳細は、→こちらにあります。
札幌展会場「アートスペース201」の地図

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「11月は、札幌でお会いしましょう!~3年ぶり、札幌でのティンガティンガ原画展に向けて」への1件のフィードバック

  1. baraka_tanzania

    ★★★さま、ジャンボ!
    拍手コメント、ありがとうございました。
    札幌展の会場、アートスペース201でお会いできるのを楽しみにしています。

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