Article

記事詳細

ザンジバル武道館、青い屋根完成!と、東アフリカ各国軍隊のサッカー観戦

ジャンボ!(こんにちは)
そろそろ日本は、秋の気配がしているころでしょうか?
ザンジバルは乾季で強い風が吹いており、あちこちで、砂埃が、小さな竜巻のように舞い上がっています。
★ザンジバル武道館の青いトタン屋根、修理完了!
遅れていた、ザンジバル武道館の屋根の全面修理、やっと完了しました。まっさらな青いトタン屋根が、ザンジバルの青い空にマッチしてよく映えます。

長くかかった分、館内に入り込んだ砂埃がものすごいことになってしまって、畳を敷きなおしれからも、数日間は、はき掃除、ふき掃除、はき掃除、ふき掃除の繰り返しでしたが、やっと砂埃もおさまって、普段の道場に戻りました。

とにかく、これで、雨漏りから解放される・・・はずです(今は乾季なので、雨が降るまで点検ができません!)
13年目にして屋根の全面リニューアルをしたザンジバル武道館(2002年4月完成)、これからも長く、大勢の人たちが活用できる武道館になるといいなと思います。
★東アフリカ・アーミー(軍隊)のスポーツ大会
ところで、このザンジバル武道館は、ザンジバルのアマニ国立競技場の敷地内にあり、普段は、柔道の練習時間、武道館の周りで子供たちがサッカーをやって遊んでいるのですが、ここ数日、武道館周辺が、ものものしく軍用車で囲まれ、子どもたちは奥の方においやられ、隣接しているスタジアム内からは歓声が聞こえています。

なんでも、東アフリカ・アーミー(軍隊)のスポーツ大会が、ザンジバルで開催されているのだそうです。
ケニア、ウガンダ、ブルンディ、ルワンダ、タンザニア各国の軍隊のスポーツ選手たち(サッカー、陸上、バスケット、バレー、ネットボール、ハンドボールなど、残念ながら、柔道の種目はありません)が一堂に会して、東アフリカ一を競い合っていると聞いて、私も、久々に、スタジアムの中に入ってみました。
ちょうどウガンダ軍チームとタンザニア軍チームのサッカーの試合最中でした。夕日がまぶしくない側の観客席は満員で、もりあがっていましたよ。(結果は、1対1の引き分け)

かつて、ウガンダ・タンザニア戦争(1978~1979)で、銃を交えたことのある両国ですが、今は平和にサッカーでの対決ができています。ルワンダ・ブルンジも、長期にわたる、内戦や虐殺という歴史を超えて、この東アフリカ、軍隊スポーツ大会があります。
ちょうど昨年の今頃(2013年8月)には、タンザニアは、ブルンジ、ルワンダの国境あたりが紛争一歩手前になっていて、タンザニアでは、20年近く受け入れてきた難民何十万人という数を、各国に強制送還してしまいました。
10年以上タンザニアで難民生活してきた人が、強制的にブルンジやルワンダやコンゴに帰って行ったわけですが、その後の生活は大変だと思われます。
でも、キクェテ大統領が「文句があるなら、自分の国の難民を全部引き取ってから言え」っていうのは、そのとおりかもしれません。
拙著「続・我が志アフリカにあり」でも少し触れましたが「難民の、難民慣れ」が10年以上もつづいたら、人を堕落させるものでしかない気がします。
ここでも、経済革命、雇用の確保が必要とひしひし感じますし、それは、アフリカ全体で早急なことがらだと感じます。そして、そのためにできることの1つとして、アフリカ製品プロジェクト、しっかり推進せねばとあらためて感じます。
スタジアムの周りに、軍用車がずらりと止まっているだけで、なんだか物々しい感じがしますが、2014年の東アフリカ各国軍隊同士のスポーツ大会は、一般客も入り混じって、盛り上がっていました。これからも、東アフリカ各国の友好が保たれながら、歴史が進んでいくことを祈ります。
スタジアムに設置された電光掲示板の向こうには、屋根の修理が終わったばかりのザンジバル武道館も、見えていました。

スタジアムの観客席から、外にある武道館の方を向いて写真を撮っていたら、「ぼくらの写真も撮って~!」と外のグラウンドで遊んでいる子たちからもリクエストがかかり、パチリ!

彼らも、いつの日か、こっちのスタジアム内で試合ができるといいなと思っているんでしょうね。がんばれ、将来のサッカー選手たち!
               by島岡由美子
☆8月31日まで、アフリカフェ@バラカのWebショップ10周年(セレクトショップは5周年)記念祭開催中、プレゼントのエントリーは、ブログコメントからもできます。詳しくは、→こちらです
☆私にとって謎多きツール、FACBOOKなるものも、時々更新しています。FACEBOOKは、
Yumiko Shimaokaです。

「ザンジバル武道館、青い屋根完成!と、東アフリカ各国軍隊のサッカー観戦」への5件のフィードバック

  1. バラカさん、ジャンボ!
    完成おめでとうございます。
    清々しい青色の屋根、白い壁によくお似合いですね。真新しい屋根の下で、練習にもとても気合が入ることでしょう♪
    武道館のお隣は立派なスタジアムだったのですね。
    柔道家、サッカー選手などなど、素晴らしいスポーツ選手がここから誕生しそうですね!

  2. ☆ハリーマさん、屋根の修理、やっと終わりました!一緒に喜んでくださってありがとうございます。
    完成時は青だったのですが、それ以来、何度かペンキを塗り直す中で、その時にそろうペンキの色の都合で、青緑みたいな色の時もありましたが、やっぱり、この青が一番映えます。
    練習にも気合が・・・もっと入ってくれるとよいのですが☆
    ザンジバル武道館は、スタジアムの真後ろ、国立競技場の敷地内なので、サッカー、陸上、ネットボールなど、毎日いろいろなスポーツ選手たちが練習しています。選手以外にも、自由に出入りできるので
    子どもたちも遊び放題、ぼろ布で作ったボールでサッカーに興じる子たちから、ローラースケートやら、自転車の手放しの練習をしている子たちまで、様々で、夕方はいつもにぎやかです。ここで遊びながら大きくなって、サッカーチーム入りしてがんばっている選手たちも多いですよ。

  3. ☆ハリーマさん、メールでのショップ10周年お祝いコメントもくださり、ありがとうございます。バラカジャパンからの抽選発表をお楽しみに☆

  4. バラカさんジャンボ!
    ザンジバル武道館、青い屋根完成おめでとうございます。
    次の雨季があるまで雨漏りの確認が出来ないと書かれていたことがいかにもザンジバルらしくておおらかだと思いました。
    砂ぼこりのお掃除ご苦労様です。
    完成したとはいえ、断熱材も入って無いトタンの屋根でしょうから暑そう・・・
    皆さん熱中症とかは大丈夫ですか?
    それから西部で流行しているエボラ出血熱
    そちらはまだ発症者は出ていませんか?
    くれぐれもご注意くださいね。
    ご存知と思いますが、
    日本でも70年ぶりにデング熱にかかった患者が出ました。
    飛行機移動で世界の距離が縮まった分、
    ウィルスも短時間で世界中に散らばりそうですね。

  5. ★ジュマさん、ジャンボ!
    ありがとうございます。やっと屋根の修理が終わりましたが、まだ雨が降らず、未点検です☆
    まさにトタン板ですので、おっしゃるとおり、とても暑いです!!!
    エボラのご心配もありがとうございます。西アフリカは大変なことになっているようですね。
    今のところ、東アフリカのタンザニアには発症者は出ていません。
    >日本でも70年ぶりにデング熱にかかった患者が出ました。

    デング熱が島国の日本でも?
    病気まで、世界中でボーダレスなものになってしまったということでしょうか?

baraka_tanzania へ返信する 返信をキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です