新年2016のご挨拶～サプライズな喜びの中で、新しい年を迎えました

明けまして、おめでとうございます。
2016年のスタート、いかがお過ごしでしょうか。
ザンジバルは、真っ赤な火炎樹の花が、空に向かって、美しく咲いています。
猛烈に暑い中、完熟マンゴーを堪能しながらの年明けとなりました。

【旧年中はお世話になり、ありがとうございました】
アフリカフェ＠バラカのWebサイトへのご訪問、ブログやFACEBOOKへのあたたかいコメントや、メールでのメッセージやお問い合わせ、イベントへのご参加、セレクトショップでのお買い物などなど、バラカ（タンザニア＆ジャパン）一同、皆様からのさまざまな形でのアクセスが、1年を通じての励みになっておりました。心よりお礼申し上げます。
1999年から始まった、アフリカ製品輸出プロジェクト、今年もバラカ一同、帆を高く上げ、力をあわせて邁進し、発展させていきますので、2016年もよろしくお願いします。

【絵本「しんぞうとひげ」のサプライズな展開】
昨年は、3年越しの目標だった、ティンガティンガ・アートの挿絵を使ったアフリカの民話絵本出版が、4月に叶い、ポプラ社の「世界の絵本シリーズ47に、アフリカの民話「しんぞうとひげ」が刊行されました。
【サプライズその1→児童福祉文化財】
12月になって、ポプラ社を通じて、この「しんぞうとひげ」が、厚生労働省　社会福祉審議会推薦　児童福祉文化財に選ばれたことを知りました。
これは、私に、心臓と髭が主人公という世にも不思議なお話を語ってくれたザンジバルのおばあさん、そして、素晴らしい挿絵を描いてくれたティンガティンガアーティストのチャリンダさん、そして、読み聞かせや、おすすめ本として紹介してくださるなどして広めて下っている方々のおかげと、感謝の気持ちでいっぱいです。
児童福祉文化財になった出版物は、厚生労働省が毎年発行している「子どもたちに読んでほしい本」という啓発ポスターに、表紙が掲載されるそうです。
ポスター配布は、例年ですと、夏休み前の7月ごろのようです。
このポスターは、全国の小中学校、児童館、図書館、保育所、などに配布されるそうですので、もし、このポスターをみかけたら、ぜひ、アフリカの民話「しんぞうとひげ」の表紙を見つけてくださいね。

【サプライズその2→ミラノ万博で、イタリア語の朗読withピアノ】
もう１つ、12月後半になって知ったのは、ミラノ万博の公式平和イベントで、「しんぞうとひげ」が、イタリア語で上演（朗読）された！というビッグニュースでした！
しかも、世界で活躍する音楽家の平井元喜氏のピアノ演奏付だったのです！！
21日間も空腹で、ふらふらしている心臓と髭の場面、どんなピアノ演奏だったのか、ぜひ聴いてみたかったです。
平井氏は、2007年より、国際交流・文化教育プロジェクト「日本の絵本を世界へ」を各国で続けておられるのですが、その一環として、今回、「食」がテーマのミラノ万博で、日本の代表昔話「おむすびころりん」代表絵本「百万回生きたネコ」そして、「アフリカの民話「しんぞうとひげ」の3本が上演されたそうです。
ミラノでの様子は、平井氏のエッセイ『国境なき音楽紀行』 第6回 “ミラノ〜食の万博と平和レシピ〜”（byハンナ2016年1月号（No.17）掲載）に詳しく書かれています。

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この「しんぞうとひげ」にまつわる、まさかの展開２つには、とってもサプライズな喜びを味わいつつも、思わず、心臓が、
「ドキドキドッキン　ドキドキドッキン！」としてしまいました。（　❤このフレーズは、絵本の中の一節です❤）
　　　
【終わりよければ、すべてよし！の2015年12月でした】
12月は、絵本のこと以外にも、いいことが続きました。
昨年から応援しているザンジバル野球チームが、12月中旬にダルエスサラームで開催されたタンザニア野球大会に公式出場して健闘（三位）しました。

柔道の方では、日本（順天堂大学＠さくらキャンパスに短期留学に送っていた3人の選手たち（バルク、ハフィズ、アリ）が無事元気に帰って来てました。そして、順天堂大学柔道部から贈られた名前入りの黒帯を締めて、ザンジバルでの練習に、戻ってきたことで、道場にも活気が戻りました。

3人とも、日本でいただいた真新しい黒帯が、両脇のモハメッドコーチ（左端）や、ザンジバル柔道連盟名誉会長島岡強（右端）の黒帯のように、よれよれになるぐらい、練習に励んで、長く活躍してほしいです。
【ティンガティンガ秋の展示会収益から→絵筆＆刷毛の寄贈】
今年で3回目の開催となった、札幌でのバラカ主催ティンガティンガ原画展のあとも、大阪でバラカジャパンと展示会を展開していたアーティストのムワメディも、12月に無事帰ってきました。
春の展示会＠横浜、名古屋、三河安城での収益から「発電機」を寄贈したので、秋の展示会からのお土産は、絵筆。日本の筆は描きやすいと、好評です。

そして、便り「咲いた、咲いた、赤い花が咲いた」でもご紹介した、ザンジバル武道館前のカンナの花は、今年も年末に1つ目の赤い花を咲かせ、その後、次々に開花しているうちに、2016年が、始まりました。

【ザンジバル大統領選挙の行方~
混沌としたまま年越し】
とはいえ、もちろん、うれしいこと、楽しいことだけではありません。
表面上は平和に見有るザンジバルですが、10月25日におこなわれた大統領選挙結果が、まだ公表されず、本当に再選挙になるのか、どうなるのかもアナウンスのないまま、うやむやのままで年を越してしまいました。
1月12日は、ザンジバル革命記念日で、ザンジバル政府にとって1年で一番大きな式典があるので、この日までには、何か新しい発表があるのでは？と、人々の関心は、ザンジバル政府の行方に集中しています。
（＊タンザニアは、ザンジバルとタンガニーカ本土）の連合共和国なので、ザンジバルにも政府があり、大統領の元に閣僚がいます）
平和裏で、ザンジバル大統領の発表があることを祈る日々です。

【主婦の喜びと、2016年のMYキーワード】

主婦として、とてもありがたかったことは、12月31日、1月1日と、2日続けて水が出たことです！（それまで6日間でなかったので）
生活には、掃除・洗濯・炊事、トイレに水浴び、すべてにおいて水が必要ですよね。私としては、年末年始の2日続きで水が出たということでだけで、すでにいい年2015の締めくくり＆2016年が幸先よくスタートができた気分です。
私の今年のキーワードは、「今」、そして、「今日一日」です。
ぶりっこをしない等身大の自分と向き合って、今の自分には何ができるのか、何をしなくてはいけないのかを考えて、それに向かって、ためらわずに行動していくという姿勢で、「今」を大切に、日々を重ねながら、恬淡と生きていきたいです。
そして、その積み重ねが、今後につながることを信じて、はりきって2016年を過ごしたいと思います。
【タンザニア便り2015、そして、新たなお便り2016】
タンザニア便りを綴り始めたのが、2000年の4月ですから、けっこう長く続いているな、なんて、ちょっと他人事のように振り返っています。
私は、スワヒリ語のことわざ、「手紙は、会うことの半分の価値がある」が好きで、便りを書くときは、直接お会いできない方々とも、半分ぐらいは、お互いの心でお会いできているといいなと思いながら、書いています。
2016年も、マイペースで、ザンジバル、タンザニア、アフリカのこと、お伝えしていきますので、これからも、タンザニア便りを通して、身近に感じていただけたらうれしいです
【世界中で、笑顔多き年になりますように】

皆様のご健康とご多幸と、世界中の人々の幸福をお祈りしています。
今年もよろしくお願いします。
　　　　　　　　　　　　　　島岡由美子
2015年のこんなこと、あんなことは、タンザニア便り2015に綴りました。
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[[pict:niko]]バラカ主催ティンガティンガ・アート原画展＠横浜＆名古屋、2016年も開催します！
☆名古屋展は、今年から会場がかわります☆

☆第7回横浜展
▼期間：：2016年4月29日～5月8日
▼会場：ギャルリーパリ＠日本大通り
　　　　横浜市中区日本大通14　KN日本大通ビル(旧横浜三井物産ビル)1F　TEL：045-664-3917
★会期10日間、休廊日なし、連日開催！
▼交通アクセス：
　JR根岸線「関内」駅南口下車、徒歩5分、
　横浜市営地下鉄「関内」駅下車、徒歩5分、
　みなとみらい線「日本大通り」駅3番出口すぐ

☆第9回名古屋展
☆今年から、会場が変わります！「
2016年5月13日（金）～5月22日（日）（10日間休廊なし）
◆場所：【妙香園画廊　4F＆6F】
名古屋市中区栄3丁目14-14
TEL：（052）241-1533
FAX：（052）241-6228
最寄駅：栄、矢場町
★妙香園画廊は、名古屋の中心・栄の大津通にあり、松坂屋・パルコ・ナディアパークが立ち 並ぶ場所に位置しています。
★１階は、お茶の妙香園栄店の販売所で、上の階が、妙香園画廊スペースになっています。
お茶屋さん入ってすぐのところにあるエレベーターをご利用ください。