アフリカフェを使ったお菓子
その14.アフリカンチーズケーキ


*材料
(直径21cmの底の抜ける丸型)
<ビスケット生地>
グラハムビスケット                 100g
無塩バター                      30g

<ケーキ>
グラニュー糖                    半カップ
生クリーム                     1カップ
卵大                         2ヶ
クリームチーズ                   250g
小麦粉                       大さじ3
レモン汁                      大さじ2
アフリカフェ                  大さじ2(好みで3)

*作り方
1.ボールにグラハムビスケットをすりこぎでつぶし、無塩バターを混ぜ合わせる。
2.ケーキ型にワックスペーパーを敷き、1.のビスケットを手で平均に敷きつめる。
3.残りのケーキ材料をまとめてミキサーに入れよく撹拌し、2.の型に流し入れる。
4.170−180度のオーブンで45分ぐらい焼く。
あっという間にアフリカ色の香ばしいチーズケーキが出来上がり!


今回は、ケニアのマライカさんからの第2弾、「アフリカンチーズケーキ」です。
マライカさんから、レシピとともに届いたお便りは、ケニアの様子を織り交ぜながらの素敵な内容だったので、マライカさんのご了承を得て、皆さんに公表させていただくことにしました。
***************************************************************************************************
ムナワルさん、ジャンボ!

ザンジバルの新年、いかがお過ごしですか?
こちらケニアは、カラカラに乾いた大地に沁みるように雨が降り、まさに天から新春の恵みが降っています。息も絶え絶えだったトウモロコシも、木々の緑も、生命をいっせいに吹き返し、いまアフリカの大地は輝くようです。

ケニアのお百姓も牛たちも大喜び、雨に濡れたやわらかい草を牛たちは、モグモグおいしそうに食べています。水があるってなんてすばらしいことだろう! 神さまに感謝、ありがとう、という言葉が自然に出てきました。

この雨に嬉しくなって、今日は2004年のアフリカフェの前途と新春を祝って、草をたっぷり食べてお乳の出の良くなった牛からとれる新鮮生クリームとチーズで、とびきり美味しいベークドタイプのアフリカンチーズケーキを作ってみました。

作り方はいたって簡単で、ケーキ生地の材料を全部まとめてミキサーに入れ、よく撹拌します。
この材料をミキサーに入れる時、アフリカフェの量をお好みで入れます。
撹拌後、ちょっとなめながら調整すればいいですね。

レモンジュースは、『ほろ苦コンビの蒸しケーキ』を作られた竹田淳子さんの意表をつくアイデアを参考にして入れてみました。

本当、コーヒー味と柑橘系はなかなかの組み合わせで、竹田さんの発想のやわらかさに脱帽です。
今回はさらにプラスチーズなので、ちょっと大人の味になったかな?

私はさっぱりした味が好きなので、レモンジュースを大さじ2杯入れますが、お好みで大さじ1杯でもいいです。

それからケーキ生地を、ビスケット生地の上に流しますが、コツはビスケット生地を敷き詰める前に、型に合わせてワックスペーパーを丁寧に敷くこと。これで仕上がりがずいぶん違うんですよ。

グラハムビスケットがなければ、甘みを抑えたマリービスケットやクラッカーでも大丈夫です。



アフリカフェが入るので、焼き上がりのケーキの色はダークですが、アフリカっぽくて「ウン、なかなかいいゾ!」と自画自賛しています。

お茶うけにも、お酒のおつまみにも両方いけて、お酒は赤の辛口ワインがよく、またおつまみ用に焼くときはビスケット生地でなく、サクサクのパイ生地がいいです。

チーズケーキの撮影用に、やぶれていないバナナの葉っぱを探していると、畑を手伝ってくれるルイヤー族のルムレ君(26歳)が何をしている? というように畑から視線を送ってきました。
「アフリカフェお菓子の新作ができたから、写真用にきれいな葉っぱを探している」
と言うと、アフリカフェを愛飲しているルムレ君は、
「ンゴジャ キドコ(ちょっと待ってろ)」
と言ってどこかに消えました。

しばらくするとルムレ君は、どこにも虫食い痕のないりっぱなバナナの葉っぱをふさふさ抱えてやって来ました。
「わー、アサンテサーナ!」と私は大感激。
ルムレ君と一緒に机の上に葉っぱやケーキをあれこれ並べて撮影開始。

並べ終わったところで、ちょうど雨雲の切れ間からタイミング良く太陽の光がケーキに差し込み、パチリ!

太陽さん、ルムレ君、アサンテサーナ!

撮影後、ルムレ君はアフリカンチーズケーキをバクリと試食。
ルムレ君は、
「ンディーヨ、 タム サーナ!(ウーン、うまい!)」
と、ピカイチの輝く笑顔になりました。

アフリカフェフレンドの皆さんとアフリカフェに、新春の祝福がありますように!

ケニアのマライカより
***************************************************************************************************
マライカさん、お菓子レシピとお便りをありがとうございました。
新春の日の光を浴びて輝く「アフリカンチーズケーキ」、とっても美味しそうです!!
ぴかぴかのバナナの葉っぱを探してきてくれたケニアのアフリカフェフレンド、ルムレさんにも、どうぞよろしくお伝えください。

私の方は、真夏のザンジバルで、真っ青に晴れ渡った空の下、アフリカフェとともに元気にお正月を迎えました。

マライカさん、アフリカフェフレンドの皆さん、これからも手作りのオリジナルスィートで、アフリカフェ・タイムをうんと楽しみましょうね。





このコーナーでは、アフリカフェフレンドの皆様から寄せられたお菓子レシピをご紹介しています。
手作りお菓子は、出来上がった瞬間から、どれもが愛しいオリジナルスィート。皆さんも、今度お菓子を作ったら、ぜひ記念写真を撮って、レシピと一緒に送ってくださいね。アフリカフェを使ったお菓子、アフリカフェに合うお菓子・・・etc、皆様からのオリジナルレシピ(写真なしでもOK)をお待ちしています。

送り先は、→こちらです
※画像をお送りくださる場合は、アドレスをお知らせいたしますので、
その旨をメッセージ欄へお書き添えくださいませ。