アフリカフェを使ったお菓子

その5.「マンダジ」(アフリカの揚げパン)


材料(15個分)
小麦粉 500g
ココナッツミルク 300cc
ドライイースト 15g
砂糖 30g
カルダモン 5粒 (種を出して、すりつぶしておく。パウダーがあれば便利)
揚げ油
* ココナッツミルクの代わりに、ぬるま湯300ccとマーガリン大さじ2でもOK

<作り方>
1.小麦粉を砂糖とドライイースト、カルダモン、ココナッツミルクを混ぜ合わせる。初めはべとつくが、だんだん生地がまとまってくる。
2. 生地がまとまり始めたら、マーガリンを加え、さらによくこねる(ココナッツミルクを使う場合は、マーガリン不要)。
3. こね合わせたパン生地をひとまとめにして、30分休ませる。
4. パン生地を、綿棒で7mmほどの厚さに伸ばし、包丁や型抜きで、三角、菱形、丸など好きな形に抜き、その形のまま、20分ほど休ませる。
5. 中温に熱した油に、パン生地を、そっとすべらすようにして落とす(油が熱すぎると、中まで火が通らないうちに焦げてしまうので、火加減に注意)。
6. 両面がきつね色になるまで揚げ、油をよくきったら、マンダジの出来上がり!





マンダジは、三角や丸、四角の甘さ控えめな揚げパン。食事時はもちろん、小腹がすいたときに手軽に食べるおやつとして、東アフリカならどこでも見られる庶民の代表的スナックです。

庶民派のマンダジは、作り方も簡単。材料や形は、各家や地方で少々違いますが、基本的に、小麦粉とドライイースト、砂糖少々、揚げ油さえあればOK(ココナッツとカルダモンを入れるのは、ザンジバル式マンダジです)。できたて熱々はもちろん、冷めてもまた美味しいですよ。

同じ揚げパンでも、甘いドーナッツとは違って、マンダジは、ほんのりとした甘さが特徴なので、おかずと一緒に食べてもGOOD。余ったカレーを中に挟めば特製「カレーダジ(?)」、あんこを挟めば特製「アンダジ」に変身。意外なところでは、揚げ魚とマンダジの組み合わせもいけますよ。お好みに合わせていろいろお楽しみください。

油で揚げるスタンダードなマンダジのほかに、油を使わない焼きマンダジもあり、マンダジ マカブと呼ばれています。材料と作り方の1〜4までは揚げマンダジと同じ。あとは、パン生地を油で揚げる代わりに、中火のオーブンに入れて、約10分焼けば出来上がり!



タンザニアにおいて、油はまだまだ貴重品。この焼きマンダジは、油を使わないでもマンダジを作れたらという主婦の工夫から作られたそうです。揚げマンダジに比べると、仕上がりがちょっぴり固めですが、油を使わない分、さっぱりしていて、また違ったおいしさが楽しめます。

ということで、今日は東アフリカの庶民派代表スナック、マンダジの作り方をご紹介しました。

甘さ控えめのマンダジなら、多めに食べてもハクナ マタタ(No Problem)。お手製マンダジとアフリカフェで、アフリカンコーヒータイムをお楽しみください。


このコーナーでは、アフリカフェフレンドの皆様から寄せられたお菓子レシピをご紹介しています。
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その1. チョコチップクッキー(2001.5.13)
その2. コーヒーゼリー(2001.9.8)
その3. コーヒーババロア(2001.9.8)
その4. ほろ苦コンビの蒸しケーキ(2001.10.17)
その5. マンダジ (アフリカの揚げパン)(2002.6.24)