カシャタは、テンデ(干したなつめやしの実)、ハルワ(練り菓子)と並んで、ザンジバルの人々が、コーヒーに合わせて食べる代表的な甘菓子です。
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カシャタには、ココナッツ入り、ピーナッツ入り、ゴマ入り、卵入り、ミルク入りなど、数種類ありますが、今日は、ピーナッツ入りカシャタ(スワヒリ語:カシャタ ヤ ジュグ)の作り方を、ファトゥマさんから教えていただきました。
ファトゥマさんによると、カシャタ作りのポイントは3つ。
1つ目は、砂糖水にピーナッツを入れるタイミング。ファトゥマさんは、砂糖水を少量すくって、しゃもじにこすりつけたときに、すぐに乾いて、砂糖の白い跡がつくかどうかを目安にしているそうです。
2つ目は、ピーナッツを砂糖水に入れた後、鍋を火から下ろすタイミング。早いと水分が多すぎて、カシャタが柔らかくなり、ぼろぼろ崩れてしまいますし、逆に火から下ろすのが遅いと、水分が飛びすぎて、固いカシャタになってしまうので、気をつけてくださいとのことでした。
3つ目は、形。カシャタとは、スワヒリ語で、菱形という意味もあります。だから、お盆に広げたカシャタに切り込みを入れるとき、丸くしたり、三角にしてはいけないんですって。
ザンジバルでは生ピーナッツを使いますが、日本ではすでに炒ったピーナツが売られているので、それを使えば便利ですが、その際は、なるべくうす塩のものを選んでくださいね。
また、タンザニアで使われている砂糖は、サトウキビから作られた精製度の低いもので、甘さもうんと薄めだということも、お伝えしておきます。
このカシャタは、ピーナッツとしょうがの風味が微妙にマッチしていて、とってもおいしいお菓子なので、ぜひ一度作ってみてください。しかも、カシャタは長く日持ちしますから、かわいいガラスの小瓶に移し分けておけば、不意のお客様にも、ちょっとしたプレゼントにもぴったりです。
出来上がったカシャタをかじり、アフリカフェをすすれば、タンザニアの人々がこよなく愛する、アフリカンコーヒータイム。皆さんも、たまには心をゆるめ、ぜいたくに時間を使って、アフリカンコーヒータイムを楽しんでくださいね
このコーナーでは、アフリカフェフレンドの皆様から寄せられたお菓子レシピをご紹介しています。
手作りお菓子は、出来上がった瞬間から、どれもが愛しいオリジナルスィート。皆さんも、今度お菓子を作ったら、ぜひ記念写真を撮って、レシピと一緒に送ってくださいね。アフリカフェを使ったお菓子、アフリカフェに合うお菓子・・・etc、皆様からのオリジナルレシピ(写真なしでもOK)をお待ちしています。
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