ティンガティンガ
アーティスト紹介
Agnes Mwidadi Mpata
アグネス
1968年生まれ
ダルエスサラーム出身
元祖 E.S.ティンガティンガと直弟子サイモン・ジョージ・ムパタの姪。
初の女性ティンガティンガアーティスト、バラカのコースターチームのリーダー
1979年より、E.S.ティンガティンガの弟かつ直弟子であり、ナイロビでアーティスト活動していたS.G.Mpataの家で過ごす。
学校卒業後、ナイロビで就職。オフィスガールをしていて順調だったが、タンザニアに一人残っていた母セシリアに懇願され、1994年 タンザニアに戻る。
1995年からティンガティンガ村にて叔父の Salum Mussa に師事し、本格的に絵を描き始める。
キリンの腹側の毛並みと背側の毛を描き分けるなど、ティンガティンガのオールドスタイルにはなかった新しい技法も含めて、丁寧に教えられた。
「幼少から見ていた叔父 S.G.Mpata のオーソドックススタイルと、Salum Mussa のニュースタイルの両方の良さを取り入れ、自分なりの作風をめざしています」
1996年より、女性第一のティンガティンガアーティストとして国際的にも注目されるようになり、スイス、オーストラリア、中国などに招聘されている。
1996年、1998年、2002年、2007年スイスに招聘。
1996年オーストラリア招聘。
2003年中国招聘。
2004年には、タンザニアの女性アーティストグループの一人に選ばれ、南アフリカで開かれた女性アーティスト会議に参加。
家庭には夫と3人息子がある。
<初の女性ティンガティンガアーティストとして>
「自分が描き始めたことで、女性の後進が少しずつ増えてきているのがうれしいです。
女性は、即生活の足しになる小さなグッズ作りに走りがちですが、やはりアーティストは、キャンパスに絵を描けてこそ価値が決まるものだと思うので、女性アーティストたちにも、小さなグッズと並行して、絵を描き、実力をつけていくようアドバイスしています。
これからは、他の女性アーティストも、国際舞台に立って、タンザニアのティンガティンガアートをアピールしていってほしいです」