ティンガティンガ

アーティスト紹介​

Hassan Thabiti Mchisa

ムチサ

1972年2月22日生まれ
Nakapanya出身
1993年、画家を目指してティンガティンガ村で活動を始める。

1997年から、George Lilanga の描いたシャターニ(悪魔、精霊)を、自分のテーマに描き始める。

弟子入りと共に、シャターニをテーマに描かせてほしいとジョージ・リランガに願い出るが、自分の息子達だけにシャターニを継承したかったリランガに断られる。
結局三度リランガの家に通い、三度目にしてリランガの許しを得る。
リランガの息子以外に、リランガのシャターニを継承することを認められた唯一の画家。

「リランガさんから三度目に許しをいただいたときは、本当にうれしかったです。
そのとき、自分の道が拓いたと感じました。
なぜなら、リランガさんの描いたシャターニ達は、前々から私の心にいつも語りかけてきていて、ずっとそれらをキャンパスで表現したかったからです。
私の絵の中には、リランガさんと私自身の心のシャターニたちが登場しています」
と語るムチサのシャターニは、変幻自在。明るく楽しく、泣いたり笑ったり、酔っぱらったりと、人間臭い。


2009年3月18日 37歳で急逝