今日は、野球の話題です。
9月1&2日に開催した、「ザンジバル教育無償記念*野球&ソフトボール選手権大会」ZANZIBAR ELIMU BILA YA MALIPO~ BASEBALL & SOFTBALL CHAMPIONSHIP2018
の様子をお伝えします。
*********
【ザンジバルで教育無償制度】
ザンジバルで教育無償の始まりは、1964年にさかのぼるそうですが、様々な事情で、その制度が崩れ、80年代、90年代には、学校ごとに任せていくようになっていたそうです。その教育無償をもとに戻そうと2年前から小学校、今年からは中高(セカンダリースクール)も無償に戻ったそうです。その無償教育記念式典が、9月23日におこなわれるにあたって、いろいろなスポーツ大会がザンジバル内で開催されている一環で、今野球大会も、ザンジバル教育省の元で開かれました。
(この制度やスポーツ大会は、タンザニア本土とは別だそうです)
******
2日間に渡る熱戦の末、
野球は、町のベテランチーム、M/クウェレクエ・ユーススターズ
***********
ソフトボールは、田舎からやってきた、元気者揃いのディジャニスターズが優勝しました!
**********
表彰式
スピーチの後は、おまちかねの、メダルと参加賞の授与式。
メダルは、ザンジバルタンザニア野球サポーターズクラブさんから、参加賞のTシャツとボールペンは、ザンジバルスポーツ教育振興会と日本の有志の方々からご協力いただきました。
***********
【日本人コーチのいない体制に】
ザンジバルで2年間野球&ソフトボールの指導をしてくださった、ザンジバルナショナルコーチ島田さんと、サブコーチ平野さんは、海外青年協力隊の任期を終えて帰国されますので、今大会が最後となりました。
お二人とも、それぞれのお仕事(体育隊員、理学療法士隊員)とは別に、文字通りのボランティアで野球の指導をしてくださったことに、心より感謝しています。
左から 島田ナショナルコーチ ザンジバル野球連盟名誉会長島岡強 平野サブコーチ
教育省スポーツ局長ハッサン氏より、島田、平野両コーチの2年間の指導に感謝をこめて、金メダルが授与されました。
これからは、日本人コーチのいない体制になりますが、今まで教えていただいたことを、ベテラン選手たちが後輩たちに教え、精神的なことも伝えていってほしいです。
*********
ザンジバル無償教育制度が整うことで、親御さんへの負担が減って、子どもたちが安心して学校に通えるようになるとともに、野球やソフトボールも、楽しみながら続けていけますように!
ザンジバルはこれからぐっと暑くなるけれど、
がんばれ、野球ボーイズ&ソフトボールガールズ!
しまおか ゆみこ
番外編
その後、ザンジバル教育省の提案で、9月20日に、女子ソフトボールのエキジビションマッチをおこないました。
当日は、スポーツ省大臣と、スポーツ教育局長が来てくださり、1回裏まで見守ってくださったそうです。
私たちが行ったときには、すでに試合の後半でしたが、たくさんの子どもたちが応援に来ていてもりあがっていました。
ゲームは、またしても、ディジャニ・スターズが勝利をおさめました。
初めてみたソフトボールに、関心を持つ子が増えるといいなと思います。
そして、野球やソフトボールが、ザンジバルの人々にとって
「見たことも聞いたこともないスポーツ」から、
「聞いたことがある」→「見たことがある」→「やったことがある」のスポーツになっていくといいなと思います。