料理レシピ・スイーツ・ドリンク

タンザニア料理

タンザニア料理のレシピ

ピラウ
カチュンバリ

3.魚のスープ  漁師の料理

タコのスープ

タコのシチュー  ココナッツ風味

マンダジ (アフリカの揚げパン)

カシャタ (タンザニアのお菓子)

プロ直伝、生チョコレシピ

ピラウ

材料>
米5合、肉0.5kg、ジャガイモ0.5kg、玉ねぎ0.5kg
にんにく、油、塩
香辛料・・・粒こしょう、シナモン、クミン、カルダモンなど。
作り方>

1.米は洗って、ざるに移しておく

2.肉はぶつ切りにして、先に水から煮て、柔らかくしておく。(肉が固そうなときは、しょうがを入れて煮ておく)

3.フライパンに油を多めに入れて、玉ねぎとにんにくが色づくまでいためる。

4.ジャガイモ、柔らかくなった肉もたっぷりの油でいためる。

5.2.で肉を煮たスープと水に、いためた肉、野菜を入れて、香辛料と塩も入れる。

6.スープが煮立ち、ジャガイモが煮えるのを確認したら、米を入れる。

7.時々しゃもじで米をかき混ぜながら、様子を見る。

 ☆このときに、米をこねないこと。

8.米のシンがほとんどなくなったら、、火からおろす。

9.なべにふたの上に炭をおいて、蒸らす。 

 ☆炭を使わない場合は、オーブンに入れてもOK。
 ☆炊飯器で炊く場合は、5の中に米を入れてスイッチを入れる。

カチュンバリ

<材料>
玉ねぎ・・・2個
トマト・・・1個
生唐辛子半分

<作り方>
1.玉ねぎのスライスに、塩たっぷり、お水少々ふって、がしがしもむ。
2.もみ終わって、水で洗って、絞った玉ねぎに、トマト、生とうがらし、ライムの絞り汁をかけ、塩味を整えて、出来上がり。

出来上がったピラウをお皿に盛って、カチュンバリをたっぷりかけて、右手か、スプーンで食べる!

☆ピラウは、ビリヤニと並ぶご馳走です。冠婚葬祭でもピラウは欠かせません。我が家でも、ラマダーン明けなどのお祝い日には、必ず、米2kg、肉2kg、ジャガイモ2kg、玉ねぎ2kg分のピラウを作ります。今回は、米5合のレシピにしてみました。

☆お米はタイ米などの、ぱさぱさ系の米を使うことと、クミンを思い切りたくさん入れることをおすすめします。(→ピラウの香りは、クミンで決まる!と私はひそかに思っています)

☆ザンジバルの主婦は、熱湯から米を入れて炊きますが、電気炊飯器で炊く場合は、炊き込みご飯を炊くのと同じ要領ですが、ピラウの場合は、日本の常識からはみ出すほど、油多めで作るのがコツです。

☆カチュンバリの玉ねぎスライスは、スライスマシーンを使った超薄切りよりも、包丁で2~3ミリ程の厚みのあるスライスの方がおいしいと思います。

☆日本の白い玉ねぎは、水っぽいような気がしますので、紫色の玉ねぎを使ってみるのも一考かもしれません。

☆ このレシピでは、牛肉を使っていますが、鶏肉のピラウは、牛肉ピラウよりもご馳走です。(タンザニアでは、鶏肉が一番高いので)

☆写真のピラウは、結婚式で出されたご馳走です。大きなお盆に山盛りよそって、4~5人で一緒に食べます。

☆この結婚式で振舞われたピラウのレシピを聞いたら、お米50kg、肉が何十kgと始まったので、聞くのをやめました。

☆写真のピラウを食べた後、アフリカフェにしょうがを入れたコーヒーが振舞われました。結婚式ではピラウと並んで、コーヒーも欠かせません。アフリカフェは、結婚式でも大活躍しています。

魚のスープ~漁師の料理

<材料>
新鮮なサバかアジ
玉ねぎ1個、トマト 1個、ライム、またはレモン 塩

<作り方>
1.新鮮なサバかアジを、よく洗って鍋に入れる。
2.玉ねぎの千切り、にんにく少々、トマトのスライス、塩を魚の上に乗せ、水を入れて煮る。
3.魚のだしが出たら、最後にライムをたっぷり搾って、塩加減を調整して、できあがり!

☆これは、ザンジバルの漁師が、漁のあき時間に船の上で作る「漁師の料理」。簡単&さっぱりしておいしいスープです。

スパイシーに仕上げたいときは、ザンジバルミックススパイスを一振りすると、クミン、カルダモン、クローブが、ピリッと味を引き立ててくれます。

タコのスープ

<材料>
新鮮なタコ・・・ 半分
塩 玉ねぎ・・・ 半分  トマト・・・2個 にんにく・・・1かけら
青マンゴー、または、ライムかレモン

<作り方>
1.タコをぶつ切りにして、柔らかくなるまで煮る。
2.タコが柔らかくなったら、水を足して、塩、スライスしたトマト、玉ねぎ、にんにく、青マンゴーを入れてさらに煮る。
3.トマト、玉ねぎなどが柔らかくなったら、塩味を整えて、出来上がり。
☆青マンゴーの代わりに、ライムかレモンを使う場合は、トマト、玉ねぎなどが柔らかくなったところで、ライムかレモンの絞り汁を入れて、塩味を整えて、出来上がり。

☆タコのスープは、玉ねぎ、トマトを入れなくてもOK。こしょうをきかせたり、コリアンダーをたっぷりふりかけて味わうのも美味ですよ。

スパイシーに仕上げたいときは、ザンジバルミックススパイスを一振りすると、クミン、カルダモン、クローブが、ピリッと味を引き立ててくれます。

タコのシチュー、ココナッツ風味

<材料>
干しタコ・・・半分
塩、玉ねぎ・・・半分 トマト・・・1個 にんにく・・・1かけら
ココナッツミルク・・・ 300cc
青マンゴー、または、ライムかレモン

<作り方>
1.干しタコを、水で半日戻す。
2.水で戻したタコを、なべに入れて水から煮る。
3.タコが柔らかくなったら、ココナッツミルク、塩、スライスしたトマト、玉ねぎ、にんにく、青マンゴーを入れてさらに煮る。
4.ココナッツミルクがどろっとしてきて、トマト、玉ねぎなどが柔らかくなったら、塩味を整えて、出来上がり。

☆青マンゴーの代わりに、ライムかレモンを使う場合は、トマト、玉ねぎなどが柔らかくなったところで、ライムかレモンの絞り汁を入れて、塩味を整えて、出来上がり。

☆シチュー用のタコは、もちろん生のタコでもOKです。

☆干しダコには、初めから塩味がついているので、塩を足すときは、必ず味見をしてからにしてください。

☆干しダコのシチューには、ウガリをあわせて食べる場合が多いです。(もちろん、ご飯やパンにも合います)

☆干しダコのシチューを作る際、ザンジバルでは、このレシピに、風味&色付けのため、黄色いターメリックの粉を、スプーン半分ほど入れますが、特になくてもいいので、書きませんでした。

☆タコのスープ、シチューどちらも、酸味を出すために青マンゴーを使います。日本で作る際は、青マンゴーの代用として、ライムやレモンを使ってください。

スパイシーに仕上げたいときは、ザンジバルミックススパイスを一振りすると、クミン、カルダモン、クローブが、ピリッと味を引き立ててくれます。

☆ザンジバルでは、タコは、男性にとってはスタミナのつく強壮剤、女性にとっては、栄養をつけ、お乳の出をよくするための食べ物として人気があります。栄養満点のタコスープで、元気にお過ごし下さい!

マンダジ(アフリカの揚げパン)​

材料(15個分)
小麦粉 500g
ココナッツミルク 300cc
ドライイースト 15g
砂糖 30g
カルダモン 5粒 (種を出して、すりつぶしておく。パウダーがあれば便利)
揚げ油
* ココナッツミルクの代わりに、ぬるま湯300ccとマーガリン大さじ2でもOK

<作り方>
1.小麦粉を砂糖とドライイースト、カルダモン、ココナッツミルクを混ぜ合わせる。初めはべとつくが、だんだん生地がまとまってくる。
2. 生地がまとまり始めたら、マーガリンを加え、さらによくこねる(ココナッツミルクを使う場合は、マーガリン不要)。
3. こね合わせたパン生地をひとまとめにして、30分休ませる。
4. パン生地を、綿棒で7mmほどの厚さに伸ばし、包丁や型抜きで、三角、菱形、丸など好きな形に抜き、その形のまま、20分ほど休ませる。
5. 中温に熱した油に、パン生地を、そっとすべらすようにして落とす(油が熱すぎると、中まで火が通らないうちに焦げてしまうので、火加減に注意)。
6. 両面がきつね色になるまで揚げ、油をよくきったら、マンダジの出来上がり!

マンダジは、三角や丸、四角の甘さ控えめな揚げパン。食事時はもちろん、小腹がすいたときに手軽に食べるおやつとして、東アフリカならどこでも見られる庶民の代表的スナックです。

庶民派のマンダジは、作り方も簡単。材料や形は、各家や地方で少々違いますが、基本的に、小麦粉とドライイースト、砂糖少々、揚げ油さえあればOK(ココナッツとカルダモンを入れるのは、ザンジバル式マンダジです)。できたて熱々はもちろん、冷めてもまた美味しいですよ。

同じ揚げパンでも、甘いドーナッツとは違って、マンダジは、ほんのりとした甘さが特徴なので、おかずと一緒に食べてもGOOD。余ったカレーを中に挟めば特製「カレーダジ(?)」、あんこを挟めば特製「アンダジ」に変身。意外なところでは、揚げ魚とマンダジの組み合わせもいけますよ。お好みに合わせていろいろお楽しみください。

油で揚げるスタンダードなマンダジのほかに、油を使わない焼きマンダジもあり、マンダジ マカブと呼ばれています。材料と作り方の1~4までは揚げマンダジと同じ。あとは、パン生地を油で揚げる代わりに、中火のオーブンに入れて、約10分焼けば出来上がり!

タンザニアにおいて、油はまだまだ貴重品。この焼きマンダジは、油を使わないでもマンダジを作れたらという主婦の工夫から作られたそうです。揚げマンダジに比べると、仕上がりがちょっぴり固めですが、油を使わない分、さっぱりしていて、また違ったおいしさが楽しめます。

ということで、今日は東アフリカの庶民派代表スナック、マンダジの作り方をご紹介しました。

甘さ控えめのマンダジなら、多めに食べてもハクナ マタタ(No Problem)。お手製マンダジとアフリカフェで、アフリカンコーヒータイムをお楽しみください。

カシャタ (タンザニアのお菓子)​

材料
生ピーナッツ 500g
砂糖 250g
水  250cc
しょうが 50g
油 少々
*鍋1、バットまたはお盆1(直径30センチ)

<作り方>
1. 生ピーナッツをフライパンで炒り、熱いうちに皮を剥く。
2. 1.のピーナッツをブレンダーで粉状にする。
3. 鍋に、水、砂糖、すりおろしたしょうがを入れ、火にかけ、時々かき混ぜながら、煮詰める。
4. 初めさらさらしていた砂糖水がもったりしてきたら、一旦鍋を火から下ろし、ピーナッツを入れ、かき混ぜる。
5. ビーナッツを入れた鍋を弱火にかけ、よくかき混ぜる。この際、底がこげつかないよう、たえずしゃもじでかきまぜる。
6. 生地をしゃもじですくい、ぽたっぽたっと落ちる程度になったら、鍋を火から下ろし、油をうすく塗ったバットか盆の上に流し入れる。
7. しゃもじにうすく油を塗り、6の生地を上から軽く叩き、中の空気を抜く。
8. ナイフで、切り込みを入れ、10分ほどそのままにしておく。
9. 型から取り出し、切り込みにそって、手で折り分ける。

これで、カシャタの出来上がり。

カシャタは、テンデ(干したなつめやしの実)、ハルワ(練り菓子)と並んで、ザンジバルの人々が、コーヒーに合わせて食べる代表的な甘菓子です。

カシャタには、ココナッツ入り、ピーナッツ入り、ゴマ入り、卵入り、ミルク入りなど、数種類ありますが、今日は、ピーナッツ入りカシャタ(スワヒリ語:カシャタ ヤ ジュグ)の作り方を、ファトゥマさんから教えていただきました。

ファトゥマさんによると、カシャタ作りのポイントは3つ。

1つ目は、砂糖水にピーナッツを入れるタイミング。ファトゥマさんは、砂糖水を少量すくって、しゃもじにこすりつけたときに、すぐに乾いて、砂糖の白い跡がつくかどうかを目安にしているそうです。

2つ目は、ピーナッツを砂糖水に入れた後、鍋を火から下ろすタイミング。早いと水分が多すぎて、カシャタが柔らかくなり、ぼろぼろ崩れてしまいますし、逆に火から下ろすのが遅いと、水分が飛びすぎて、固いカシャタになってしまうので、気をつけてくださいとのことでした。

3つ目は、形。カシャタとは、スワヒリ語で、菱形という意味もあります。だから、お盆に広げたカシャタに切り込みを入れるとき、丸くしたり、三角にしてはいけないんですって。

ザンジバルでは生ピーナッツを使いますが、日本ではすでに炒ったピーナツが売られているので、それを使えば便利ですが、その際は、なるべくうす塩のものを選んでくださいね。
また、タンザニアで使われている砂糖は、サトウキビから作られた精製度の低いもので、甘さもうんと薄めだということも、お伝えしておきます。

このカシャタは、ピーナッツとしょうがの風味が微妙にマッチしていて、とってもおいしいお菓子なので、ぜひ一度作ってみてください。しかも、カシャタは長く日持ちしますから、かわいいガラスの小瓶に移し分けておけば、不意のお客様にも、ちょっとしたプレゼントにもぴったりです。

出来上がったカシャタをかじり、アフリカフェをすすれば、タンザニアの人々がこよなく愛する、アフリカンコーヒータイム。皆さんも、たまには心をゆるめ、ぜいたくに時間を使って、アフリカンコーヒータイムを楽しんでくださいね

皆様からのオリジナルレシピをお待ちしています!

このコーナーでは、アフリカフェフレンドの皆様から寄せられたお菓子レシピをご紹介しています。
手作りお菓子は、出来上がった瞬間から、どれもが愛しいオリジナルスィート。皆さんも、今度お菓子を作ったら、ぜひ記念写真を撮って、レシピと一緒に送ってくださいね。
アフリカフェを使ったお菓子、アフリカフェに合うお菓子・・・etc、皆様からのオリジナルレシピ(写真なしでもOK)をお待ちしています。

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