横浜(ギャルリーパリ)でのバラカ主催ティンガティンガ原画展をスタートしており、今年も新しい出会いと嬉しい再会で展開する中、タンザニアから悲しいお知らせが届いてしまいました。
ひとなつっこい笑顔とすばらしい色彩のひょうや、テキスタイルなど、独自の画風で大人気だった、ズベリさんが 4月27日に亡くなったそうです。葬儀 埋葬がおこなわれたそうです。享年53歳でした。
亡くなった当日、日本時間でいうと日付が変わるぐらいの夜遅く、(タンザニア時間で夕方)、ティンガティンガ・アーティストたちから立て続けに、ズベリさんの訃報が入り、呆然としてしまいました。


ズベリさんは、バラカの招へいアーティストとして3回日本に来ており、最後の来日は、去年2025年の1月~3月でしたので、覚えてくださっている方々多いかと思います。


奇しくも、横浜展の正面壁には、ズベリの代表作ピンクのひょうと、エメラルドグリーンのひょうを飾っていて、訃報が入った日以来、素晴らしい色彩で独自の作品を描いてくれたズベリさんを思い出しながらながめてます。


今年のバラカの展示会テーマが、『しあわせを呼ぶ鳥シェルレ』 ということで、シェルレの鳴きまねをして楽しませてくれた日の動画がのこっていました。 こんなに元気にしていたのに・・・。
この動画は1月の終わり。2月後半ぐらいから調子が悪くなって病院に行ったら、結核と診断されたそうで、それから約1か月アート活動を休止して、自宅で結核治療をして、アート活動以外は普通に生活していました。その後、浮腫みなどが出て調子が悪くなったので、大きな病院に行ったら、検査結果は結核ではなかったと言われて、別の治療をしたら調子がよくなったと聞いていました。それが、私たちが日本に向かう4月上旬のことでした。
てっきりそこから快方に向かっていると思っていたので、このたびの訃報、もしタンザニアの医療事情がもっとよかったら・・・と思えてしまい、本当に残念です。
とはいえ、私たち日本人は、このような最期にいたる死因を聞き、悼み、遺された者同士でなぐさめあいますが、タンザニアの人たちは、死因を遺族に聞く習慣はあまりなく、「神様の思し召し」「神に決められた、死ぬ日が来たから」という答えが返ってくることが多いです。
それは、日本人的にはあっさりしていると感じてしまうかもしれませんが、死も生も、人間のつかさどることではないこと という根本の考えがあるからなのかもしれません。
信じられないけど、悲しいけど、ズベリさんが亡くなったのは事実で、変えられないこと・・・。
どうぞ皆様も、ズベリさんの安らかな旅立ちをお祈りください。
そして、ズベリさんというすばらしいティンガティンガ・アーティストがいたということを、覚えていてくださったら嬉しいです。
ズベリさん、長い間、ありがとうございました。いつも、シャツ一枚で汗を流しながら絵を描いていた姿、あなたの笑顔、誰にでもジャンボ!と話しかけていた明るい声、そして、すばらしい作品の数々、忘れません!
島岡由美子