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ティンガティンガ展2021@横浜・名古屋と、機内の楽しみ 映画「42」「星屑の町」のこと

4月も後半ですが、皆様、いかがおすごしでしょうか。
私たちバラカタンザニアは、ティンガティンガ展2021@横浜・名古屋 開催のため、日本入りしています。

日本は、4月に入って、各地で出されたまん防重点措置だけではコロナ感染がおさまらず、関西、東京には緊急事態宣言が出てしまいましたね。
このような中ではありますが、バラカのティンガティンガ展2021春@横浜・名古屋は、感染予防対策をしながら、開催いたします。

【第12回横浜展@ギャルリーパリ 日本大通 】
▼日程:4/29(木祝)~5/9(日) 11:00~19:00 (最終日17:00まで)

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【第14回 名古屋展@妙香園画廊6F 栄の大津通】
▼日程:5/21(金)~5/30(日)
月~木 10:00~17:00 金土日 10:00~18:00 (最終日16:00まで)

日時、本展見どころ、現地での制作風景、会場地図などは、こちら
展示会チラシと日時お知らせは、こちら
☆タンザニア人画家の来日は叶いませんでしたが、私たち島岡は日本に来ることができましたので、会場で、バラカジャパンと一緒に、皆様をお迎えします。

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機内での楽しみ

ところで私は、長い飛行機移動の際は、上空からの景色もいいのですが、それよりも、映画を観るのが楽しみです。

今回の移動中に観た映画でよかったのは、「42」

第二次世界大戦が終わって、まだ間もない1946~1947年、まだ人種隔離政策がごくごくあたりまえにおこなわれていた時代のアメリカが舞台で、差別撤廃の機運がもりあがった公民権運動(1960年代)が高まる以前のことです。

主人公は、史上初の黒人メジャーリーガーとなったジャッキーロビンソン。

当時、400人のメジャーリーガー選手のうち、アフリカ系アメリカ人はたったジャッキー、ただ一人という中で、罵倒、脅し、故意の死球や、スパイクで傷つけられるなんていうのは序の口の、ひどい人種差別を受けながらも我慢に我慢を重ね、野球の実力で周りを動かしていった姿が描かれています。


もちろん、こうしたジャッキーの姿に感動しましたが、
「自分が愛する野球でも人種差別を撤廃していくべき」
という考えのもと、周りからの大反対の元、ニグロリーグにいたジャッキーをメジャーリーガーに抜擢し、自身も中傷や脅し、嫌がらせをうけながらも支え続けたブルックリン・ドジャーズのGM、ブランチ・リッキーの意志の強さにも感動しました。

元々、この人の決断なくして、ジャッキー・ロビンソンがメジャーリーガーにはなれなかったわけですから。
リッキーの原動力になったのは、大学時代に一緒に野球をしたアフリカ系の選手が、差別に耐えられずに野球をあきらめてしまったとき、自分は無力だったという思いでした。
ドジャースのGMという地位を得た今なら、人種差別の制度をなくしていくためになにがしかができるという思いでジャッキーを抜擢したことを告白するシーンは胸を打たれました。
若いころにできなかったことでも、志をもちながら年を重ね、実力をつけていけばできる時がくるといくんだなと思わせてもらえて、年を重ねていくことはけして無駄ではないと、励まされる思いがしました。
リッキー役を演じたのは、ハリソン・フォード、さすがの名演でした。

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同じくジャッキーを陰で支えた新聞記者の存在感も大きかったです。
彼も人種差別のため記者席に入ることはできず、三塁の観客席に座って、タイプライターを膝に置いて観戦しながら記事を書いていた(打っていた)姿が印象的でした。
この人も実在の人で、アフリカ系アメリカ人で、初めてライター賞を受賞したそうです。

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ある年のタンザニア野球大会(コーシエン)で、小山克仁さん(当時、国際審判員 現在は、アジア野球審判委員長)が中心となって、背中に「42」と染めぬかれたTシャツをたくさん日本から持ってきて、参加選手全員にプレゼントしてくださったことがありました。

そのとき、小山さんからの説明を、スワヒリ語で子供たちに伝えたのですが、今になると、私がそのときにこの映画を見ていたら、時代背景や人種隔離政策のあった時代のイメージがもっと湧いて、42の価値を、もっとしっかり子供たちに伝えられたのにな、理解不足で申し訳なかったなという気持ちになりました。
・・・とはいえ、今からでも遅くないですよね。
背番号42の意味と価値を、ザンジバルに帰ったら、折に触れて子供たちに伝えていきたいと思わせてくれる映画でした。

☆原タイトルは 「42」ですが、日本語タイトルは、「42~世界を変えた男」 になっているようです。

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邦画では、「星屑の町」がとってもよかったです。

売れないロマン演歌グループ「山田修とハローナイツ」の話 
ボーカル役が太平サブローで、サブローさんってこんなに歌がうまかったんだとびっくり。
「内山田洋とクールファイブ」の曲をはじめ、昭和に流行った歌を歌うサブローさんの声が心地よくて、しかも、その姿が、友人のHさんとだぶってしまって、あれ、Hさんがサブローさんに似ているのか、サブローさんがHさんにそっくりなのかなんて思いながら、何度も巻き戻してみてしまいました。
☆ちなみに、このHさんも、抜群に歌がお上手なんです。

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ハローナイツと一緒に巡業している歌手役の戸田恵子さんの歌声も、東北訛りがかわいい、のんちゃんの歌もよかったな~。
そして、「ワワワワ~♪」とコーラスを担当しているハローナイツの面々も個性派ぞろいで笑わせてくれました!
ストーリーの中には笑いだけではなく、ほろりとする場面ありで、 昭和のよき時代を思い出させてくれます。

「いや~、映画って、本当にいいですね」

☆私は平成時代をまったく日本で過ごしていないので、平成のことはよくわからないのですが、 ひょっとして、これも、昭和のセリフになっちゃったのかな?
なにはともあれ、映画「42」、「星屑の町」がとてもよかったので、お伝えしたくなりました。

                    島岡由美子