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ザンジバル1決定戦2021~久々の無差別級柔道大会と、団体戦2021

ザンジバルでは、9月11日、久々に、無差別級柔道大会と、団体戦をおこないました。
ペンバ島からも2チームがやってきて、ザンジバル1決定戦&団体戦、共にもりあがりました。ザンジバルは、ウングジャ本島とペンバ島の2島から成り立つ島国。

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ザンジバル一決定戦~無差別級大会
普段の体重別大会では当たらない、別階級の選手たちが戦っていくので、体重差、体格差はあれど、柔道の精神の1つである「柔能剛制す=柔能く剛を制す」を体現する大会として、久々に無差別級大会が開かれたわけですが、決勝には、普段は90㎏級のハミシィと、66㎏級のアブドルラッビルが対戦することになり、アブドルラッビルが技ありを先にとってそのまま逃げ切るかと思った、試合終了間際にハミシィの「谷落とし」が決まって一本! 
ハミシィが、最後の最後に粘りの逆転勝ちを収め、最高のフィナーレとなりました。

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3位には、60㎏級の若武者アリ・ジュマ・ムワリムと、73㎏級のワリッド・イッサが、唯一ペンバ島にメダルを持ち帰ることができました。
日本でも、無差別級大会が毎年開催されていますが、ザンジバルでも久々に体重さを超えたザンジバル一決定戦ということで、もりあがりました。

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Aブロックを沸かせた双子対決
32人のトーナメントをおこないましたが、Aブロックでは、アリジュマと、ハリッドジュマによる双子対決もあり、これもまたもりあがりました。

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それにしてもそっくりな二人、主審が混乱して、副審に聞く場面もあったほどそっくりな二人です。

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まだ小さくてひょろひょろだったジュニア時代を経て、現在は、2人ともナショナルチームに選ばれ、東アフリカ大会デビューも果たし、アリジュマの方は銀メダルも奪取。
今では、ザンジバルチームの主軸の一人になろうとしています。
これからも、そっくりな顔で、二人そろって活躍し、ザンジバルチームを担っていってほしいと願っています。

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子どもたちのあこがれ、ハミシィ
ハミシィは、ふだんから、真面目に練習に来て、ヤングスターズ(ジュニア)や、若手選手たちの面倒もよくみているので、大会終了後、優勝したハミシィに、子どもたちと、銅メダルの若手アリジュマがかけよって、ハミシィを囲んでいるのも、ほほえましかったです。
子どもたちも、いつか自分もザンジバル一になりたい!って感じていたでしょうね。

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団体戦は、ザンジバル武道館チームの勝利!
団体戦は、2年前のペンバ島のケンゲジャ道場開きの時以来でしたが、こちらも、もりあがりました!

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優勝したザンジバル武道館チーム、

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団体戦を制して、「キボコヤオ(一番だぜ!)」

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開会式 & 閉会式
オープニングセレモニーは、セレマニ・パンドゥ氏(ザンジバル ナショナルスポーツ カウンシル書記長)による開会宣言。

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閉会式では、島岡名誉会長と、

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アブダラ氏(ザンジバル ナショナルスポーツ カウンシル代表)によるスピーチでしめくくり、

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恒例の集合写真で、大会終了。

「日本からのゲストは、人生初の柔道大会観戦!」
恒例の参加賞などは、日本でザンジバルスポーツ教育振興会の皆様が集めてくださったグッズの中から用意しました。

久々に日本からのゲスト(高橋はるかさんと、三浦陽介さん)、をお迎えしていたので、振興会の方ではないのですが、日本のグッズを手渡していただきました。

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お二人とも、日本人ながら、初めて間近で観たのが、このザンジバルの柔道大会だったということでしたが、
「迫力がありました!」
「「柔道」のよさを再認識しました」
「体重差をものともせずに戦う選手の皆さんの姿もそうですが、きびきび大会を運営する柔道家のみなさんの姿にも感動し、島岡さんが育ててきたザンジバル柔道の歴史を感じました」

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ザンジバル名物、スパイスたっぷり「ピラウ」
あとは、柔道大会では、選手たちの楽しみにもなっている、出張料理人によるザンジバル名物ピラウ(スパイスたっぷり!)のランチも、美味しかったそうでよかったです。

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茶帯 三兄弟の誕生
大会翌日には、初級、初段審査をおこない、

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双子のお兄ちゃんのイッサーが、3度目のトライで初級(茶帯)に合格。(試合の部と共に、受け身の方も合格)

実は、このイッサーは、双子の兄で、3人一緒に入門してきたときは、一番大きかったのですが、その後、双子の弟たちに背も柔道の方も抜かれて、お兄ちゃんだけ白帯のままだったのですが、ほんとうによくがんばって、試合に勝ち、受け身の私見にも合格して、茶帯をGET。
弟二人とそろって茶帯三兄弟となりました。

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揃って茶帯を締めた三兄弟

イッサーは、双子の弟たちに抜かされていく過程で、柔道をやめてしまうかと思ったのですが、よくがんばっていて、腐らずにこつこつ練習を続けていました。
兄弟姉妹でそろって活躍するのって、どの世界でもとても大変なことだと思いますが、ぜひこの三兄弟にもがんばってほしいです。
茶帯をまいたイッサーも、双子の弟たちも、本当にうれしそうでした。

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ジュニア時代の三兄弟、双子と、イッサーが、どこにいるか、わかりますか?
みんな、まだぽわんとした顔してますね。

一方、初段審査の試合の部は、ムワメディとアリジュマが合格。
あとは、形の試験に合格すれば、この二人は晴れて黒帯を締めることになります。

無差別級大会、団体戦、そして翌日の昇段昇級審査も見学した三浦さんは、
「アフリカの人たちが、長年培ってきた柔道の技を駆使して繰り広げる柔道大会に、とても興奮しました!
大会もそうなのですが、茶帯審査では、一人で8試合も試合をおこなって結果を出さなくてはいけないという厳しい条件を、イッサー選手が細い体でがんばっている姿に感動しました。しかも、そのあと、受け身の試験もあり、どの場面でも、先輩たちが、若手選手を指導している姿がとてもよかったです。

最初の頃は、このような試合をおこなうときも、何もかも島岡名誉会長一人が奔走しておこなっていたと聞いていますが、今は、お弟子さんたちが運営面もしきれるようになっている姿を見て、柔道がザンジバルの地に根付いていることが実感としてわかりました。

柔道は、アフリカの人たちにとって、お金を得る仕事やビジネスではないですが、困難に負けずに我慢強く生きるという人生そのものを教えているようなものですね。
そういう面でも、興奮と感動の2日間でした」

と感想を教えてくださいました。

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日本では、この夏、オリンピック、パラリンピック東京大会が開催されましたね。
そういった華々しさはありませんが、久々のザンジバル無差別級大会でも、団体戦でも、そして、茶帯(初級)審査にも、たくさんのドラマがありました。

次は、全員、毎年12月に開催されるザンジバル武道館杯をめざしてがんばってほしいです。

                            島岡由美子

☆タンザニア便りと並行して綴っている、アフリカの花便りのほうは、次で100花目になります。
やっと、100番目の花をどれにするか、決めました。
9月15日にアップしますので、お楽しみに!