Habari yako!
タンザニアのホストタウンである山形県長井市。
「タンザニア」のご縁でバラカは、同市様との交流を続けさせて頂いております。
2020/12/3 長井市立豊田小学校にて5年生を対象に、ティンガティンガ・ワークショップを行いました。
来日アーティスト・ズベリ氏と、バラカ新本が講師を務めました。
昨年のワークショップ実施時、隣の教室だった皆さんと一緒に活動しました。
「やっと私たちが描ける番だ!」と期待&気合十分。
ワークショップ前にはタンザニアの生活・文化、調べ学習をされていたようで、
きれいに飾り付けられた黒板と、タンザニア・日本国旗の旗でお迎えしてくれました。
※ティンガティンガはタンザニアの伝統絵画。
元は1人の現地男性が独学で始めたもので、原色6色のペンキを使って、動物や日常風景など、アフリカの世界観を表現します。
背景色を塗った後に動物の体を描き、最後に輪郭を描きます。
日本の塗り絵とは真逆の描かれ方をするため、のびやかな作品多いのが特徴です。
今回児童の皆さんには、アクリル絵具を使って、
動物の体の色、柄模様、本来の絵画同様に自由に描いてもらいました。
サラリとお手本を見せるズベリ先生
ひとたび筆を取ると「おぉ~!」と声が上がりました。
1時間をフルに使って、ほぼ全員が完成させてくれました。
すみずみの植物まで明るいティンガティンガ!
動物にどんな模様を入れるか、アイデアを出し合います。
昨今の感染症事情により、班学習や思いっきり動くことはできない中ではありましたが、
プロの画家さんに教えてもらえることにドキドキしながらも楽しみながら
時には仲間と談笑しながら、自分の作品に向き合い、ティンガティンガならではの「自由さ」を表現してくれました。
一人でも多くの皆さんの心に響く時間となれば嬉しいです。
ワークショップ時の様子をご掲載・放送頂きました。
・12/4 河北新報朝刊
・12/5 山形新聞朝刊
・長井市 ながいチャンネル
https://m.youtube.com/watch?v=3as3CqXGr_c&feature=youtu.be
長井市内の観光へ連れていって頂きました。
長沼孝三彫塑館と、きものや丸大屋敷、長井ダムを訪問。
昨年のルーカス氏同様ズベリ氏も、日本の芸術作品に触れることを非常に喜んでいました。
書の前でキメるズベリ氏。かっこいいです。
『水と緑と花のまち長井市』へ水を運ぶ 長井ダム
12/21 1時間のZOOM交流を行いました。
児童のみなさんは、以前のワークショップで丁寧に完成させてくれた作品を披露してくれました。
ズベリ氏への質問コーナーでは
①ティンガティンガについて
②タンザニアについて
③日本での経験について
の3テーマに分かれて、計15問以上の質問を英語でしてくれました。中にはスワヒリ語で質問をしてくれた児童も!
最後には間もなく日本を発つズベリ氏を気遣うメッセージを送ってくれました。
終始「Oh アサンテサーナー」を連発するズベリ氏。
ズベリ氏は「子どもたちにとって良い経験になりましたね。」と喜んでおりました。
帰国前のズベリ氏に発表すべく、ワークショップ後にも各々作品を必死に完成させてくれた経緯を感じました。
※豊田小5年生の描いたティンガティンガ作品は、1月に長井市道の駅で展示予定
国際理解、英語学習、プレゼン、本当に総合的な学習でした。
学校現場の先生の見通しをもった学習計画、
行政の皆様の迅速なコーディネートと我々民間の連携が取れたとき、
こどもたちの学習意欲が高まること、他者への興味や理解が深まること、自己発信の方法を学んでいくことを目の当りにしました。
またバラカやティンガティンガアーティストたちにとって、
展示会以外でのティンガティンガのご紹介ができることは、本当にありがたいことで、
これからもこのような活動を続けていけたら嬉しいね、と帰り道の飛行機で話しました。
大変貴重な経験をありがとうございました。
山形空港へ帰り道りんごで有名な朝日町にて