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10月号民話 ヤシの木に登った11人の息子

2008年10月号のアフリカ民話は、「ヤシの木に登った11人の息子」
タンザニア版嫁とり物語です。
かわいい一人娘を嫁にやる条件とは、高い高いヤシの木に登って実をとってくることでした・・・。

この民話は、朝日新聞社HP「OPENDOORS」の[一冊の本]紹介ページより、ネット上からも読めます。
(*「一冊の本」紹介ページを開いたら→「最新号」をクリック→「目次ページ」→「アフリカから」の記事に進んでください)

「一冊の本」は、朝日新聞社が毎月発行している小冊子で、大きな書店や朝日新聞販売所(ASA)で、無料配布、または、1冊100円で販売されています。
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「10月号民話 ヤシの木に登った11人の息子」への10件のフィードバック

  1. バラカさん、ジャンボ!!
    いや~、やっぱり兄弟総力戦でしたね。。。
    なんかせつないな~
    お兄さんたちがかわいそう。
    両親だって末っ子がお金持ちと結婚してお金持ちになって幸せになっても子供10人亡くしちゃってるんですよー
    絶対に幸せじゃないですよね。
    でもお金も重要な世の中ですからね~
    あ~難しい。。。( ̄□ ̄;)あ~う~

  2. バラかさん、こんばんは
    すごい展開のストーリーでびっくりしました。私は、息子たちがみな失敗して、娘さんは、誰とも結婚できなくなり、彼女の両親の浅はかさを笑うというお話かと思ったんですが・・・

  3. baraka_tanzania

    ☆りらっくまさん、ジャンボ!
    十一人のうち十人の犠牲を払ってしまったご両親の気持ちを考えると本当に切ないですね。
    次々に目の前でお兄さんが死んでいく様子を見ながらも、自分こそはとヤシの木に登る弟たちの強さにも驚きます。
    貧しい暮らしから抜け出したいという気持ちがそうさせたのでしょうが、生死をかけてまでそれを実行するというのはよほどの意思ですね。
    生死をかけてまでも今の現状から抜け出したいという強い気持ちが感じられます。

  4. ☆megさん、ジャンボ!
    なるほど、megさんの読みはそうでしたか。
    確かにお互いの両親は浅はかな感じがしますね。
    何はともあれ、十一人の息子のうちたった一人でも成功してよかったですよね。

  5. バラカさん、ジャンボ!
    楽しみに待っていました。
    >十一人の息子など、みんな死んでしまえばいいと、いつも願っていました。
    の一文に金持ち夫婦の邪悪さを感じました。
    ラストはめでたしめでたしに終わったようですが、
    10人の犠牲があったことを考えると、複雑です。
    今でも、婚資の問題のある国がありますね。
    女性が持ってくる金額が少なくて殺されたり、
    婚姻って何だろう、文化って何だろうって思います。
    理解できてもできなくても受け入れるしかないのでしょうが。
    今回のお話は、お金のことに目を奪われがちですが、物語をよくよむと、その問題だけでなく、
    「子孫を残す」方法が、それしかない。
    というお話なので、もっと人間の本質に関する読み方もできるかなあって思っています。
    10人が死んでも、一人生き残り、
    子をなすことで
    未来を継ぐことができます。
    貧乏人夫婦の血が絶えるか、残せるかという
    人間的な問題があったように思います。

  6. baraka_tanzania

    ☆konekoさん、ジャンボ!
    今月号も感想を教えてくださりありがとうございました。
    十一人兄弟のうちたった一人しか生き残れなかったというのは、本当に過酷な条件ですよね。
    しかし、事実、12人もの子宝に恵まれながらも、成人するまで生き残った子供はたった2人というご夫婦もいますし、6人のうち3人子供を亡くした夫婦など、子供を亡くしたご夫婦は大変多いです。
    という具合に、特に小さいうちに亡くなる子供がまだ多い環境の中、たった一人でも子供が生き残り、しかもその息子が大富豪の娘を射止めたのですから、ここでは大いにハッピーエンドのお話としてしめくくられています。
    でも、見方を変えると、konekoさんがご指摘のように、大富豪の意思というものを無視していますよね。

  7. バラカさん
    毎回楽しみに読ませていただいております。
    先日1日30分を続けなさいというこちらで話題になっている
    本を読みましたら
    「日本(日本人)はとても恵まれている。
     努力さえすればいくらでも這い上がることができる世の中だから。」
    みたいなことが書いてありました。
    私は実際に外国へ行ったことが無いのですが、
    貧しい国や治安や制度の整っていないところでは、
    貧しい人が上がれるチャンスはほとんど無いそうですね?
    学校に行かれずゴミ捨て場のゴミを拾う子供達の
    テレビなどをたまに見るとつくづくそう感じます。
    普段ついつい視野が狭くなって自分中心に
    物事を考えてしまいますが、
    環境面においては自分は大変恵まれているんだということを
    忘れないようにしたいです。

  8. ☆momoさん、ジャンボ!
    レスが遅くなってしまってすみません!!
    発展途上国といわれる国では、とかく働く場所が圧倒的に少なく、職にあぶれている人が多いという現状があります。
    職に就いているたった一人の人に、親戚中が頼っているという例も多々あります。
    今回の民話の中にも、今の貧しい生活環境から抜け出すために、命をかけてもいいという覚悟でヤシの木に登る息子達が登場します。
    そういう面では、momoさんがおっしゃるように、環境面では、今の日本は恵まれているでしょうね。

  9. バラカさんジャンボ!
    木登りで争わせて若い命が10人も失われることはいかにも無念です。
    11人もいたらきっと娘さんの意に沿う方がいらしたでしょうに・・・。
    ってそれじゃ民話にならないかしら・・・。

  10. ☆ジュマさん、ジャンボ!
    私も、お嫁さんを得られるのは11人中1人だけとはいえ、できれば11人兄弟11人全員が元気に生きていてほしかったです。
    お話の展開としては、どうなるのかわからないですけどね(笑)
    今でも子だくさんの家庭が多いですが、子供のうちに亡くなる率がまだまだ高いので、11人中1人しか残らないというのも、あながち民話の中だけのことではなく、現実的なシチュエーションだと感じています。

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