「すぐそこの農園」では、結局赤い実は見られず、「すぐ隣の農園」まで行くことになりました。
私:「すぐ隣の農園」の目印はありますか?
「ほら、すぐそこのバオバブの木の向こうさ」
「すぐそこ」のバオバブの木のそばを通って、隣の農園までは、たっぷり1時間以上かかりました。
「さあ、着いたよ」の声に、またしても胸が高鳴りましたが、残念ながら、ここも青い実しか見ることができず、
照りつける日差しに、花もみんなおじぎしていました。
それじゃあ、もう1つ隣の農園に行こう。とさっさと歩き始めるおじいさんたち。
このころから、私は、ついていくのに精一杯でほとんど無言になってしまいました。
やっとのことで3つ目の農園についたとはいえ、私はもう半分あきらめていたのですが、
「ここを見てごらん!」
と呼んでくれたのは、ムィニさんについてきていた孫のアブディ君。
半信半疑で行ってみると、ありました、ありました!
そうです。私のさがしていたものは、このトウガラシの赤い実だったのです。
しかも、これは、トウガラシの中で最も辛い品種の「バーズアイチリ」です。
ここいたどり着いたときは、かなりへとへとになっていましたが、この、ぷりぷりしたかわいいトウガラシの赤い実を見たとたんに元気になりました☆
とはいうものの、農家のおじいさんたちにとっては、この農園周りは日常のことで、「すぐそば」なんですよね。
当然のことながら、帰り道も「すぐそこだよ」と言われつつ、村落に帰り着いたときには、夕焼けの時間になっていました。
この時以来、市場でバーズアイチリを見ると、ごつごつした珊瑚の岩場の農園と、そこに着くまでの道のりを、農家のおじいさんたちが飄々と歩いている姿が浮かんでくるようになりました。
スワヒリ語で、トウガラシを「ピリピリ」と言います。
私達㈱バラカと、ザンジバルのオーガニックスパイスプロデュース社で共同開発したザンジバルMIXスパイスに入っている「ピリピリ」(トウガラシ)は、このザンジバルで一番辛い品種のバーズアイチリ。
ザンジバルの北端にある小さな村のごつごつした珊瑚礁の岩場の農園で、たっぷりお日様を浴びて、たくましく育ったピリピリ達です☆
「ザンジバルで一番辛いピリピリ~バーズアイチリ」への16件のフィードバック
バラカさん、ジャンボ~ッ!
まさに自然農園/自然農法ですね!
こんなに岩がごつごつしたような所に
生えているとは驚きです。
バオバブの木も見慣れたシチュエーションと
違っていてなんか面白い風景です。
こういったところにも野生の動物は
いるのでしょうか?
ピリピリっていうスワヒリ語はすぐに
覚えちゃいますね。
ジャンボやサファリなど外国語にもなっている
言葉がスワヒリ語にはあって、興味深いです。
バラカさん、ジャンボ!
バーズアイチリ、育ててみたいーって思いました。
園芸仲間のブロガーさんたちも
みんな辛いもの好きです。
そのうえ珍しいもの好き(笑)
バーズアイチリでできたタバスコがあったら
美味しいだろうなーっておもいました。
オーガニックのタバスコ、新商品にどうでしょう?
パスタやピザに使えるので需要も多いかと思います。
アフリカの大地で育ったスパイスには
大地のエネルギーがつまっているような気がします。
農園!?自然農という言葉が浮かびました。
大地の力を感じますね。
「ピリピリ」って名前、そのままで覚えやすいです。
しかし、バラカさん、ポレポレの国の「すぐ」恐るべし・・・です(笑)農園の岩場でのアブディ君の裸足、すごっ、本当に足の裏、強いんですね。
今日は台風18号の影響で身延の学校や交通機関はストップしてます。
強い風で里山は揺れています。
バラカさん、ジャンボ♪
辛いの大好きだけど、これは相当辛そうだよね~
名前もピリピリだし・・・
しかも育ってるところが岩場でたくましく育ってるしね~♪
全ての植物がこのくらい強かったらうちの植物も育てるの楽だったのにな~あはは
バラカさん~ジャンボ^^
次なるは、とうがらしだったのですね~
なるほど・・・
スワヒリ語で、ピリピリ、こちらも
なるほど~わかりやすいですね!!
バラカさん ジャンボ!
直ぐそこ(笑)
本当に直ぐそこは、何ていうのでしょうね
バーズアイチリって実が上に向くのですね
そう言えば、我が家の庭にも似たような花が咲き出しましたが、たぶん鷹の爪だと思うの
こんなに寒くて、実になるのかな?
トウガラシの事を「ピリピリ」って言うのですね
こちらでも、その様な表現するってことは、そちらから流れた言葉かな?
でも、珊瑚礁の上でこうしてトウガラシがいっぱい育つんだもんね
凄いよね
☆hamasamasaさん、ジャンボ!
レスが遅くなって、すみません。
私も、こんな岩場にピリピリ農園があるとは驚きだったのですが、
実は、ザンジバルでは、このバーズアイチリは、こういった珊瑚礁の岩場の地方でしかとれないのだそうです。
他のピリピリ(とうがらし)なら、どこでも見られるのですが、わざわざ遠くの小さな村の農園まで出かけて行ったのには、そういうわけがあったのです。
>こういったところにも野生の動物は
>いるのでしょうか?
↓
ザンジバルには、大きな動物はいませんので、せいぜい猿や小さな鹿ぐらいです。
スワヒリ語の単語には、ピリピリ、ボコボコ、コレコレ、
ピキピキ、サワサワパレパレ、ポレポレ・・・というぐあいに、
同じ音の繰り返しで成り立っているものがあるので、覚えやすく、音が楽しい単語が多いです。
☆konekoさん、ジャンボ!
レスが遅くなって、すみません。
園芸仲間の方々は、珍しいものが好きというのはわかる気がしますが、
なぜ辛いもの好きなのでしょうね☆
バーズアイチリ、konekoさんのお庭でも育つといいですね。
とびっきり辛い料理がkonekoさんちの食卓に登場しそう☆
新しい商品のアイディア、ありがとうございます。
スパイスを使った製品は、まだまだ開発の可能性がたくさんありそうです。
☆harumiさん、ジャンボ!
>ポレポレの国の「すぐ」恐るべし
↓
すぐそこ、すぐ隣、すぐに来るよ、すぐに行くよ・・・すべて「すぐ」とついていたら要注意です☆
アブディ君は、全然痛くないようですよ。
足の裏というのは鍛えられるものなんですね。
日本は台風が来ているんですか。
被害なく台風がゆきすぎて、明日は快晴の下、学校や職場で皆さん笑顔の再会ができますように。
☆ぺんぺんさん、ジャンボ!
このバーズアイチリは、すごく辛いですよ。
なぜかしら、ザンジバルのバーズアイチリは、こういった海岸地方の岩場の土地でしか育たないのだそうです。
こういう岩だらけの土地を好む植物もあるんですね。
☆こはるさん、ジャンボ!
なるほど、なるほどと納得して読み進めていただけたようでよかったです。
「とうがらし=ピリピリ」というのは、日本人なら二つがすぐ頭の中で結びついて覚えられますよね。
私も、この単語は一発で覚えました。
☆つくしさん、ジャンボ!
>本当に直ぐそこは、何ていうのでしょうね
↓
もちろん「すぐそこ」といいます(笑)
つくしさんのお庭には、鷹の爪が?
やっぱり花は似ているのですね。
ピリピリの語源はどこからなのかわかりませんが、日本人なら、イメージとしてすぐ納得できて覚えられる単語ですよね。
>でも、珊瑚礁の上でこうしてトウガラシがいっぱい育つんだもんね
>凄いよね
↓
なぜかしら、ザンジバルのバーズアイチリは、こういった海岸地方の岩場の土地でしか育たないのだそうです。
珊瑚礁の岩のくぼみで元気に育つピリピリの姿を見て、私もすごいなって思いました。
トウガラシを「ピリピリ」
な~るほど、感覚的な感じからきたんですかね
バラカさん、ジャンボ!
とうがらしを探していたんですね。
かなり辛いとうがらしなんでしょうか?
すぐそこで1時間を何度か歩かされるんですね~。
ってことは帰りは3時間以上かかってるんですよね?f^_^;
☆新しい夜明けさん、ジャンボ!
トウガラシ=ピリピリ
これは日本人だと、一発で納得しながら覚えられる単語ですよね。
>な~るほど、感覚的な感じからきたんですかね
↓
感覚的なことからきたかどうかはわかりませんが、もしそうなら、互いの共通項を見出したような気になりますね☆
☆こーでねーとさん、ジャンボ!
はい、そうなんです。とうがらしの赤い実をさがして「すぐそこ」まで行ってきました(笑)
バーズアイチリは、一番からい種類のとうがらしです。
>ってことは帰りは3時間以上かかってるんですよね?f^_^;
↓
帰り道は、近道をしようということで、道なき道を行ったおかげか、そこまではかかりませんでした☆