第4回日本柔道留学に送り出しました～順天堂大学

ジャンボ！（こんにちは）現在、ザンジバル柔道連盟から、選手4名が日本柔道留学中です。
3カ月にわたって、順天堂大学スポーツ健康科学部（JUNTENDO UNIVERSITY　School of Health and Sports Science ）菅波盛雄教授の元で、順天堂大学柔道部での練習や各講義を通して、日本柔道をいろいろな面から学んでいます。
ザンジバル柔道連盟から日本柔道留学に送り出すのは、1998年（3名、福岡県警）、2003年（3名、講道館、順天堂大学）、2008年（2名、講道館、順天堂大学）に続き、4回目となりました。
1月3日、ダルエスサラーム空港にて：早朝の飛行機で旅立つ3人（左から、アブドゥルサマッド・アラウィ、アザン・フセイン、オマル・ドラ）を見送る島岡強ザンジバル柔道連盟会長

過去の3回は、将来のコーチ候補であるベテランも交えての人選でしたが、今回は初めて若手の元気印ばかり送っています。
初めて飛行機に乗って日本へ行く緊張と興奮で、眠れないまま夜を明かし、スーツを初めて着たので着がえに手間取る3人をせかしながら空港に向かい、なんとなくぎこちない動きのままゲートに向かった3人を送りだした日は、今頃どこにいるかな、無事乗り換えはできたかなと心配ばかりしていましたが、成田空港にオンタイムで着いて、菅波先生と順天堂大学の学生さん二人、そして、NGOザンジバル柔道基金会長大山宏治氏と、メンバーの三瓶毅氏が迎えてくださっていて、迷うことなく会えたとの連絡が入ってやっと安心しました。
大山氏（写真右端）から、日本到着当日の写真を送っていただきました。（左から2番目は、三瓶氏）早速、日本で用意していただいた冬服を着こんでいますが、寒そうですね！

軍人のシャウリ・ヘンリーは、軍隊からの渡航許可発行が遅れたため、一週間遅れで一人で日本へ。カメラマン長尾迪氏（柔道基金副会長兼書記長）に、成田空港で迎えていただき、順天堂で無事合流。

彼らは、大学から徒歩5分で通えるアパートに住んで、着いた翌日から毎日順天堂大学に通っています。
日本滞在中は、もちろん4人で自炊生活。今頃、何を作って食べているかな？
先発組が旅立ってすでに3週間、シャウリも合流して4人そろってから2週間。菅波先生より、「4人とも、驚くほど真面目に練習を続けているので安心してください」というお便りをいただき、ほっとしています。先発組の3人は、菅波先生の計らいで、講道館（東京）の鏡開きに連れて行っていただいたそうです。
ザンジバルは、一年で一番暑い大乾季に入っており、乾いた熱風が吹き荒れています。真夏のザンジバルから真冬の日本へ行った4人は、毎日震えあがっていると思いますが、3カ月にわたる柔道漬けの日々の中で、大きな怪我をすることなく、最後まで一生懸命稽古に励み、たくさんの学びを持ち帰ってほしいと願っています。
ということで、2011年のザンジバル柔道は、4人の若手選手を、日本柔道留学に送りだすことから始まりました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　by島岡由美子
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