オールアフリカゲーム2011～女子ネットボール、柔道、女子サッカー

ネットボールについて追記をしたら、ネットボールって、どんなスポーツですか？
という質問をいただいたので、記事を独立させてご紹介することにしました。
＜９月１２日追記：オールアフリカゲーム速報＞
タンザニアの女子ネットボールチームが、９月６日に、３６対３５でケニアを破り、９月８日には、９７対２４でガーナに圧勝して、もりあがってスタート！

ネットボールは旧英連邦の国々中心の、バスケットに似たスポーツです。
シュートを入れるのは、リングとネットだけで、ボールをはねあてるボートがないとか、ドリブルがないとか、トラベリングの歩数などが、バスケットとは微妙に違います。
テニスのように、スカートをはいてプレーします。
審判は、白のポロシャツにスカート姿なので、まさにテニス選手かはたまたナース姿のように見えます☆
シュートを打つ人に対して絶対にさわってはいけないので、バスケットならシュートを打つ時に相手のディフェンスをかいくぐって思いっきりジャンプしてシュート！という盛り上がり場面が必ずありますが、ネットボールにはそれがないので、おとなしい印象を受けます。
あと、ドリブルもできないルールなので、相手のパスをもぎとった人が、単独でドリブルしていってシュート！というような見せ場もないのが、少々ものたりない感じです。
でも、その分、絶対にチームプレーでしか得点があげられないし、3秒以上ボールをもっていてはいけないというルールもあるため、常にめまぐるしいほどのパスのやり取りがあり、チームプレーの妙技が面白いスポーツです。
シュートを打てるのは、2名だけと決まっていたり、ゴールキーパーのような役の人がいるのも驚きました。小学校のころにやったポートボールも思い出されられるようなスポーツです。
ちなみに、ネットボール用のボールは、バスケットボールのような重くて大きい革製ではなく、ドッチボールのように小さくて軽いゴム製でした。
試合は1セット15分間を4セット。15分ー5分休みー15分ー3分休みー15分ー3分休みー15分
日本にいるときはネットボールなんて知らなかったですけれど、こうやっていろいろなスポーツを見て、ルールも含めて知るのは楽しいですね。

女子ネットボールは、参加国が少なく、全部で９か国。
総当たり戦で、１チームが８試合ずつして、勝率と得点数とで順位を決めるそうです。９日には３試合目にしてザンビアに４４対４７で惜敗を期してしまいましたが、その後10日にジンバブエ、11日にはモザンビークに連勝、残すところ3試合、初出場でメダル目指して大健闘中です。

同じく初参加のタンザニア女子サッカーチームは、予選リーグで2引き分け1敗の戦績で敗退してしまった分、ネットボールに期待がかかっています。
タンザニアの女子ネットボールチーム、がんばれ～！
柔道は、9月14日にトーナメントが発表され、15日から試合が始まります。15日は、100㎏級マスーディ、16日に73㎏ハマディ、17日に60㎏級アザン、66㎏級アンドレアが出場します。現在は、選手村に設置されている練習場で、各国の選手たちとの合同練習の日々。
アフリカのチャンピオン達が一堂に会するオールアフリカゲームの大舞台で、自分の柔道が精一杯できるようにと願いつつ、そして、タンザニアチームの面々が各スポーツで活躍できますようにと祈りつつモザンビークでの日々を過ごしています。
2011年9月3日から、モザンビークのマプトで開催されている第10回オールアフリカゲーム（4年に一度開かれるアフリカ大陸のオリンピック）は、9月18日まで続き、タンザニアチームは、陸上6人、柔道4人、ボクシング4人、女子ネットボール12人、女子サッカー15人、セーリング3人、障害者競技5人の選手と各コーチ陣による、7スポーツでの参加です。
これからも、選手村からできるだけ速報を送りますので、皆さんも、タンザニアチームの活躍を応援していてくださいね。
タンザニアチームの様子がわかる写真や各スポーツの結果は、こちらからご覧ください。