ペンバ武道館建設現場風景～その３　鉄一筋20年

ジャンボ！
10月に入りましたが、お元気ですか？美しい海と空に囲まれたザンジバルからお便りします。

今年の8月以来、ザンジバルのウングジャ本島から、ペンバ島に渡って、ペンバ武道館建設の様子を見に行っています。（ザンジバルは、ウングジャ本島と、ペンバ島で成り立っています。上の写真は、ウングジャ本島の方です）
さあ、今日も建設現場に行ってみましょう。
こちら、何をしているのでしょう？

長～い鉄の棒を、金ノコでぎこぎこ切っています。

シンプルなやりかたで、形を整えます。
（四角とか、丸とか、使う部分によって）

あとは、長い鉄の棒と針金で組み合わせて、鉄柱を作っていきます。
長い鉄を切ったり、曲げたり、組みああわせたり・・・かなり辛抱強くないとできないこの作業を、黙々とこなす鉄職人のハフィドゥさんは、この道20年のベテランです。
ザンジバル本島の方で、腕のいい鉄職人と定評のあるハフィドゥさんは、ペンバ武道館建設用の鉄仕事を請け負って、ペンバ島に泊まり込みで来ています。

鉄仕事は、俺の転職、。誰にも負けないよ。
でも、ペンバ島は初めてなので、早く作業を終えて、妻子のいるザンジバル本島（ウングジャ島）に帰りたいねと本音をちらり☆

誰もが仕事人と認めるハフィドゥさんの鉄仕事は、素人の私でも、手際が良くてかっこよくみえます。どこの世界にも、その道云十年の達人がいるものですね。

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現場で働く人たちの楽しみ、食事係を担うのは、青いカンガがよく似合うハジージャさん。

この日は、新鮮なイカがたっぷり入ったムチュジ（スープカレー）とウガリのメニューでした。
ということで、ペンバ武道館建設、着々と進んでいます。
本格的な雨季に入る前に、屋根までふいてしまいたいところですが、今は壁を積み上げている最中、3メートルほど壁ができていました。

約束の、壁6メートルは、次回になりそうです。
こちらは、ザンジバル国立競技場の上空写真。競技場に隣接して建っているのが、ザンジバル武道館です。

このザンジバル武道館は、2002年4月に完成してすでに10年が経っていますが、今も、毎日の練習に加え数多くの試合や、室内ホールとして、結婚式や発表会などにも使われ、多くの人に活用されています。
ペンバ武道館も、完成した暁には、ペンバ島初の室内ホールとして、多くの人たちに長く活用される建物になってほしいなと思いながら、ザンジバル空港に降り立ちました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　by島岡由美子
～ペンバ武道館建設関連の記事～
「ペンバ武道館建設、スタート」
「ペンバ武道館建設現場風景～その2」

☆ザンジバル柔道サイトにも、写真をたくさん入れてあります。