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おひなさま2016と、熱帯の花~サルスベリの女王・オオゴチョウ・のばら

2月も後半ですね。2月に入ると、母がいつお雛様を出してくれるのかと、わくわくしていた時代を、なつかしく思いだします。
みなさんのお雛様は、もう出して飾られたでしょうか?
我が家のお雛様は、敬愛する高校恩師からいただいた、小さな手作り貝雛。
かわいくて、コンパクトで、とっても気に入っています。
【おひなさま2016に飾る熱帯の花】
ところで、おひなさまには、桃の花が定番ですが、もし、ここ、熱帯のザンジバルで、お雛様に供えるなら、どんな花が似合うでしょうか?
周りをみわたしてみたら、ありました、ありました、桃色で、かわいい花たちが。
【サルスベリ】

もこもこした形の桃色の花が集まって咲いてるのは、日本では夏の花の代名詞、「サルスベリ」

6つに分かれた花弁は、もしゃもしゃしてカーネーションのような雰囲気で、おしべの黄色が、ひときわ鮮やか。
たくさん集まって咲いている様子は、「咲き誇る」という言葉がぴったりです。
早朝の美しい桃色から、夕方になると薄紫になっているという色の変化があるところも、不思議かわいさ全開です。

日本のサルスベリより、花も葉も大きくなる種で、Pride of India(インドの誇り)とか、 Queen’s crape myrtle(サルスベリの女王)と呼ばれているのもあるそうです。
それこそ、おひな様に、花の女王様はぴったりなのでは?

【野ばらが、咲いたよ♪】

ちなみに、この花には、「インドの誇り」の他に、「インドの薔薇」という別名もあるそうです。
バラといえば、お雛様には、大輪の薔薇よりも、こんな感じの、ピンクの、野に咲く小さなバラのほうが合う気がしますが、いかがでしょうか。

スワヒリ語では、ワルディと呼ばれ、バラの花部分だけ摘んで、寝室に置いて香りを楽しんだり、花びらを水に入れてローズウォーターにして飲んだり、体にふりかけたりするなど、日常の中で愛されています。
私は、バラの、甘いけれど、さっぱりした香りが好きなので、精油を買うときは、必ずROZEも選びます。

【色も形もかわいい、オオゴチョウ】
「おはなをあげましょ、桃の花~♪」と心の中で口ずさみながら歩いていたら、このピンクのオオゴチョウの花たちが、長いおしべをなびかせながら、みんなで「おひなさまの歌」をうたっているのが聞こえてきました。

大胡蝶の名前のとおり、蝶がひらひら飛んでいるような形をした、とてもあいらしい花です。
長く突き出しためしべ(花柱)や、おしべも個性的。
風になびいているおしべを数えてみたら、10本でした。
英名は、ピーコックフラワー(Peacock flower)
花を実際に見るまでは、日本人には蝶に見えるのが、西洋の人には、クジャクに見えるのかな?なんて思っていました。
実際によく見てみると、1つ1つの花は、ひらひら飛ぶ蝶のようですが、少し離れて全体を見ると、クジャクのハネにもみえてくるかた不思議なものですね。
【なぜ、スワヒリ語の花名は、かわいくないのかな??】
蝶も、クジャクも、美しいもののたとえですが、ザンジバルの人は、なんと、このかわいい花を、「デブ(=ひげ)」と呼んでいるのです。
もう少しかわいい名前はなかったのかな?????
アフリカの民話絵本の題名「しんぞうとひげ」は、スワヒリ語でいうと、「モヨ(心臓)ンデヴ(髭)」になるので、このかわいいオオゴチョウと、この髭の絵とイメージ違い!と、思わず突っ込みたくなる花名でした。

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上も、下も、スワヒリ語だと、同じ名称「Ndevu(ンデヴ)(髭)」
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【すてきな花言葉】
ちなみに、オオゴチョウの花言葉は、
[[pict:item1]] 自分らしく生きるのが一番    [[pict:item2]]個性的な美 などでした。
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こんな素敵な花言葉をつけたのは、誰なのでしょうか。
熱帯の花というと、ひたすら「原色!」のイメージが強かったのですが、よく見ると、こんなやさしい色の花もあるのですね。 
【トロピカルフラワーの花束】
とまあ、やさしい桃色の花を探してみましたが、逆に言えば、せっかくはるばる日本から、東アフリカの常夏の島、ザンジバルまでお雛様がいらしてくださったのですから、思いっきりトロピカルフラワーでお迎えする方が、いいのかもしれないと思いなおして、花束を用意しました。
ハイビスカスや、ブーゲンビリアにまじって、オオゴチョウたちも、思いっきりおしべをのばして、お雛様熱烈大歓迎!

翌日は、また別のトロピカルフラワーたちも混じって、お雛様との交流会。
✿日本の春にはない花ばかりで、少し驚かれたようでしたが、✿
おひなさまと、花たちは、すぐに仲良くなって、一緒に、「ジャンボ!」の歌と、「おひなさま」の歌を歌ってました♪

日本は桃の花以外にも、おひなさまに似合う花が、たくさん咲いているでしょうね。
みなさん、お体に気をつけて、楽しいひな祭り2016を!
                   島岡由美子
[[pict:item1]][[pict:item1]]☆今年から、私もバラカFACEBOOKの方にも参加して、こちらはプチタンザニア便り的に書いています。
バラカのFacebook公式ページ https://www.facebook.com/baraka.jp
FB上では、タンザニアの花シリーズも、始めてみました。何回まで続けられるかな??
熱帯の花も、意外といいものです。
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バラカ主催ティンガティンガ・アート原画展@横浜&名古屋、2016年も開催します!
今年のテーマは、「家族愛~幸福への道標
 Family,where love begins and creats the peaceful world
です。
どうぞお楽しみに。
2016GW~5月は、横浜・名古屋で、お会いしましょう!
☆名古屋展は、今年から会場がかわります☆

☆第7回横浜展
▼期間:2016年4月29日(金祝)~5月8日(日) <会期10日間休廊なし>
▼会場:ギャルリーパリ@日本大通り
    横浜市中区日本大通14 KN日本大通ビル(旧横浜三井物産ビル)1F
    TEL:045-664-3917
▼交通アクセス:JR根岸線「関内」駅南口徒歩5分、横浜市営地下鉄「関内」駅徒歩5分、みなとみらい線「日本大通り」駅3番出口すぐ

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☆第9回名古屋展
☆今年から、会場が変わります!
▼期間:2016年5月13日(金)~5月22日(日) <会期10日間休廊なし>
▼会場:【妙香園画廊 4F&6F】
    名古屋市中区栄3丁目14-14
    TEL:052-241-1533
    FAX:052-241-6228
▼交通アクセス:地下鉄東山線「栄」駅下車 サカエチカ7番出口(メルサ方面から徒歩3分
       :地下鉄名城線「矢場町」駅下車 6番出口から徒歩3分
★妙香園画廊は、名古屋の中心・栄の大津通にあり、松坂屋・パルコ・ナディアパークが立ち 並ぶ場所に位置しています。
★1階は、お茶の妙香園栄店の販売所で、上の階が、妙香園画廊スペースになっています。
お茶屋さん入ってすぐ左にあるエレベーターをご利用ください。

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「おひなさま2016と、熱帯の花~サルスベリの女王・オオゴチョウ・のばら」への2件のフィードバック

  1. バラカさん、ジャンボですヽ(^o^)丿
    タンザニアの花の紹介、興味深く拝見しました。
    個人的にはオオゴチョウがお気に入り。
    コロンとした蕾、長いシベ、ひらひらの花びら。
    全てがツボです~(≧▽≦)
    そして花束の中のハイビスカス。
    実は北海道でも咲くんですよ。
    もちろん鉢花として、窓辺で室内栽培ですが(;^ω^)
    同じ花でも、こうしてタンザニアの太陽のもとで
    咲いたハイビスカスは、
    ひときわいきいきしているように見えます。
    鮮やかなトロピカルフラワーが集まって、
    花たちが喜んでる~(笑)

  2. baraka_tanzania

    shukuさん✿ジャンボ!
    柄にもなく花話題を書きましたが、花*花*花4ブログのshukuさんに楽しんでいただけて光栄です!
    オオゴチョウ、ほんとにかわいい花です。
    色も、いろいろで、淡いクリーム色、黄色などの単色、ピンクから赤に近い色まで変化のあるものまでいろいろあるのですが、クリーム色や黄色の単色オオゴチョウ、どうしてもうまく写真が撮れなくって、紹介できませんでした。
    shukuさんに、花の撮り方を教えていただきたい~!と思いつつ、クリーム色オオゴチョウを、とめどなく没写真を撮っておりました。✿❀✿
    北海道でもハイビスカスが咲く!と知って驚きました!こちらでは、毎朝元気印のハイビスカスたちが思い切り咲いていますが、今の季節は、太陽強すぎなのか、夕方にはしおしお、あるものは、ちりちりしています。

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