学校は、楽しいところ！～初等教育の原点

タンザニア北西部にある、小さな農村の小学校に行ってきました。

校庭の木にしばりつけてあった、謎の鉄の板。
これは何でしょう？？？ 　　　　　　　　　　　　…
私たちが校庭に行くと、この鉄板を、女の子が石で叩き始めました。
カンカンカンカンカン～♪　
意外といい音が鳴り響くと、こどもたちが、一斉に教室から走り出てきて、笑顔で迎えてくれました。

これは、学校のチャイム代わりの鉄板だったのです。
ものは使いようですね！

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タンザニアの中でも、都会の学校では見なくなりましたが、この村の小学校では、今でも、弟や妹をおぶって、学校に来ている子もいましたよ。

学校にはパソコンや印刷機などなにもないので、教室はもちろん、職員室の掲示物も、すべて手書きで手作り感満載でした。

これは、歴代の校長先生の写真と務めた年数だそうです。
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夕方、村を散策していたら、あちこちから、おーい！と呼ぶ声が。
日中に訪問した学校の子達が、家の手伝いをしていました。

家に帰ったら、みんなこうして家のお手伝いで忙しいので、学校だけは思いっきり勉強して、友達同士で楽しく遊ぶこともできる場所なのですね。

今回の、農村での学校訪問では、学校が楽しい！学校に来られるのが嬉しい！勉強できる時間があるのがうれしい！という、こどもたちの素朴な喜びがつたわってきて、学校教育の原点がここにあるように感じました。

学校が好きになるかどうかは、設備がどうのということではないんですよね！
　　　　byバラカタンザニア　　　　しまおか　ゆみこ