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ムジガニ選手はママで金、マスーディは10個めの金メダル~第11回東アフリカ柔道選手権大会2017

ジャンボ!お元気ですか?
ザンジバルは、雨季の始まる直前、前特有の猛烈な暑さに加えて湿気が高くなっています。
猛烈に蒸し暑い中、第11回東アフリカ柔道選手権大会ザンジバル2017 (The 11th East Africa Judo Championship Zanzibar 2017 )が3月4日、5日に開かれました。
そのため、東アフリカ各国の柔道家がザンジバルに終結し、東アフリカ一を競いあいました。

【エントリーは6カ国、ドタキャンの後、4カ国】
エントリーは6カ国でしたが、結局、エチオピアとウガンダは姿を見せず、いつもの4カ国(ザンジバル、ケニア、タンザニア本土、ブルンジ)で、東アフリカ一を競い合いました。
(東アフリカ大会では、ザンジバルと、タンザニア本土は、別々の国(チーム)としてエントリーします)
ザンジバルチームは、男子16名、女子3名の出場で、
男子 金1 銀4 銅4
女子 金1 銀1 銅1  合計12個のメダルをGETして活躍しました。

総合優勝はケニアで、ザンジバルは3位でした。
*開会式、閉会式の入場行進

【100kg級マスーディ、10個目の東アフリカ金メダル!】
☆キボンゲこと、100kg級マスーディが、10回目の優勝を果たし、東アフリカ柔道100kg級の歴史を更新しました。11回の大会中、10回の優勝はすごいです!
*100kgで、東アフリカで10回目の頂点に立ったマスーディ選手

*もりあがった、100kg級、マスーディの決勝戦、

【ペンバ島から初参加で、国際大会のメダル獲得!】
☆ペンバ島から初めて、ナショナルチームに選ばれた90kg級のグワリ選手が、大活躍。
優勝候補を破って決勝進出を果たし、銀メダルを獲得。意気揚々とペンバに帰っていきました。
*ペンバ島に、初の国際大会メダルをもたらせたグワリ選手

【三兄弟、揃って銀メダル】
☆アブドルラッビル66kg、アブドルサマッド73kg、マンサブ81kgの三兄弟が、揃って銀メダルに輝きました。
マンサブは、実に7回目の東アフリカ大会にして初のメダル獲得に感無量の表情でした。
*銀メダルをかけ、男子総合3位のトロフィーを掲げるマンサブ選手

【女子は、選手3人で、金銀銅】
女子は、結婚出産後に復帰していた57kgムジガニが東アフリカ大会で初優勝、結婚前は銅メダルが最高だったので、子どもの前で、金メダルを獲りたいの言葉が実現しました。
同じく結婚&出産後の復帰を果たしたライラトゥは、体重が増え、70kg級で出場、決勝で惜敗しましたが、見事に銀メダルを獲得。 52kgのサルマも3位だったので、女子は、三人出場で、金銀銅を獲得することができました。
*女子57kgで、ママで初の金メダル獲得のムジガニ選手

【停電なしで、ラッキーな2日間!】
★停電に備えて、電光掲示板のほかに、マニュアル(手動)得点版や、発電機を用意して停電に備えて臨みましたが、2日間とも停電が一度もなく、ありがたかったです!
*試合の様子

☆東アフリカ柔道選手権大会は、例によって、ドタキャンやプログレム(諸問題)の嵐が吹き荒れましたが、無事開催国としての役割を終えました。
*熱き戦いを繰り広げながらも、大会が終われば、みんな同じ柔道家、また来年も東アフリカ大会で会おう!と約束しあって、集合写真、パチリ!

*大会参加者、集合写真

【東アフリカ大会継続に一番大切なこと】
昨年のブルンジ大会では、直前まで開催自体が危ぶまれ、(ブルンジの治安状況の悪さのため)、ザンジバルチームも、危険性を考えて、参加すべきかどうか迷うような状況でしたが、今年は、ザンジバルとあって、治安の面では問題なく、各国選手たちもその点では安心して入国し、柔道に専念できたと思います。
来年は、ケニアで開催することが決まりました。ケニアは今年の8月に大統領選挙があるのでその前後の治安が心配ですが、平和裏に選挙がおこなわれ、来年の東アフリカ大会に向けて準備が整うことを願いします。
今後も、東アフリカ諸国が、戦争や紛争で大会が中断することなく、柔道というスポーツを通して、力を競い合える場、東アフリカ柔道選手権大会が継続していくことを願いながら、柔道発展のサポートしていこうと、ザンジバル柔道連盟、島岡強名誉会長と話しています。

ということで、柔道の方は、東アフリカ大会後の反省会も終わって、メダルをつけての記念写真も終えて、ひと段落。地道な日々の練習という日常に戻っています。
【ティンガティンガ展、今年の代表作ができあがりました!】

私たちも、頭をティンガティンガ展@横浜・名古屋にきりかえて、早速ティンガティンガ村にいったら、今年の代表作となる、ムテコの特別作品が仕上がっていました。
今年のテーマ「共に生きる。~地球へのオマージュ」にふさわしく、広い広いアフリカの大地に、たくさんの花が咲き、動物たちが共存している絵になっていましたよ。

特別作品は3点、どれが横浜展で、どれが名古屋展に飾られるかは、バラカジャパンの選択によるので、私も日本に行って会場でどのような絵の配置になるのかをみるのが楽しみです。
みなさま、柔道への熱きご声援、ありがとうございました!!
GW~5月には、ぜひ、横浜or名古屋でお会いしましょう。
                      島岡由美子
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バラカのティンガティンガ原画展@横浜・名古屋
「共に生きる。地球へのオマージュ」
第8回横浜展  4月28日(金)~5月7日(日)
       会場:ギャルリーパリ@日本大通り
第10回名古屋展 5月19日(金)~5月28日(日)
       会場:妙香園画廊@栄の大津通り
日時、場所詳細は、こちら
見所、現地での製作風景などは、こちら

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