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絵本「どうぶつたちのじどうしゃレース」レビュー*感想

7月に出版したばかりの絵本「どうぶつたちのじどうしゃレース」(ティンガティンガぬり付)について、うれしい感想いただきました。

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保育園の5歳児クラスでの読み聞かせをしました。
パウカー、パカワのかけあいからはじまって、 
はじめてのお話にじっくり集中。
こどもたちが笑い出したのは「おんぼろぐるま」の場面から、
そして、「おなら」の場面では大爆笑!!!
ちなみに、読んでいた先生も初見でしたので、先生も爆笑でした!
コピーして、ぬりえも用意しておき、自由時間に、年齢も関係なく、やりたい子だけできるようにしておきましたら、絵本の絵を見直しながら、
「ライオンやのに、藍色が塗られている!」
「レースにでる動物は裸やのに、審判の猿だけ服きてるやん。」
などなど、絵への関心も高かったです。
      京都のFさまより
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届いたばかりの絵本「どうぶつたちのじどうしゃレース」で、読みきかせをしました。
子どもたちがお話に集中して、だんだん前のめりになって、
「でっかいでっかいおならをこいてしまいました」では大爆笑。
動物たちがうさぎを笑う声の場面では、どれがどの動物かをあてっこしたり、
七色のカメさんはホントに七色なのかを検証したりして、
とってもたのしいひと時になりました。
読み聞かせをしていて感じたのは、つっかえることなく、読み手側に負担がないというか、とても読みやすい文章だちいうことでした。
ページ的にも、聞き手側にも、読み手側にもちょうどいい感じ。
少人数にわけて繰り返しよみましたが、一日で、4回読んでも大丈夫(ゾウが乗っても大丈夫のノリで😁)でした。
ぬりえは、次のお楽しみです。
      愛知県のKさまより

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遠くに住む、甥の子どもと、姪の子どもにプレゼントしました。
すぐに遊べるよう、ぬり絵をコピーして送ったら、早っ!て感じでリアクションありました。
どちらの子どもたちも、絵本の中身を読むより前に、ぬり絵をしたみたいです。
(コロナではなく、雨で家にいるので退屈してたそう)
お母さん(甥のお嫁さん)は、さっそく七色のカメが気に入ったそうです。
子どもは「なんでもとりあえずじぶんでやってみたい」んですね。
いまはゲーム機など手軽にたのしめるものがたくさんありますが、塗ったり・切ったり・折ったり・組み立てたり、手を通じて、「もののかたち」に直接触れられるような遊びと本が結びつくのは、子どもを刺激していい感じ…のような印象を持ちました。
     東京のTさまより

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感想をいただけて、この絵本の周りに、笑顔の花が咲き始めているとわかって、感激です!
ところで、この絵本には、
「ウサギ おんぼろぼろのぼろぐるま」という箇所があるのですが、感想をおくってくださった京都の保育園では、ここが子どもたちのツボにはまったそうです。
そして、読み聞かせの後、
子どもたちが、この一文の繰り返しだけで、えんえん一時間も遊んでいたとか。
七色のカメ役の子が、
「ウサギ おんぼろぼろぼぼろぐるま」
てノートに書くまねをする というだけの遊びで、笑いながら一時間ってすごくないですか?
ただの「ぼろぐるま」のはずなのに、なんだかすごい力だな~。
それにしても、「おんぼろぼろのぼろぐるま」って言葉、そんなに面白いんですか?

*****「おんぼろぼろのぼろぐるま」言葉のルーツを探る*******
「おんぼろぼろのぼろぐるま」
「おんぼろぼろのぼろぐるま」・・・
私も保育園の子のまねをして何度もつぶやいていたら、日本の昔話の「おんちょろちょろ」にちょっと似ているかもと思い当たりました。
「おんちょろちょろ」は、お寺の小僧になりすました若者が、お経をあげてとたのまれて、困った挙句、ネズミがちょろちょろ出てくるにを見て、「おんちょろちょろ~」ってお経みたいに唱えて・・・という笑える日本の昔話です。
「[[pict:animal8]]ネズミ おんちょろちょろ」
「[[pict:animal1]]ウサギ おんぼろぼろのぼろぐるま」 
 
こうやって、日本とタンザニアの昔話のフレーズを並べてみるのも面白いですね。
(って思うのは、私だけ?)

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そう考えていたら、子供の頃、私はこの「おんちょろちょろ」という言葉がすごく気に入ってて、日常の中でも母や妹との会話の中で何度も使って、笑いころげてた記憶がよみがえってきました。😊
そうだ😲、「おんぼろぼろのぼろぐるま」の言葉のルーツは、母が読み聞かせしてくれた日本の昔話「おんちょろちょろ」にあったのかも! うん、そうだ!
な~んて、言葉の一人検証で、もりあがってしまいました。😆
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もう1つは、おそらく、私の中にあるであろう、「スワヒリ語」の影響です。
30年以上スワヒリ語の世界に住んでいますが、スワヒリ語には、ポレポレ、ボコボコ、コレコレ、ピキピキ・・・というように、同じ音が連ねてある単語が多いのがかわいくて気に入っています。
そういうスワヒリ語の音の面白さを、絵本の中にも日本語でいれたいなと思いながら言葉を選びました。
そんなこんなで、「おんぼろぼろのぼろぐるま」ルーツについて、一人検証してみたところ、どうやら私の中にある日本の昔話「おんちょろちょろ」&「スワヒリ語」にあるらしいということがわかり、すっきりしました。
なにはともあれ、
「おんぼろぐるま」ではなく、「ぼろぐるま」でもなく、
「おんぼろぼろのぼろぐるま」にしてよかったなと思ったことでした。
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ところで、この記事の中の写真は、絵本を読んだ後に、一番好きなページを開いてパチリの記念写真@名古屋市北区柳原通商店街にある「バオバブの木」(アフリカ雑貨ティンガティンガギャラリー&カフェ)親子さんからの掲載許可もいただいています。
この強そうな兄弟は、このこのページがお気に入りだそうです
☆柔道でオリンピックを目指しているそうですよ☆がんばってくださいね!

やさしいお母さんと息子さんの隣にいる赤縞シャツの猫[[pict:cat3]]もお話を聞いていて、
「なんニャア、ネコが出てこ~せんニャー、
ネコ出てこんと つまらニャ~でいかんわ~」
と、猫的名古屋弁で、すねていたそうです(笑)
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感想は、とっても励みになり、ほんと、この絵本を作ってよかったなと心から感じています。
これからも、絵本「どうぶつたちのじどうしゃレース」の周りに、笑顔の花がたくさん咲きますよう、ザンジバルから願っています。
みなさま、ぜひタンザニアの民話絵本を読んで、ティンガティンガぬりえで遊んで、楽しくすごしてくださいね。
                しまおかゆみこ
☆作家の山崎洋子さんが、すてきな記事で、絵本を紹介してくださっています。→
どうぶつたちのじどうしゃレースin 冬桃ブログ
☆アニマシオン研究会の岩辺泰吏さんは、「愉快痛快奇想天外!!」なタンザニアのお話として愉快にご紹介くださいました。→タンザニアの民話とアートin岩辺泰吏の午後の歩き方ブログより
☆タレントの空木マイカさんが、インスタグラムで、読んだ後には「もう一回読んで!」のアンコールが何度も続く絵本として、お子さんへの読み聞かせの様子を、綴ってくださっています。→絵本のある暮らし
☆毎日新聞中部版、産経新聞大阪版で、絵本を紹介していただきました。
新聞記事は、こちらから
☆Webからも読めます。
 ティンガティンガ・アートに込めた子供たちへの思い (産経新聞記事)
 22日に、ティンガティンガ・アート絵本「どうぶつたちのじどうしゃレース (毎日新聞記事)

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