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タンザニア柔道大会2017~60kg級ジュニア選手たちが、がんばりました!

タンザニアより、暑中お見舞い申しあげます。
8月にはいって本格的な夏が展開しているとおもいますが、いかがおすごしでしょうか。
日本では、甲子園大会で野球話題が多い時期かもしれませんが、こちらは柔道大会の話題です。
ザンジバル柔道連盟は、7月30日(日)に、「Tanzania National Judo Championship2017~タンザニア柔道選手権大会」を、ザンジバル武道館で開催しました。

タンザニア本土は3チーム、ザンジバルからは4チーム(うちペンバ2)から参加し、男子60kg、66kg、73kg、81kg、無差別、女子無差別、合計6カテゴリーでおこないました。
結果は、ザンジバル勢が、6階級のうち全階級で優勝し、久々の完全勝利となりました。
<ジュニア選手の活躍が目立った60kg級>
大会前の予想どおり、60kg級が一番の激戦区となりましたが、ザンジバルのジュニアたちが怖いもの知らずでベテラン選手達に立ち向かっていき、ここ数年どうしても取れなかった60kgの金を、アブドゥルシャクル(東アフリカで銅メダルをとったジュニア選手)が、タンザニア本土の優勝候補だったアブー選手からもぎとり、大いに沸きました。
66kg級、73kg級は、アブドルラッビル、アブドルサマッドの兄弟優勝。
(三兄弟のマンサブは、81kgで銅メダル)

73kg優勝のアブドルサマッド、畳に上がる前から、気合たっぷりでした。
81kg級は、日本柔道留学組のバルクとハフィズが決勝戦で戦い、ハフィズがバルクを破って優勝。実は、このハフィズも減量失敗で、73kg級なのに、81kg級に出ての勝利、しかもバルクには練習でも分が悪かったのに勝てたので、ハフィズは表彰式でもにっこにこで、満面の笑顔でした。

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81kg級決勝戦 ハフィズが押さえ込みで一本勝ち
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<漁師パワー炸裂の無差別級>
無差別級では、ペンバ島の漁師ジュマ・グワリが、今回も漁師パワーを炸裂させて、自分より15kg以上重い重量級を倒して優勝。
東アフリカ大会で10個の金メダルをとったキボンゲことマスーディは、出場しなかったので、重量級は、ジュマグワリのほかは、ジュマ・グワリ以外も、ペンバ島の新鋭たちが入賞しました。
<女子は、消防士になるサルマががんばりました!>
女子は、「東アフリカ大会、ママでも金」のムジガニが優勝候補でしたが、東アフリカ大会で万年3位のサルマが、予想に反して力強さと粘りを見せて、金メダルを奪取。
サルマは、消防士の試験に合格したそうで、採用が決まって訓練が始まると、タンザニア国内のどこに勤務を言い渡されるかわからない状況だそうです。そうなると、当分はザンジバルに帰ることはできそうにないため、この大会が自分にとっての区切りになるので絶対に優勝したいと思って臨んだそうです。
消防士の訓練も大変だと思いますが、長年柔道で培った根性と礼節をもって、国民を守る消防士さんになってほしいです。
<やっぱりドタキャンありました>
タンザニア本土は、参加表明していた刑務官チームと、モシ警察がドタキャンで、30人のエントリーが最終的には10人と、三分の一に減ってしまいましたが、60kg級をはじめ優勝候補の選手たちがきていたので、ザンジバル(ウングジャ本島、ペンバ島)タンザニア本土チームで、切磋琢磨のよい試合内容になりました。
ドタキャンにはなれっこですが、30人が10人になるのはかなりの率です。

     閉会式 スピーチbyザンジバル柔道連盟名誉会長 島岡強

ということで、柔道は一区切りつきましたが、8月12~13日には、ザンジバル野球連盟で初開催するタンザニア野球選手権大会があるので、スコアボードをはじめ、野球大会に必要なあれこれも準備中。
そんなこんなで、手作りの野球大会も、開催間近、タンザニア本土チームは何チーム来るのか?ザンジバルチームの出来上がりはいかに?応援する側としては、楽しみが多い今日この頃です。
みなさまは、どんな8月をお過ごしでしょうか?
暑さにまけず、夏2017を楽しんでくださいね。
                      島岡由美子

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