バラカの招へいティンガティンガ・アーティストとして、日本各地でのティンガティンガ展会場でライブペイントを披露してきたムテコが、元気に帰ってきました。
ティンガティンガ・アーティストたちと一緒に空港で迎えました。
いつもの元気で明るいムテコで安心しました。
「寒さ体験記」
開口一番に、「日本は寒かった~~~!」から始まり、
「手が動かないぐらい寒い経験は初めてだったし、夜になると足が冷たくて~」
「マフラーと手袋をしないといられなかったよ~」
と いかに日本が寒かったかを家に着くまでずっと語ってました。
「今はどう?」って聞いたら、
「ザンジバル@タンザニアは暑すぎる~~~、水飲みたい~」
といって大きなペットボトルの水をごくごく飲んでました。
今の時期は南半球で暑い時期で、北半球の日本は寒いので、気温差が大きいですから、ムテコが大騒ぎするのもよくわかります。
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それを隣で聞いていた、アブダラ(上の写真)は、自分も11月の日本までは経験しているので、寒さ話にうなずいていましたが、次に日本行きが決まっているアマニの方は、日本に行くのは初めてで、まだ20度以下の寒さを経験したことがないので、
ムテコが話す「寒さで手がかじかんだ」とか、
「足先が冷えて痛かったけど、あたたかい靴下はいたら平気になった」
「百貨店の中はあったかいんだけど、ドアを開けると冷凍庫みたいな風が吹いて~」
などなど、リアルな寒さ譚を、メモでもしそうな勢いでふむふむと聞き入っていました。
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アマニの中では、「寒いと、痛いことまであるんだ」というのが一番の驚きだったみたいです。
日本の民話「ふるやのもり」
なんだか、ムテコとアマニの様子を見ていて、「ふるやのもり」という日本の昔話を思いだして、くすっとしてしまいました。
「ふるやのもり」というのは、古い家の雨漏り のことなんですけど、それを知らない泥棒やおおかみが、「ふるやのもり」を怖がるおじいさんとおばあさんの話を屋根裏から聞いて、なんだろなんだろ、そんなにこわいものなんだって思って、いろいろ想像してどんどん怖くなっていって、泥棒もおおかみも、それぞれ勘違いしてこわくて逃げだすというユーモラスなお話です。
でも、知らないって、たしかに怖いことでもありますよね知ってしまえばなんでもないことになるのですけど。
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アマニの日本初体験は、1月の寒い時期から始まります。初めての飛行機に乗って、初めて「寒さ」ってやつもいるらしい日本へ向かうアマニ、とにかく体に気をつけて風邪などひかないように元気に過ごしながら、おもいきりアマニらしいライブペイントで、日本の方々にティンガティンガ・アートのすばらしさと、マサイの人々が今でも美しい赤い布をまとって誇り高く生きている様子を絵伝えてほしいです。
アマニは、とてもかっこいいマサイ戦士やマサイの家族を得意とするアーティストなので、1月から始まる各地でのティンガティンガ展にお越しの際は、アマニによるライブペイントもどうぞお楽しみに。また、ずらりと並ぶ作品の中には、もちろんマサイの人々だけでなく、アマニが描いたサバンナに生きる動物たちの絵もあります★
会場でアマニに会ったら、
「ジャンボ! ビピ、ジャパン、バリディ?」
「こんにちは。日本はどう?寒いですか?」って聞いてみて下さい。
島岡由美子
★アマニがライブペイントを行う予定のティンガティンガ展は、
2023年1/11水-1/17火の日本橋高島屋@本館7Fからスタートし、
1/24火-1/30月そごう広島@本館1F、その後も各地で続きます。
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<2023年1月追加画像>