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2021年は、第19回ザンジバル武道館杯で締めくくりました

すでに2022年になってしまいましたが、昨年末に開催した毎年恒例のザンジバル武道館杯の様子をお伝えします。

ザンジバル武道館杯は、2001年から続けているので、ザンジバル、タンザニアの柔道家たちの中で定着し、一番楽しみにしている大会です。(*2001年からなのに、今回で19回目なのは、途中で、大統領選挙で政情不安となり、柔道ができない時期があったため)

ザンジバルのほうは、ペンバ島からもケンゲジャと、ペンバ武道館から選手団がやってきましたが、タンザニア本土はキストゥ道場からたった一人だけの参加となり(昨年は25人参加)人数が少なくなってしまいましたが、人数が8人以下の階級は総当たり戦にしたので、試合数が多くなり、一人が7試合とか6試合することになったので、スタミナのない選手は星を重ねることができず、タフな大会となりました。

このザンジバル武道館杯が、2021年最後との公式戦となり、男子60kg、66kg、73kg&81kg、無差別の4階級で熱戦が繰り広げられました。

『60㎏級は、イブラヒムの2連覇』
私たち島岡は、前半2日間ダルエスサラームに行き、その後ザンジバルにもどりましイブラヒムが、昨年に続き2連覇を達成。この階級は若手がのびてきており、一番の激戦区でもあったので、子どもの頃から柔道をやっているイブラヒム自身もまだ若いのですが、すでにもっと若い後輩たちから追われる立場となっている中、しかも決勝は終始イブラヒムが攻めながらも技が決まらないままゴールデンスコアで延長戦にもつれ込み、最後の最後に内またすかしで一本勝ちを決め、勝利のガッツポーズを決めていました。よほどうれしかったのでしょう。

『66㎏級、ムッサ優勝』
66㎏級は、ベテランのムッサと、若手の対決という図式になりました。60㎏級から階級を上げた双子の片割れアリジュマがスタミナ的にも有利かと思われたのですが、このアリジュマが2戦目にあたった、手足が長くてクモと呼ばれている選手に絡み取られてまさかの一敗を喫してしまい、ムッサとの対決も、低い払い巻き込みで一本負け。やはりまだ試合になると固い柔道しかできないところが若いです。場数を踏んで試合でも練習の時のような力を発揮できる選手に育ってほしいと見守っています。

『81㎏級が、一番タフな試合展開に』
73㎏級と81㎏級をあわせた 81㎏級も、8人で総当たり戦をしましたが、7戦オール一本勝ち優勝したアブドルラッビルに続く3名が同じ星数となって、2位、3位を目指して戦うことになり、3人で総当たり戦をしたところ、どの選手も互角で全員が1勝1敗となり、さらにもう一度同じ組み合わせで対戦して、アリ・サイディが2位、ペンバ島のワリッドが3位。 へろへろになって力尽きたアブドルシャクルはメダルなしにおわりました。(普段なら3位は二人ですが、今大会はタフな試合になるよう、トーナメント戦をした60㎏級以外の階級の3位は一人)

『無差別級』
この階級は、ハミシィ、ハフィズゥ、マンサブと、日本柔道留学組が揃い、そのほかの選手とはレベルの違う試合を展開しましたが、ハミシィが全勝で優勝。2位はハフィズゥ、3位がマンサブでした。

『来賓のスポーツコミッショナーは、昔、家に遊びに来ていた子供だった』
開会式は、スポーツ評議委員会書記長ムワリム氏が開会宣言。今までの来賓は、適当に数試合見たら帰ってしまう人がほとんどでしたが、この人は、朝から夕方の閉会式迄ずっと武道館にいて、熱心に柔道の試合を見ていて、「生まれて初めて柔道を見て面白くてエキサイトしています」とおっしゃっていました。

閉会式は、ザンジバルのスポーツコミッショナーのアムル氏が来てくださり、こちらも心のこもったスピーチをしてくださいました。

彼は、小学生ぐらいの頃、私たちの家の近所に住んでいて、ほかの子たちと一緒に何度か家にも来たことがあったそうです。私たちは覚えていなかったのですが、うちに遊びに来ていた子供が大人になって、現在はスポーツコミッショナーになって、柔道大会の来賓としてスピーチをしているなんて、そんなにも年月が経ったんだと驚きました。
こんなこともあるのですね。

ザンジバル柔道連盟名誉会長の島岡からは、ザンジバル武道館杯の歩みとともに、柔道の基本精神、精力善用 自他共栄の心をもって歩んでいこうとあらためて柔道家達に伝えました。
みんなが楽しみにしている参加賞は、ザンジバルの真っ青な海の色のTシャツにザンジバル柔道連盟ロゴを入れました。

ということで、昨年2021年も、毎年恒例のザンジバル武道館杯でしめくくることができました。
柔道へのご声援にも感謝します。

今大会の金メダリストたちからも、「皆さん、応援ありがとうございます!」

これからも、柔道や野球の話題も織り交ぜながら、タンザニア便りを綴っていきますので、今年もよろしくお願いします。

                        島岡由美子


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