10月14日~15日にかけて、清里高原で開催された、『ポール・ラッシュ祭 八ヶ岳カンティフェア』に参加してきました。
このお祭りは、戦後、八ヶ岳南麓を拠点に、日本の民主化と発展に生涯を捧げたポール・ラッシュ博士に、そして1年の収穫に感謝して、19年前から毎年開かれています。
タンザニア大使館は、6年前からこのお祭りに参加。タンザニアから毎年2人の研修生が来日し、清里で農業研修や地域の方々との交流をしていることから、関わりが始まりました。トロワ(・ジャパン)は、その時から、タンザニア大使館ブースで、一緒にタンザニアのご紹介をしています。
(写真中央は、E.E.E.ムタンゴ駐日タンザニア特命全権大使、右奥はZ.ブンダラ全権公使。)
今年も大変な人出。清里の地と、ポール・ラッシュ博士との強い絆、そしてこのお祭りを支えてこられた皆さんの情熱を、毎年感じさせられます。
トロワ(・ジャパン)が楽しみにしているのは、毎年このお祭りで、アフリカフェを待っていてくださるお客様と会えること。2日連続でお買い上げくださった方もいらっしゃいました。
カラフルなカンガは、今年も大好評!「去年、友達が買っていて」「もう1枚欲しくて」と、カンガを待っていてくださったお客様とも、大勢お会いできました。
タンザニアからの研修生を受け入れた寮の方々は、「彼女との思い出にしたいから、彼女に選んでほしい。」とおっしゃっていました。
また、去年、ティンガティンガを見て、「お小遣いをためて、来年自分で買う!」と言っていた男の子が、本当に来てくれたことには、とても感激しました!
さて、今年は、タンザニア大使館ブースで、とてもおもしろい出展がありました。これは一体何でしょう???
正解は、「ソーラークッカー」。太陽光の力で、鍋に熱を加えることができるものです。火を使わずにポップコーンやトマトシチューができる様子は、常に注目を浴びていました。アフリカフェ、アフリカンプライドも、ソーラークッカーで沸かしたお湯を利用!この他、太陽光発電を利用した、様々なものが展示されていました。
これらは、今年、タンザニアへも紹介されたとのこと。
ソーラークッカーがあれば、炭や薪を集める手間がなくなり、女性の家事時間の短縮につながる。今、電気の通っていない村や、停電の多い町でも、太陽光発電とバッテリーを組み合わせれば、安定して電気が使えるようになる。環境保護にも役立つ・・・
大使も、2人の研修生も、とても興味深く話を聞いておられ、「来年のサバサバ(7月7日をはさんだ10日間に開催される大商業祭)でぜひ出展を!」という声があがりました。いつか、タンザニアで実用化されることを、私たちも願ってやみません。
嬉しい出会い、再会に感激しながら、あっという間の2日間でした。今年も同じブースで、このお祭りへ参加させてくださいました、E.E.E.ムタンゴ特命全権大使はじめ、タンザニア大使館の皆様、毎年準備の段階から大変お世話になっております勝又直人様、ボランティアスタッフの皆様、そしてご来場くださいました皆様へ心よりお礼申し上げます。
また来年も、清里でお会いしましょう!