タンザニアオリンピック委員会の選挙

ジャンボ！皆さん、こんにちは！
日本は、クリスマスのイルミネーションや忘年会など、年末に向けて華やいだ日々かと思いますが、いかがお過ごしでしょうか。
ここ真夏のザンジバルは、キリスト教徒が5%に満たない島なので、クリスマスのクの字もありませんが、ザンジバルでタンザニアオリンピック委員会の総会と選挙が開かれ、タンザニアのスポーツ界は盛り上がっていました。

　　
今回の話題は、タンザニアオリンピック委員会会長、書記長の再選となるかどうかが話題の的でした。
タンザニアでも民主化が声高に叫ばれるようになって久しく、スポーツ界でも、4年前のオリンピック委員会選挙で、会長、書記長その他役員がほぼ総入れ替えになり、フレッシュな顔ぶれでスタートして早4年、それまでの役員は15年、20年と続けている人が多かったので、タンザニアスポーツ界的にいえば、もう選挙するの？という感じでしたが、とにもかくにも、オリンピック委員会の選挙がおこなわれました。
投票箱は、役職と番号が、手書きで書かれた
透明なプラスチック容器。
選挙管理員による説明では、ちゃんとこの透明の容器の蓋を開け、逆さにして大げさに振って、中が空っぽであることをアピールしていました。

会長は、49票中44票を獲得した、グラム・アブダラ・ラシッド氏の再選。
グラム氏は、ザンジバルのスポーツ局局長も勤め、ザンジバルスポーツ界の要でもあり、本土とザンジバルのスポーツでの連帯を図るグラム氏の姿勢と、ざっくばらんで、ストレートフォワードの人柄が、ザンジバルはもちろん、本土側でも高く評価されての危なげない再選でした。

書記長は、49票中40票を獲得したフィルバート・バイ氏の再選。
このフィルバート・バイ氏、日本では無名ですが、1974年コモンウェルス大会（開催地ニュージーランド・クリストチャーチ）で、1500m走で、3分32秒2という世界記録を打ち立て、世界の陸上界にタンザニアをいう国名を大きくアピールした人です。
また、彼は、モスクワオリンピックでも3000m障害物競走でも、銀メダルをタンザニアに持ち帰っており、今でも大人から子供まで、名前を知っていて、国民栄誉賞まで受賞している、文字どおりタンザニアのヒーローなんですよ。
ところで、日本でタンザニアのスポーツ選手というと、マラソン選手が浮かぶ方が多いと思います。
少々古いところでは、ジュマ・イカンガー氏）、現在は、サムソン・ラマダン選手やゼベダヨ・バヨ選手が活躍中ですね。
タンザニア陸上連盟会長フランシス・ジョン氏によると、タンザニアの陸上選手たちは、2007年8月に大阪で開かれる世界陸上に標準を絞っているとのこと。
皆さん、タンザニアの選手たちを見たら、ぜひ応援してくださいね。
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☆ザンジバル柔道連盟サイト上でのタンザニアオリンピック委員会選挙関連記事は、→こちらです。