JAPAN JUDO CUPサバサバ2007

ジャンボ！皆さん、お元気ですか？
今日は、タンザニアで熱戦が繰り広げられた、日本大使館主催の柔道大会JAPAN JUDO CUP2007（通称サバサバ柔道大会）のことをお伝えします。

左から、ザンジバル柔道連盟会長島岡強、3位アブダラ・ハッサン、
在タンザニア日本大使伊藤氏、1位ハマディ・シャーメ、2位アリ・ジュマ
この日本大使館主催JAPAN JUDO CUP（通称サバサバ柔道杯）は、日本文化としての柔道を、タンザニアの人に紹介することと、タンザニア国内の柔道家達が、揃って技を競う機会を作るという目的で、2000年から毎年続いている大会で、「柔よく剛を制す」、「自他共栄」、「精力善用」といった柔道精神も含めて、タンザニアの人々に紹介する意味で、毎年「体重別」ではなく、「無差別」でタンザニア一を競う試合が行われています。

今年は、8月4日、ダルエスサラームのドンボスコホールに集まった観客と、在タンザニア日本大使の伊藤氏、スポーツ副大臣ベンデラ氏が見守る中、ザンジバルチーム16人、本土チーム16人、合計32人のトーナメントで行われました。
今回は、講道館派遣柔道使節団の4人の柔道専門家の方々によるデモンストレーションを交えながらの大会だったので、柔道専門家の方々が交代で審判をしてくださいました。

試合は例年のごとく1回戦、タンザニア本土16人とザンジバル16人がぶつかる無差別級のトーナメントで、ザンジバル14人が勝ちあがり、続く2回戦は、最後のブロックのみ、残った本土同士の戦いとなったので、ベスト8に勝ち上がった時点で、ザンジバル7人、本土選手は1人になっていました。
結果は、ザンジバル勢が首位を独占し、優勝ハマディ・シャーメ選手、準優勝アリ・ジュマ選手、3位アブラダ・ハッサン選手で、日本大使館主催サバサバJAPAN JUDO CUPは、8年連続ザンジバル勢の1、2、3位独占で幕を下ろしました。
ハマディ選手は、昨年に続いて連続優勝（トータルで3回目の優勝）
このサバサバJAPAN　JUDO　CUPは8年間続いていますが、連続優勝を果たしたのは、ハマディ選手が初めてです。

準優勝のアリ･ジュマ選手は、5回目の準優勝で、唯一8年間連続して上位（1、2、3位）入賞という記録を伸ばしてベテランの貫禄を見せる一方、警察チームのホープ、アブダラ・ハッサン選手が、往年のチャンピオンで久々にベスト4入りしたアブダラ・アリ選手を破って初入賞を果たし、世代交代をアピールしました。
最年少の16歳のアザン選手が3回戦まで、同じく16歳のアブドゥルサマッド選手が2回戦まで駒を進めていったのも、ザンジバル勢にとっては勢いをつける材料となりました。
やはり、ザンジバルの若手、中堅にとって、6月に行ったケニアとの合同合宿と親善試合は、大きな自信につながったようです。
アザン選手もアブドゥルサマッド選手も、入門時は、まだ幼い少年だったのですが、ここ2年ほどで背もぐんと伸び、声変わりもしてたくましくなってきました。
これからは、若手、中堅の選手達がもっともっと力をつけて、ザンジバル、タンザニア柔道界を担っていってほしいです。
ということで、今日の便りは、タンザニアで開かれた、通称サバサバ柔道大会こと日本大使館主催JAPAN JUDO　CUP2007の熱戦ぶりをお伝えしました。
日本は、お盆ですね。暑い日が続いていると思いますが、御体に気をつけてよき夏2007をお過ごしください。