ザンジバルは、メッカ巡礼明けのお祭り(4日間)の最中です。
断食明けのお祭りと並んで年に二回の大きな祭日(1つはメッカ巡礼明けの祭り、もう一つは、断食月明けの祭り)。日本でいえば、盆正月にあたります。
普段から会っている人たちも、久々に会う人たちも、この時期だけはちょっぴり服装をあらためて、親類縁者の家を訪問し合い、普段の挨拶、「ジャンボ(こんにちは)」ではなく、特別な挨拶「バラカトゥ ライディ」、「ミナルファイディーナ」で会話を始めるのが昔からの慣習です。
我が家も、年に二回のお祭り時には、お菓子や料理をたくさん用意して、来客に備えます。
恒例の料理は、ピラウ。(肉、じゃがいも、玉ねぎなどをスパイスで炊きこんだ料理)
ザンジバル風に、スパイス(シナモン、カルダモン、クミン、ブラックペパー、クローブ)をたっぷり入れて炊きます。
今回は、7kgの米に肉4kg、それにジャガイモ、玉ねぎと入れたので、お鍋1つでは間に合わず、急遽2つで炊きました。ちなみに、左は直径40cm、右は直径30cmある大鍋です☆
毎年のことながら、炊きあがったときは、こんなに食べきれるのかな?と思うのですが、これも恒例のことながら、夕方までにはきれいに大鍋二つがからっぽになりました。
双子のアスマちゃんとアイシャちゃんも、年に2回のお祭りには必ず遊びに来てくれる我が家の小さなお客様です。
二人とも、生まれたときは1,000gに満たない未熟児で、病院からなかなか出られず、二人そろって生死をさまよった時期もあったのですが、今はこんなに元気に育っています!子供達の成長は、本当にうれしいものですね。
二人とも、目の周りにワンジャというアイラインをぬって、おしゃれムード満点で登場。お揃いの服が、よくにあいますね。髪の毛もきれいに編みこまれて、お母さんの愛情を感じます。
キュートな後ろ姿に、思わずパチリ☆
首にかけた長いスカーフがおしゃれでしょ。
そのうえ、かわいい動物バックを背負ってました。
この双子ちゃんにもめでたく妹ができ、揃ってお姉ちゃんになりました。
お母さんのワヌさんは、5人目を産んだばかりですが、元気一杯。子供は宝ものだから、もっとほしいわと言っていました。来年のお祭りのときは、この双子ちゃんが、よちよち歩きの妹の手を引いてやってくるという楽しい場面を想像をしながら、「カリブニ テナ」(またおいでね)と見送りました。
コーヒーとお菓子で談笑したり、大勢集まって祭日用の料理を囲む姿は、服装や食べ物が違っても、日本の御盆やお正月風景そのもの。
朝から大小の太鼓や楽器を手にした少年楽隊が各家をまわり、この家にバラカ(祝福)がありますようにと祈りを込めた歌や踊りを奏でてくれます。これも、日本の獅子舞の雰囲気にそっくりです。
お祭りといえば、夜店ですが、ザンジバルでも、年に二回のお祭りの際は、あちこちに夜店が並び、食べ物はもちろん、輪投げや芝居小屋、子供だけが入場できる屋外ディスコなどもできるので、子供にとっても大人にとっても、大きな楽しみになっています。
お祭りの風景は、国が違っても共通点がたくさんありますね。
☆ピラウの作り方に興味のあるかたは、この記事へどうぞ
「祭りの風景~ピラウを囲んで」への26件のフィードバック
バラカさん、バラカトゥライディです(*^。^*)
サンバジルのお祭りの楽しい雰囲気が伝わってくる記事ですね。
お互いの家を行き来して、美味しい食事に舌鼓♪
さらに夜店も出るなんて、この4日間で思いっきり太ってしまいそう(笑)
shukuも飛行機で飛んでいきたくなりました。
双子のアスマちゃんとアイシャちゃんの笑顔がホントにかわいいです。
7キロのお米には動揺しなかったけど、4キロのお肉にクラクラしました
たくさんの量で炊いたご飯はさぞかし美味しかったたでしょう~
小さな来客もありバラカさんのお宅も賑やかだったことでしょうね~
来年はさらにかわいいおちびちゃんが加わることでしょう
☆shukuさん、ミナルファイディーナ!
お祭りの間は、美味しいもの食べて太るということも、万国共通でしょうね。
私も、お祭りは、大勢の仲間たちに会えるのでうれしいけど、唯一食べすぎて太るのは怖いという心境です(笑)
アスマちゃんとアイシャちゃんは、人見知りの激しい子たちでしたが、昨年ごろからやっと慣れてかわいい笑顔を見せてくれるようになりました。
☆づみさん、ジャンボ!
レシピ的にいえば、4kgの肉は多すぎるのですが、お祭りの日は、My夫の下で毎日一生懸命働いてくれている人たちも大勢来てくれるので、日々の働きを労うためにも、お肉をかなり多めにして、全員おなかいっぱい食べれるようにたくさん炊くようにしています。
来た当初は2kgのお米でしたが、だんだんエスカレート(?)して、今では7kgのお米になりました。
ピラウ用の鍋も、どんどん大きくなってきています(笑)
バラカさん、ジャンボ!
香辛料の量がすごいですね。
隠し味という量ではないような。
トナカイのリュックを背負った双子ちゃん
可愛いです。
ピラウも美味しそうですが、
お菓子がもっと美味しそうです。
甘いものには目がないです。
☆konekoさん、ジャンボ!
スパイスの量、かなりダイナミックでしょう。
でも炊くピラウの量も多いので、これだけ使って、ちょうどいいぐらいなんですよ。
双子ちゃん、かわいいですよね。
後ろにリュックを背負っていて、家に来ても絶対に下ろそうとしないのが笑えました。
帰りがけのおみやげにお菓子を渡すと、「ここに入れて」と二人揃って背中を向けたのでもっと笑えました。
お菓子もたっぷり用意しますが、自分で作るのはケーキとビスケットぐらいで、種類自体は多くないです。
でも、隣近所で挨拶をかねてお菓子や料理のおすそわけをしあうのも恒例なので、お祭りの最中はいろいろなお菓子がいただけてうれしいです☆
konekoさんのお口に合うお菓子はどれでしょうね。
バラカさん ジャンボ!
本を読んだ時にピラウって何って思いましたが
この炊き込みご飯だったのですね
美味しそう~
これだけのご飯を炊いて何人前なんでしょう?
双子ちゃん可愛い~
目の周りのアイラインを見て思わず
我が家の次女と一緒って笑っちゃいました
でもとってもお洒落なんですね
トナカイのリックもお揃いで双子って可愛いなぁ
一番下の写真のあげパン?
この間から気になっていて・・・
中身は、何が入っているのですか?
食べてみたい~
横のケーキも・・・
バラカさん、ジャンボ!
お米を炊くのに、下からと上に炭を置いて上からも炊けるようにするんですね~。
面白いな~としげしげと見入ってしまいました。
双子ちゃん達かわいいですね~。
鹿?トナカイ?のリュックもかわいい!
来年訪ねて来るまで待ちきれないですね。
ジャンボ!
スパイスたっぷりの量に驚きました!
レシピ・・・挑戦したくなりました。
何のお肉を使うのですか?
アスマちゃんとアイシャちゃん、何歳くらいかな?
お母さんが編み込みしてくれるのですね、すばらしい!!
長い時間じっとしているのかな?
美しくなるためには我慢も必要なのよね♪
キュートな笑顔に日本のharumiおばちゃんはクラクラしているとお伝え下さい。
☆tukushiさん、ジャンボ!
ピラウは肉やジャガイモなどをスパイスで炊き込んだご飯です。
おいしいですよ!
この量だと、それぞれがおなかいっぱい食べても、30人以上で食べられます。
>一番下の写真のあげパン?
そうそう、先日のカルダモンの記事でもご紹介したアフリカのあげパン、マンダジです。
中身は何もはいっていないんですよ。
砂糖とカルダモン少々が生地練りこんであるので、うっすらと甘い味です。
☆こーでさん、ジャンボ!
炭でご飯を炊くときは、はじめのうちは下にだけ炭をおくのですが、最後に、下にある炭を上に乗せて蒸らします。
双子ちゃんたち、かわいいでしょ。
来年も、このリュックせおってくるかな~?
1年たったらずいぶん大きくなってるでしょうね。ほんと、お祭りまで待たないで、会いにきてほしいな~。
☆harumiさん、ジャンボ!
お肉は、牛肉、ヤギ肉、羊肉、鶏肉なんでもOK。魚バージョンもありますよ。
日本ではもちろん、豚肉もOKですよね。(ザンジバルはイスラム教徒が多い島なので、豚肉売ってないんです)
編みこみ、大変だと思うんですけど、こちら女性はみんなすいすい編みこんでいきます。
器用です!
双子ちゃんは4歳です。
今度遊びに来たら、harumiさんのコメント、伝えますね~。
バラカさん、ジャンボ!!
お食事豪華ですね~
このスパイスはザンジバルって感じがホントするよー
記事にもなったスパイスばかりですね♪
アフリカの女性の髪形ってホントきれいに編みこまれてるよね。
編みこむの大変だろうな~っていつも思っちゃう。
☆りらっくまさん、ジャンボ!
ふんだんにスパイスを使って料理が楽しめるのは、スパイス・アイランドのザンジバルに住んでいる喜びの1つです。
ほんとアフリカの女性はきれいに編みこんでいる人が多いですよね。
編みこむのに時間はかかるので、一度編みこんだら2、3週間はほどかない人も多いです。
いろんなバージョンがあって、その時その時の流行などもあるようです。
編みこみの先っちょを全部頭上にまとめていく「キリマンジャロ」なんていう髪型が流行った時期もありましたよ。
バラカさん、ジャンボ!お久しぶりで~す。
ピラウ!私の大好物です!ああ、美味しそう・・・。
巡礼明けのお祭りはまだ体験したことがありません。
次回はぜひその時期を狙ってザンジバルへ行かなければ!
実は最近、地元にある小さなカルチャースクールっぽいカフェで、スワヒリ料理教室を始めました。1回目はチャパティ、マハラグウェ、ミシカキ、カチュンバリを作り、大好評でした。2月に2回目をする予定です。会場の施設の都合上、ピラウはなかなか難しいですが・・・またいろんな料理を紹介してくださいね♪1月からは少人数のスワヒリ語教室も始めます。もちろん、教室をやる際にはバラカさんのことを宣伝しますよ~!
☆yokoさん、ジャンボ!
こちらこそ、お久しぶりです☆
年2回の祭りでは、yokoさんの体験した断食明けの祭りの方がどちらかというと盛り上がります。
夜店などはどちらも同じように出るので、断食をしないでお祭りだけ楽しみたい人は、巡礼明けのお祭りの時期に来るのがいいでしょうね。
ところで、スワヒリ料理教室ですか、楽しそうな企画ですね。
1回目のメニュー、おいしくて日本人の口にも合うものばかり!大好評だったというのもうなずけます。
2回目のメニューもまた教えてくださいね。
スワヒリ語教室の方も、がんばってください。
バラカさん☆超!お久しぶりです~♪様々な活動の中にも 日々の生活や・お付き合いを楽しんで・大切になさっている!すばらしいですね♪私の近所(大阪)では…自治会や子供会等の地域の催しがなくなってきているので…淋しいかぎりです。夜店も大昔の話ですが~夏の間は 市内の通りでは 6日9日と決まった日に出てましたし 毎日・どこかの町内で盆踊りを踊ってた?ような気がします
☆マロさん、ジャンボ☆
こちらこそお久しぶりです。
マロさんのお元気そうなコメントを拝受してHappyです!
大阪は、スーパーがたくさんある今の時代にも、商店街が元気に継続していたりするので、近所同士のつながりも深く残っているのかなと想像していたのですが、地域の催し等はやはり減っているのですね。
夜店や盆踊りが復活したらいいなあと思っている人は多いのではないでしょうか。
バラカさんジャンボ!
ピラウたくさん作りましたね~(^O^)/
見ていても美味しそうだけれど、
実際本当に美味しいから全部平らげちゃうのでしょうね。
アスマちゃんとアイシャちゃん可愛い!!
後ろ姿最高です(*^_^*)
ジュマさん、ジャンボ!
毎回のことながら、炊きあがったときは、ほんとに全部なくなるの?と自分でも思ってしまうのですが、その日のうちにきれいになくなるので、とてもありがたいです。
年に2回のお祭りの日は、主婦としてのだいご味を味わえる日でもあります。
双子ちゃんの姿は、ほんとかわいくて、その場にいた大人全員が大いになごまされました。
バラカさん、ジャンボ♪
ピラウ、すんごい量ですね~~~
お祭りのにぎやかな雰囲気が伝わります♪
どこの国でもお祭りは一緒ですね
双子の女の子、めちゃくちゃ可愛いぃ~~~
この髪型、子供の頃、やってみたかったなぁ~~
って、今はこの髪型で事務はできませんし・・・f^^;
どうやってやるのか、興味津々です
私、髪の毛をいじるのが好きで、妹が披露宴に行く時とか友達が披露宴に行く時に髪の毛をセットしてあげたりするんですよ~
自分でもいろいろやっていました♪
今は、ショートなのでそのままですが・・・f^^;
首に巻かれた布と足に巻かれている布が同系色でオシャレですね~♪
☆おやびん、ジャンボ!
ほんと、国は違ってもお祭りの楽しみ方は似ていますね。
おやびんは髪をあれこれアレンジするのが得意なんですね。
こちらの女性たちも、ほとんどの人が家で髪を整えます。近所の人同士でござの上に座って、髪を編みこんでいる風景はごく日常のものです。
編みこみのスタイルはたくさんあるようですよ。
とってもこまかい編みこみなのですが、器用にさっさっと編みこんでいく様子は、いつ見ても感心します。
おやびん、今度髪をのばしたたら、事務所のないお休みの日にトライしてみては?
双子ちゃんの服の布使い、おしゃれですよね。
双子ちゃんのママの手作りなんですよ。
こんなにたくさん炊き込んだピラウ
夕方には、なくなっちゃうなんて
すごいです〓
本当においしそぉ♪
ふたごちゃん、かわいいですね(*^^*)
そして…おしゃれ♪♪
背中のバッグもキュートです。
バラカさん、こんにちは♪
ピラウ、美味しそうですね^^食べてみたいです!
スパイスがこんなにふんだんに使われていて、どんなお味なんでしょう?想像がつきません。
双子ちゃんも可愛いですね。
どこに国でも子供は天使ですよね~♪
☆こはるさん、ジャンボ!
来客の人数も多いですけど、1人ずつが食べる量もかなりですから、いくらあってもなくなっちゃうんです☆
双子ちゃん、おしゃれですよね。
毎年ママのお手製の服で、思いっきりおめかしして遊びに来てくれるんですよ。
☆rosaさん、こんにちは♪
スパイスって1種類ずつだと存在感ありすぎて・・・という感じになることもありますが、いろいろな種類をミックスして使うと、互いに味や香りがうまく溶け合って、料理のアクセントとしていい味出してくれるようになりますよね。
ピラウはどんな味といったらよいのでしょうか?
日本にない料理の味を説明するのは難しいです~~。
>どこに国でも子供は天使ですよね~♪
↓
ほんとにそうですね。
どの国も、子供が安心して笑顔いっぱいで過ごせる社会であってほしいです☆