ジャンボ!お元気ですか?
私達(島岡強&由美子)は、その後、ムブカも無事タンザニアに帰ってきたので、ティンガティンガ村(工房)に行って、ティンガティンガ展2013の報告とともに、画材(筆と刷毛)の贈呈をしてきました。
島岡強会長から、今年の展示会も大盛況だったこと、初めての方々は、色のシャワーのような空間にびっくりされること、毎年楽しみに来てくださっている方々も大勢おられること、東日本大震災の義援金(赤十字社へ振込)も継続できたことなどを伝えました。
そして、今年はアフリカ開発会議にちなんで開かれたパシフィコでのイベントのタンザニアブース(バラカのディスプレィによる)にずらりと並んだティンガティンガアートが大好評で、来日されていたキクェテ大統領も、ご覧になって、ムズリサーナを連発しておられたことなどを伝えると拍手がわきおこりました。
早々と、次の作品の構想について話し出すアーティストもいて、日本での展示会の継続によって、モチベーションが上がっているのを感じました。
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ティンガティンガ村では、悲しい出来事もありました。
長年、ティンガティンガアートの屋台骨をひっぱってきてくれたチムワンダさんの訃報です。
昨年、創始者エドワード・サイディ・ティンガティンガ氏没後40年を偲び、最後の直弟子アモンデと、3人の長老たち(チムワンダ、チャリンダ、サイディ)の4人に、1970年代を思い出して作品を描いてもらった時に撮った写真が、最後の笑顔になってしまいました。(写真:向かって一番右がチムワンダさん、その下のパネルに映っているのは、創始者のティンガティンガ氏)
この記念写真を撮った後しばらくして、チムワンダさんは体調がすぐれなくなり、入退院を繰り返しており、私達が4月に日本に行く頃には、危ないと聞いていたので、ある程度覚悟はしていましたが、やはり、とてもさびしいです。
チムワンダさんのほのぼのした生活画、大好きでした。
大きな目を見開いたキュートな動物たちの絵も、大好きでした。
子どもも大人も幸せにしてくれる絵を描いてくれてありがとう。
あなたのこと、素敵な絵のこと、忘れません。
喜びも悲しみもひっくるめて起きるのが人生の常。
悲しい訃報だけではなく、誕生の喜びもありました。
ザンジバルでは、私達が日本に行っている間に生まれていた隣のサラちゃんに初対面。
寝起きのびっくり眼がかわいかったなあ。それにしても、大きな目!
生と死は、人の力では何もできないものであることを実感しつつ、サラちゃんの澄んだ瞳を見ていたら、チムワンダさんが描く絵の中に出てくるキュートな目とだぶりました。
そんなこんなの日々の中、2013年6月11日、バラカのアフリカフェ@Blog7周年を迎えました。
タンザニア便りは、HPから数えると、13年になります。
スワヒリ語には、「手紙には、会うことの半分の価値がある」ということわざがありますが、便りを書くことで、皆さんと半分会えているんだなって思うと嬉しくなってきます。
コメントやメールをいただいたりすると、お会いしたことがなくても、身近に感じますしね。
今日も、こうして元気にお便りできることが、とても幸せで有難いことと感じます。
皆さん、どうもありがとうございます。そして、これからも、どうぞよろしくお願いします。
by島岡 由美子
☆ブログ7周年感謝祭、開催中です。プレゼント企画ありますので、ぜひご応募ください。
発表は、6月13日、まだエントリー受け付けています☆こちらからどうぞ。
「ティンガティンガアーティスト、チムワンダさん、素敵な絵をありがとう」への4件のフィードバック
バラカさん~下の記事にもコメントさせていただいたのですが。。。
ブログ7周年おめでとうございます!!
BBS時代からすると。。。
本当に、長い期間
仲良くしていただいて、ありがとうございます。
なんだか、なつかしいですね♪
「手紙には、会うことの半分の価値がある」
良い言葉です。
まだ、お会いしたことはありませんが
いつも身近に感じていますよ。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
☆こはるさん、ジャンボ!
ブログ7周年を祝ってくださり、ありがとうございます。
ほんと、BBS時代も入れたらずいぶん長いお付き合いですよね。
私も、こはるさんと「半分会いながら」積み重ねてきた会話や記事の数々が懐かしく思い出されます。
こちらこそ、これからもどうぞよろしくお願いします☆
チムワンダさん お亡くなりになりましたか。
彼の生き様は若い人達に引き継がれていくんでしょうね。
サラちゃんはどんな人生を歩むんでしょうね。
☆ジュマパパさん、ジャンボ!
チムワンダさんへの追悼の言葉、ありがとうございます。
チムワンダさんも、自分の人生をかけたティンガティンガアートが、若い人に受け継がれていくという安心の元、安らかに旅立っていかれたのだろうと思います。
一方、サラちゃんの人生は、まさに始まったばかり。この瞳には、みるものすべてが輝いて見えていることでしょう。ほんと小さな子は成長が楽しみですね。