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アフリカの民話採集の取り組みと、秋篠宮邸にお招きを受けたこと

【アフリカの民話の聞き取りをすることが、ライフワーク】
5月20日の中日新聞夕刊で、私(島岡由美子)が、長年アフリカ民話の採集をしていることや、水不足の現状をベースにした民話紹介などが書かれた記事が掲載されました。ちょうど三河安城展の初日だったので、この記事を、わざわざ会場まで速達で送ってくださった方がいて、感激!早速会場に貼りました。

記事の中にも書かれているとおり、20年ぐらいかけて、現地で、200篇以上の民話をききとっていますが、まだまだ面白いお話にめぐりあえると思います。
そうやって、アフリカの民話を掘り起し、アフリカの現状と一緒に、日本のみなさまにお伝えしていく活動は、私のライフワークとして、ずっと続けていきたいと思っています。
【アフリカの民話絵本~しんぞうとひげ】
3年前に出版した「アフリカの民話~ティンガティンガ・アートの故郷、タンザニアを中心に」(バラカ刊)の巻頭を飾った「しんぞうとひげ」のお話が、このたび絵本として発刊されました(ポプラ社刊)

ところで、このアフリカ民話絵本「しんぞうとひげ」とは、「心臓は、どうして左胸にあって、髭は、どうして男の人の顔にはえるのか」というお話です。
なんと、むかしむかしは、心臓も髭も、ふらふらと外を歩いていたんですね。
しかも、心臓も髭も貧乏で、いつもはらをすかせていたというところから始まる、びっくりぎょうてんの楽しいアフリカ民話です。
ポプラ社刊なので、図書館でも、書店でも問い合わせていただければすぐに入手できると思いますので、ぜひ読んでくださいね。絵本のカバーにもあるように、ティンガティンガ・アートで読む絵本として、衝撃のラスト(笑)をお楽しみください。
【アフリカの民話~読み聞かせで伝えていただれば幸いです】
アフリカの民話集を出版以来、丸3年かかりましたが、私自身が、アフリカの人から聞いたお話を、こうしてみなさんに絵本という形でお伝えすることができて、うれしく思います。さらには、皆様のお声で、アフリカのお話を、身近な人たちに伝えていただければさらにうれしいです!

バラカ主催ティンガティンガ原画展2015@横浜、名古屋、三河安城展開催のための日本滞在中(GW~5月)に、私自身も、7か所(幼稚園・小中高校、養護学校)で、ティンガティンガ交流会とともに、絵本の読み聞かせをしてきました。

とかく、アフリカは、負のイメージをおわされがちですが、この民話絵本を通じて、楽しみながら、アフリカの現状を知り、アフリカのよさ、文化にもふれていただきたいとに思います。
「しんぞうとひげ」は、絵本には珍しく、アフリカでの聞き取り時の様子や、アフリカの地図、ザンジバル、タンザニアの様子や習慣なども含めた簡単な解説ページもつけてありますので、読み聞かせの前後に、ちょっとそのあたりも付け加えると、アフリカ理解にもよりつながると思います。
ということで、読み聞かせをされる機会がある方々、 私はタンザニアに帰りますが、日本で、「しんぞうとひげ」読み聞かせの輪、ぜひ広げてくださいね!
【秋篠宮邸へ、お招きいただきました】
話はかわりますが、私たちは、自社展示会3会場目の三河安城展を5月24日に終えて、その日のうちに横浜に移動しました。(バラカスタッフとアーティストのアブダラ氏は、大阪に移動)
というのも、5月25日に、秋篠宮ご夫妻から、二人でお招きを受けていたからです。
アフリカの民話絵本「しんぞうとひげ」を、外務省→宮内庁経由で紀子様に献本したことと、昨年7月に秋篠宮ご夫妻がザンジバル武道館を訪問された際のことなどがあっての、お招きだったようです。
ということで、5月25日、お招きいただいたとおりの時間に、赤坂御用地内にある秋篠宮邸にうかがいました。
昨年の7月に、ザンジバルでお会いした時は、ご挨拶もそこそこに、すぐに席に着いて、柔道の試合が始まってしまったので、今回は、あらためて島岡会長も私も、自己紹介をかねてご挨拶をしました。
【ザンジバル武道館での思い出】
その後は、昨年7月にご訪問なさった、タンザニアでの思い出や、秋篠宮ご夫妻の海外での思い出やザンジバル武道館の秋篠宮ご夫妻ご来訪柔道記念試合の時のことなどをお話しいただいたり、島岡会長から長年の志に沿って歩みを進めているアフリカ独立革命(漁業、運送、貿易、柔道を軸にしたアフリカの人々の自立雇用につながる事業や、柔道、ティンガティンガ・アートのことなど)についてお話したり、ご質問をいただいたりしました。

【アフリカの民話や絵本「しんぞうとひげ」について】
また、この日は、献本した絵本「しんぞうとひげ」を、紀子様が用意して下っていて、絵本をテーブルの上で開きながら、紀子様自らが、秋篠宮様に絵本の内容をご説明してくださる場面がありまして、秋篠宮様も、
「ほう、これが心臓で、これがひげなのですね」とおっしゃりながら楽しそうにみてくださったので、私も、
「はい、しんぞうもひげも、21日間もたべものが見つからず、ふらふらになっている場面です」と調子に乗ってご説明いたしました☆

お二人で、絵本の最後の解説ページをご覧になり、井戸水をくんでいる写真や、床に座って食事をする写真などをご覧になりながら、あらためて、水不足や空腹といった話題にもなり、紀子様からは、この絵本でアフリカのことを、いろいろ伝えることができそうですねというお言葉をいただきました。
絵本のあとも、アフリカの民話の話題が続き、秋篠宮様から、
「なまずや、にわとりに興味があるのですが、アフリカの民話には、なまずや、にわとりが出てくるお話もありますか?」といったおたずねもあったので、
「にわとりのお話はありますが、なまずの話はまだ聞いたことがありません。なまずではないですが、ザンジバルには、なまこが出てくる珍しいお話「なまことへび」もあります」とおこたえし、「なまことへび」のあらすじをお伝えしました。
こうして、絵本や民話の話題の中で、美智子皇后さまのご著書「橋をかける」という本に感銘を受けたこと、子どもが読む本であっても、きれいな、ハッピーエンドのお話だけではなく、人生の悲しみや理不尽さが書かれた本を読むことも大切であるといったお考えに共鳴しますという気持ちもお伝えすることができました。

IBBY世界大会に向けてのメッセージが含まれた、とてもすてきなご本です。
多岐な話題で1時間ほどお話をした後、お庭も見せていただきました。
広いお庭にはサギが飛び、アルゼンチン産のまーらという巨大ねずみが遊んでいました。(最初、ウサギが顔を出しているのかと思いました)

赤坂御用地の周りは、東京の大都会ですが、巽門を一歩入ると森のようになっていて、静かで騒音もなく、別世界のようでした。
ということで、私たちは、タンザニア山形友好協会主催のティンガティンガ原画展@山形に協力参加(5月29日~31日)してから、タンザニアに帰ります。
離れていても、心はパモジャ!(Together、一緒)を合言葉に、それぞれの場所ではりきっていきましょうね。
私も、いつの日かまた、新しい民話を、皆さんにお届けできるといいなと思いながら、アフリカでの日常の中からの民話のききとり、今後もマイペースで進めていきます。
           島岡由美子

「アフリカの民話採集の取り組みと、秋篠宮邸にお招きを受けたこと」への3件のフィードバック

  1. 由美子さん、ジャンボ!!
    ご無沙汰しています♪
    久しぶりに覗いてみたら素敵な記事ですね!
    改めて島岡会長と由美子さんのご活躍の素晴らしさ
    を母と話していました。
    秋篠宮ご夫婦との写真、とっても素敵です♪
    (母がとても感動してしまい、このお写真をプリントアウトし、ティンガティンガの絵と共に事務所に飾ってしまいました・・・笑)
    今週は山形で原画展があるのですね
    行けないのが残念です(><)
    これからのご活躍も応援してます!

  2. baraka_tanzania

    おやびん、ジャンボ!
    はい、5月31日まで、山形展開催中。仙台展以来の東北でのティンガティンガ原画展なので、私もちょうどおやびんさんやけいちゃんとお会いした仙台展のことを懐かしく思いだしていたところです!
    私たちの活動へのエールもありがとうございます。これからも、一歩一歩地道に歩みを進めていきますね。

  3. baraka_tanzania

    ☆☆☆さん、ジャンボ!
    拍手コメントありがとうございました。
    5月28日にコメントいただいていたのに、気づくのが遅くなってすみませんでした!
    民話採集と再話の取り組みへのご声援、ありがとうございます。これからも、マイペースで続けていきます。

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