熊本を中心とする地震で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
九州で、熊本を中心に大地震が起き、現在も余震も続いて、大変なことになっていることが、世界のニュースとして、ここタンザニアにも流れており、それを知った人たちが、驚き、日本の方々へのお見舞いの言葉、そして平安が戻ることへの祈りの言葉を、伝えに来てくれています。
早く余震がおさまり、これ以上被害が広がりませんように。
被災された方々が、1日でも早く、平常の生活に戻ることができますように。
そして、亡くなられた方々のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
そして、バラカとしてもできることを考え、今年のティンガティンガ原画展の収益の中から、東日本大震災並び、熊本地震被災地へ義援金を送ることにしました。
(現地ティンガティンガアーティストへの画材支援も続けます)
【熱帯アフリカの季節感】
さて、今日のタンザニア便りは、前回の、カシューナッツに続いて、花話題です。
熱帯の島国ザンジバルでは、年中、ブーゲンビリアやハイビスカスが咲いていて、日本のように四季で花を楽しむという感じではありません。
なので、ここでの季節感は、マンゴーやパイナップルは暑い季節、オレンジは涼しい季節、中間にはランブータン・・・といった感じで、フルーツの移り変わりで感じとっています。
そんなふうなので、断然「花よりだんご派」の私ですが、バオバブの花を見て以来、身近な花が、ひそかにマイブーム。
【ブーゲンビリア~色づいているのは、花びらではありません】
いつでも身近に咲いているので、気にしていなかったけれど、ブーゲンビリアも、よく見ると、いろいろな色があって、きれいです。
実際の花は、中央部にある小さな3つの白い部分。
色づいた花びらに見える部分は、花を取り巻く葉(包葉)だそうですよ。
某月某日、珍しく雷を伴う豪雨がやんだばかりで、びしょぬれになったブーゲンビリアからは、ほっとした感じが伝わってきました。
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3つの白い花をつけた姿を見たいなと思って見渡してみると、意外と、3つの白い花が同時に咲いているブーゲンビリアは、見つかりません。
見たい、見たいと念じていたら、25日目に、発見!
そういう時に限って、カメラを持っておらず、(人生ってそうんなものですよね)、急いで家にカメラをとりに帰り、3つ咲いていたブーゲンビリアの場所に戻りました。
カメラをとりにかえって、ブーゲンビリアの場所に行くまで、ずっと思っていたのが、
「しおれないで、待ってて!」
思いが通じて、3つともしおれずに待っていてくれました。
ほんと、花とも一期一会ですね。
待っててくれて、ありがとうの記念写真、パチリ!
【香りでわかるよ、プルメリア】
風にのって、上の方からいい香りがただよってきたら、それはプルメリア。
ハワイのレイで有名ですが、暑い国には多い花です。プルメリアは、椿のように、花ごとぽろりとこぼれてくるので、見つけると、つい拾ってしまいます。
プルメリアは、白のイメージがありましたが、あらためて見渡してみると、ピンクや赤などいろいろで楽しいことを発見。
(なぜ、今まで気がつかなかったのかな??)
ハイビスカスもそうですが、プルメリアにも、青い空と海が、実によく似合います!
【ジャスミンは、早朝に】
ザンジバルで、ジャスミンのつぼみは、早朝でないとみられせん。
今にも咲きそうな、ピンクに膨らんだつぼみは、うんと早朝に、女性たちによってつみとられてしまうから。
ジャスミンやバラのつぼみ、プルメリアなど、いい香りの花を、枕元や、ベッドの上にまいておくと、夕方には花が開いて、夜にベッドに入るころには、いい香りで部屋中が包まれるという粋な演出をするというのが、ザンジバル流。いい奥さんの条件の1つです。
たから、ザンジバルでは、早朝、まだ日が昇りかけの時間から、せっせとジャスミンや、香花を摘む女性たちの姿が、見られます。
【香りの贅沢、これぞ、夫婦円満の秘訣なり】
これは、ある意味、切り花にして、花瓶に入れて数日楽しむより、ずっと贅沢なことかもしれませんね。そして、この贅沢こそが、夫婦円満の秘訣かもしれません。
【木の下で集う日常】
ザンジバルでは、昨年10月の総選挙以来、数か月にわたって、正式に大統領も閣僚も発表されす、混とんとしたまま過ぎていましたが、その後前代未聞の再選挙が3月20日におこなわれると発表されました。
警戒態勢も厳しく、防弾チョッキを装備した警官や軍隊が、トラック移動していたり、警備している姿が日常に見られ、ふだん平和なザンジバルに緊張が走っていました。
結局、再選挙を認めないと主張する野党ボイコットで再選挙が実施され、与党の勝利宣言がおこなわれました。(この一連のことは、時代錯誤の感がありました)
木陰には、人が集い、なるべく木陰を通って通勤通学、そんな何気ない日常風景は、平和あってこそと、再認識している今日この頃です。
~期待は、希望!白いレインリリー~
4月某日、暴風雨が吹き荒れ、ザンジバルでもダルエスサラームでも、冠水、浸水、屋根の倒壊などがありました。
暴風雨がおさまったあと、外に出てみたら、真っ白なレインリリーが咲いていました。
花壇でもない場所なのに、ひょこひょこと顔を出していて、ざっと数えただけで50はありましたよ。花径2㎝ほどの小さなレインリリー、茎が15~20㎝ぐらいで、文字通り、ひょこひょこっとのびているのです。
どれも、雨に打たれてびっしょびしょでしたが、
「それがいいんだよね」
という感じで、朗らかでした。
レインリリーの花言葉は、🌼純白の愛 🌼期待 🌼便りがある
🌺『期待』する心は『希望』につながり、『希望』を持つと、人は、明るく、そして、強くもなれる気がします。
熱帯アフリカに咲く、可憐なレインリリーに、願いを託しながら、あらためて九州の地震が早くおさまって、1日も早く平常の生活に戻ることができますようお祈りします。
by島岡由美子
バラカ主催ティンガティンガ原画展2016春、今年は、横浜、名古屋の2か所で開催します。
今年のテーマは、「家族愛~平和への道標(みちしるべ)~」です。
GW(4/29~5/8)は横浜のギャルリーパリ@日本大通りで、5/13~5/22は名古屋の妙香園画廊@栄の大津通りで、お会いしましょう。(名古屋展は、会場がかわります!)
今年の見どころ、制作風景、日時場所など詳細は、→こちらです。