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ザンジバル武道館柔道杯2016~ジュニアたちも活躍しました!

このごろ、野球話題が多かったですが、今日は久々に柔道の話題です。
ザンジバル柔道連盟、今年最後の大会、ザンジバル武道館杯2016は、12月18日(日)に、無事終了しました。

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ザンジバル武道館杯は、大会名の変遷はありますが、2001年から始まっており、今回で通算14回目です。
(昨年は、ザンジバル選挙の影響の政情不安で、開催できませんでした)

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『ザンジバル武道館杯2016、最大参加人数の大会に!』
ザンジバル(ウングジャ島、ペンバ島)、タンザニア本土から合わせて86人集結し、過去最大数の参加人数となり、タンザニア一決定戦の熱い戦いが繰り広げられました。
(タンザニア本土から30名、ザンジバル56名(ペンバ島からの選手15名を含む)
今回は、各階級の参加選手が多かったので、勝ち抜くためには、1日で4~5試合することになり、スタミナがないと上がれなかったので、底力を出せた実力のある選手たちが勝ち上がりました。
また、今大会は、ペンバも含めたザンジバルの快進撃が見られ、6階級で、ザンジバルが金5 銀4 銅 7を獲得。(タンザニア本土は、金1 銀2 銅3)

今大会優勝者
 昨年、日本柔道留学@順天堂で鍛えていただいた、バルク(81kg)が金、ハフィズ(73kg)が金、アリ・ジュマ(60kg)が銀と、三人揃って活躍しました。
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『まだ、ペンバ島に金メダルの悲願は成らず』
男子81kg級は、バルクと、タンザニア本土、ザンジバルのベテランを破って勝ちあがったペンバ島からの選手ングワリが、決勝戦で対決。
ングワリは漁師パワー全開でバルクに向かっていきましたが、ザンジバルのターミネーターと異名をとるバルクには、パワーもテクニックもかなわず、最後は押さえ込みで一本負け。
ペンバ選手による金メダル獲得の夢は今大会もかなわずでした。

しかし、今大会も、ペンバ島の選手15名のうち、銀1、銅2を獲得して、とにかくメダルをもちかえることができ、喜んでいました。
ペンバ島の選手には、このモチベーションを持ち続けてほしいです。
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『交通事故の怪我を負いながら、優勝、男子66kg級』
アブドルラッビルが危なげなくオール一本勝ちで優勝。
しかし、この優勝の裏には、大会1週間前に交通事故で、腰を強打。蒸し暑い気候の中で、傷口がひどく膿んでしまい、病院通いをしながらの出場でした。本当によくがんばったと思います。

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『最年長、キボンゲ、優勝おめでとう!男子無差別級』
キボンゲこと、最年長のマスーディが、一本勝ちで決勝進出。
会場からの「キ~ボンゲ!キ~ボンゲ!」コールを受けながら、タンザニア本土の大きな選手を谷落としで投げ飛ばし、見事な一本勝ちで、優勝。

大会数日前まで、マラリアをひきづって大会参加が危ぶまれていたマスーディでしたが、完勝して安堵の笑顔を見せていました。
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『女子無差別級タンザニア一決定戦』
決勝は、57kg級のムジガニが、ベテランのライラトゥ(70kg)を破って初優勝。
ムジカニも、ライラトゥも、結婚、出産を経て、一児のママとなって復帰した選手です。
女子は、本土3人、ザンジバル3人の合計6人と少人数ではありましたが、なにはともあれ、女子の部も試合を組むことができ、1、2、3位をザンジバル勢で占めることができました。

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『大敵は、停電!』
この日は、思いがけず、大会前半で、突如停電し、結局決勝戦が終わるまで電気がなかったので、久々にマニュアルの掲示板を使う、マイクが使えないので大声で伝達、コピー機も使えないので人間コピーと化して何枚も筆記する、扇風機も止まり、ハイステージもサウナ状態、スーツ姿の島岡名誉会長と、在タンザニア日本大使館の代表としてきてくださった来賓鈴木参事官は特に暑くて、完全に我慢大会と化すなどいろいろなことがありましたが、大きな怪我もなく、無事終了したことに感謝します。

このところ、長い停電はなかったので、発電機は用意しなくてもいいかと油断していました。やはり、油断大敵ですね。

みんなが楽しみにしている参加賞、今年は、JUDO Tシャツを作りました。
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『がんばれ、未来のザンジバル柔道を背負うジュニアたち!』
今回、大人の部初参加した60kg級には、16歳~18歳のジュニア選手たちが8名、そのうち、イブラヒム、アブドルシャクルの2名が大活躍、決勝には残れませんでしたが、敗者復活戦で勝ちあがり、二人とも銅メダルを獲得したので、ジュニア選手たちのテンションが上がっています。

試合前は、大人と試合するのが怖いとおずおずしていた子達も、
「来年は、ナショナルチーム
に入って、国際大会(東アフリカ大会)にも出たい!」
と一気に希望も大きく膨らんだようです。
過去にも、アザン、アブドルサマッド、アブドルラッビルといった、十代で東アフリカ大会でメダルを獲った先輩たちもいるので、彼らに続けるようがんばってほしいなと思います。
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昨年末の武道館杯は、ザンジバルの政情不安のために開催できなかったのですが、今年は無事開催できてよかったです。やはり、スポーツで競い合えるのは、国内に平和あってこそですね。
今年のザンジバル柔道は、今大会で試合はしめくくり、来年3月の東アフリカ柔道選手権大会@ザンジバルに向けて、日々の練習を続けていきます。
みなさん、今年も、ザンジバル、タンザニア、アフリカの柔道を応援してくださり、ありがとうございました。
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12月は、野球、柔道と大きな大会が続いたので、スポーツ月間のような感がありましたが、スポーツを通して、若者たちが力を競い合う姿はいいものですね。
野球は炎天下での応援、柔道は、サウナのように蒸し暑い武道館内での応援で、へろへろ気味でしたが、来年も引き続き、野球も柔道も、応援していきたいと思います。
             by   しまおかゆみこ

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