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モネが夢見た、青い睡蓮(スイレン)~ザンジバルとモネの池から

明けましておめでとうございます。
アフリカの花便り、新春2018は、モネが夢見た、アフリカ原産熱帯性 青い睡蓮(スイレン)からスタートします。
今号は、特別に、フランスのモネの庭に咲く温帯性睡蓮もあるので、お楽しみください。
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ザンジバルのマルフビ宮殿遺跡の片隅で、アフリカの熱帯性の青いスイレンに出会いました。
青い睡蓮は、本当に美しく、花芯と花びらのコントラストも鮮やかで、神秘的ともいえるような色あいの上、香りもまたすばらしく、色といい香りといい、すっかり魅了されてしまいました。

この青いスイレンには、誰もが魅了されてしまうのでは?と思ったのですが、ザンジバルの人たちはぜんぜん気にしてなくって、この池の水で、ざばざば水浴びしたりしていて、ムードはなにもありません(笑)
エジプトでは、スイレンが朝に花開き、夕刻に閉じることから「太陽の花」として大切にされ、また、いったん閉じた花がまた翌朝に美しく開花する様から、復活や永遠の象徴として崇められ、ピラミッドなどの多くの壁画に描かれていますし、「太陽神」にささげる花としても、香料としても、女性の髪飾りとしても昔から生活の中で大切にされているそうですが、同じアフリカの中でも、待遇がえらく違いますね。

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ちなみに、池をのぞく島岡会長(写真の右端の人)の視線は、美しい青いスイレンの花ではなく、池の中を動き回る虫たちにあります→虫は好きでも花にはまるで関心がないので(笑)・・・ということで、日本人でも感じ方は、それぞれのようです★
みなさんは、アフリカ原産の熱帯性青いスイレンをご覧になって、どうお感じになるでしょうか?

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さて、スイレンといえば、フランスの巨匠、印象派の画家モネの睡蓮(スイレン)作品を思い出される方も多いのではないでしょうか?
モネは、アトリエを構え後半生を過ごした「ジヴェルニーの庭」に「水の庭」を作り、晩年は、この池に咲くスイレンの絵を200点以上も描き続けたことでも有名ですね。
モネの描いた睡蓮の絵と、モネが絵を描いていた風景をどうしても見たくなって、フランスまで行ってしまいました。

私がパリ郊外にある「ジヴェルニーの庭」を訪れたのは6月で、ちょうど睡蓮が満開で、まさに、モネが描く「スイレン」の絵の世界が眼前に広がって、息を呑むほど美しく、幻想的な風景で感激しました。
これをモネは描いていたのですね。
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光の加減や、風で水面がさざめいたときなど、まさに、モネの絵のように見える場面も合って、夢中でカメラに収めましたが、私の写真ではなかなかその美しさが伝えられないのが残念です。

赤、ピンク、白、黄色、クリーム色など色とりどりの温帯性の睡蓮が咲き誇っていましたが、たしかに、熱帯性の「青い睡蓮」はみあたりませんでした。

モネは、アフリカ原産の青い睡蓮を夢見て、八方手を尽くして株を手に入れはしたけれど、フランスの冬は寒すぎて、どうしても育てることができず、作品の中には、イメージだけで青い睡蓮を描いたといわれていますが、それは本当だったんだなと、本物のモネの池に咲くいろとりどりの睡蓮がみな温帯性スイレンだったのをみて思いました。

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ところで、モネは、この小さな村にうつりすんで、自分の作風(自然の光と影を得の中に取り込む)をより追求することと、絵を通して平和を訴えるために、広い敷地を花でいっぱいにしていたわけですが、

今でも花がいっぱいのすばらしいお庭が開放されており、

「水の庭」には日本風に竹や睡蓮もいっぱいにして太鼓橋までつくって和風テイストのスポットもありましたし、

家の中には、モネが集めた日本画がたくさんあって、驚きました。

そして、モネは、日本人が知らないうちに、日本の文化や芸術のすばらしさを、フランスで発信してくれていたんだなと、うれしくなりました。
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また、モネは、晩年に目を患いながらも、力をふりしぼって睡蓮の作品を描くことに集中し、スイレンをテーマにした作品には、モネの平和への祈りがこめられていて、睡蓮の大作は、戦争に疲れた国民を平和と癒しの中ですごせるようにという遺言とともに、フランス国に寄贈し、その作品が今もオランジュリー美術館に展示されています。
ここは、睡蓮の大きな作品を飾るために作られた美術館だそうで、モネの遺志をくんで、自然光がやわらかく入る中で、睡蓮の絵を鑑賞できる設計になっていました。

この巨大なスイレン作品は、どのようなキャンバスに描いたのでしょうね。
それにしても、画家として成功してからも、世界平和や、フランス国民として何ができるかを考え続けて生きたモネはすばらしいなと感じます。

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私が、ザンジバルで青いスイレンを見つけたのは、フランスのモネの庭の池のような、すばらしく手入れされた池ではなく、だれからも手入れされない、小さな小さな池ですが、モネが夢見ながらも生涯いることができなかった熱帯性の青い睡蓮を、こんなに間近に、独り占めしてみることができるなんて、なんと贅沢なのだろうかと、ザンジバルに帰って、あらためて思ったことでした。

たとえ誰かといっしょにいても、花を見てないので、やっぱり独り占めです(笑)

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Smile in Africa always make me Happy!
アフリカには、笑顔という花も、たくさん咲いています。
そして、笑顔の花たちは、いつも私を励まし、Happyにしてくれます。
今年最初の笑顔は、この1枚。

お気に入りのカンガを着た女性たち、美しい布をまとうと、笑顔もさらに輝いてみえますね。
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ということで、花便り2018の第一便は、ザンジバルの熱帯性青い睡蓮と、フランスのモネの池に咲くいろとりどりの温帯性睡蓮でした。
皆さんの周りには、どんな花が咲いているでしょうか。
今年も、アフリカで出会った熱帯の花、笑顔の花々を中心にご紹介していきます。
みなさま、2018年も、ご一緒に、アフリカのトロピカルフラワーを楽しみましょう!
    byバラカタンザニア    しまおかゆみこ
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[[pict:camera]]写真をクリックすると、大きな画像が見られます。
🌼バラカのHP熱帯の花・アフリカの花の目次は、こちらです。みなさま、ご一緒に、トロピカルフラワーを楽しみましょう!
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☆タンザニア便りも綴っています。
最近の記事は、こちら、目次ページは、こちらです。
🌻「アフリカに咲く熱帯の花、笑顔の花 ワイルドフラワー120」(オ
ールカラー)
を、2022年2月にかもがわ出版から上梓しました。

この本は、書店、アマゾンなどオンライン、バラカのセレクトショップでも購入できます。図書館ご利用の方はリクエストしてくださいね。
🌺動画で、アフリカ花の旅に出ませんか?
https://youtu.be/qx4zy5uq4dw (1分半のショートバージョン)
https://youtu.be/6x8AY5rKz8E (たくさん花木がみられる5分のロングバージョン)

「モネが夢見た、青い睡蓮(スイレン)~ザンジバルとモネの池から」への5件のフィードバック

  1. バラカさんジャンボ!
    今年もよろしくお願いいたします。
    青い睡蓮、本当にきれいですね。
    アフリカの花100種類、すでに立派なコレクションですね・・・楽しみにしています。
    今年もよろしくお願いいたします。

  2. baraka_tanzania

    harumiさん☆ジャンボ!
    2018年花便り第一便へのコメントありがとうございます。
    こちらこそ、今年もよろしくお願いします。
    青いスイレンは、神秘的なほど美しい青でした。
    harumiさんの100回コンサートもありましたが、私も花100種目指して更新中です・・・が、私の場合は、とってもポレポレですので、まだまだ半分にもいっていませんが、今年もごいっしょにお楽しみいただければ幸いです。
    harumiさんにとっても、世界中の人々にとっても、笑顔多き1年になりますように。 

  3. baraka_tanzania

    ☆☆☆さん、拍手コメントありがとうございました。気づかずにおりまして、レスが大変遅くなってしまってしみませんでした。
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    青い睡蓮いいですね。
    パワフルな行動力に賞賛を送ります。
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    熱帯性青いスイレンの記事を読んでいただけてうれしいです。
    本当に美しい青なんですよ。   フランスのモネの池のスイレンの中には青いのはなかったですが、見事に咲き誇っていてすばらしかったです。
    また、アフリカの花便りも綴っていきますので、楽しんでいただけば幸いです

  4. 少し前に、僕が、初めて花を見て綺麗だと思った青いナンヨースイレンが、アフリカのザンジバルにも咲いていると知ってびっくりしました。
    ところで、この花の名前は、スターオブザンジバル、でした!凄い偶然に2度ビックリしました!
    インターネットで、スターオブザンジバルと検索してみてください😊

  5. baraka_tanzania

    TAKUさん☆この青いスイレンの名前、スターオブザンジバルというのですか??知らなかったです。とってもかっこいい名前ですね。ザンジバルというのがついていてなんだかうれしいです。  ほんと、この青い色、素晴らしく美しくいつまでも眺めていたくなります・・・けど、すごく暑いので長くはいられませんが(笑)

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