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オウコチョウ 沖縄三大名花 黄胡蝶

おひなさま2021が近づいていますが、いかがおすごしでしょうか。
今日は、アフリカから、おひなさまにぴったりの花を紹介します。

【色も形もかわいい、オウコチョウ】
「おはなをあげましょ、桃の花~♪」と心の中で口ずさみながら歩いていたら、このピンクのオオゴチョウの花たちが、長いおしべをなびかせながら、みんなで「おひなさまの歌」をうたっているのが聞こえてきました。

黄胡蝶の名前のとおり、蝶がひらひら飛んでいるような形をした、とてもあいらしい花です。
長く突き出しためしべ(花柱)や、おしべも個性的。
風になびいているおしべを数えてみたら、10本でした。
 
英名は、ピーコックフラワー(Peacock flower)

花を実際に見るまでは、日本人には蝶に見えるのが、西洋の人には、クジャクに見えるのかな?なんて思っていました。
実際によく見てみると、1つ1つの花は、ひらひら飛ぶ蝶のようですが、少し離れて全体を見ると、クジャクのハネにもみえてくるから不思議なものですね。

上から見ると、花が輪っかになって咲いています。
風に吹かれると、メリーゴーランドのよう!
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Caesalpinia pulcherrima
マメ目ジャケツイバラ科カエサルピニア属

オオコチョウは、デイゴ、サンダンカとともに 沖縄の三大花木に数えられているそうです。

【なぜ、スワヒリ語の花名は、かわいくないのかな??】
蝶も、クジャクも、美しいもののたとえですが、ザンジバルの人は、なんと、このかわいい花を、「デブ(=ひげ)」と呼んでいるのです。
もう少しかわいい名前はなかったのかな?????

アフリカの民話絵本の題名「しんぞうとひげ」は、スワヒリ語でいうと、「モヨ(心臓)デヴ(髭)」になるので、このかわいいオウコチョウと、この髭の絵とイメージ違い!と、思わず突っ込みたくなる花名でした。

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上も、下も、スワヒリ語だと、同じ名称「Ndevu(デヴ)(髭)」
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【すてきな花言葉】
ちなみに、オウコチョウの花言葉は、
[[pict:item1]] 自分らしく生きるのが一番    [[pict:item2]]個性的な美 などでした。
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こんな素敵な花言葉をつけたのは、誰なのでしょうか。
熱帯の花というと、ひたすら「原色!」のイメージが強かったのですが、よく見ると、意外とやさしい色の花もあるのですね。
オオコチョウは、ピンクだけでなく、白、クリーム、黄色、オレンジなど、いろいろですが、

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このオレンジ色は、熱帯らしさ全開ですね。
なんだか美味しそうな豆のさやもつけてましたが、食べられないのが残念!
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アフリカには、「笑顔」という名の花もたくさん咲いていて、その花たちは、いつも私を元気づけ、Happyにしてくれます。
今日の写真は、「そろって卒業うれしいな」 の笑顔です。

「おめでとう!君たちの友情がずっと続きますように」
日本も、卒業のシーズンに入りますね。
ちょっと早いですが、ご卒業、ご卒園のみなさま、おめでとうございます。
その前に、おひな祭りもお忘れなく☆

        島岡由美子
******2022年2月追記*****
🌼熱帯の花・アフリカの花の目次は、こちらです。
🌻「アフリカに咲く熱帯の花、笑顔の花 ワイルドフラワー120」(オールカラー)
を、2022年2月にかもがわ出版から上梓しました。

この本は、全国書店、アマゾンなどオンライン、バラカのセレクトショップでも購入できます。図書館ご利用の方はリクエストしてください。
🌺動画で、アフリカ花の旅に出ませんか?
https://youtu.be/qx4zy5uq4dw (1分半のショートバージョン)
https://youtu.be/6x8AY5rKz8E (たくさん花木がみられる5分のロングバージョン)
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☆タンザニア便りも綴っています。
最近の記事は、こちら、目次ページは、こちらです。

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