2022 年11月8日、皆既月食、みなさんは、どこでご覧になったでしょうか?
私たち島岡は、ザンジバル野球チームの野球文化交流のため、沖縄に来ています。なので、月食は沖縄で見られてラッキーでした。
【野球部との友情~沖縄での野球&文化 国際交流】
初来日中のザンジバル野球チーム13名、初めに行った、長井市@山形での交流プログラムを終えて、沖縄に来ています。那覇空港では、選手たちが会いたくてしょうがなかった初代ザンジバルコーチ、上原拓さん(元海外青年協力隊 現在、普天間高校教諭野球部監督)と、ザンジバルで2か月審判と野球を指導してくだった小山克仁さん(アジア野球連盟審判長)はじめ、沖縄高野連の方々が迎えてくださいました。
*****
沖縄に着いた翌日、宜野湾アトムホーム球場で普天間高校の野球部と初めて会って、合同練習の後、混合チームになって紅白戦をしました。
*********
そして、午後には小山克仁さんと沖縄高野連審判団による審判セミナーがおこなわれ、普天間高校野球部のみなさんが、守備やバッターになってサポートしてくださり、全員が修了証をいただくことができました。
また、この際に、マスターズ甲子園大会からの記念ボールをいただきました。
プレゼンテーターは、沖縄高野連審判で、マスターズ高野連でも審判を務める玉代勢 秀人さん 野球に関わるのは若い時に限らず、生涯野球人として人間を磨き、がんばってくださいという意味を込めてのプレゼントだったそうです。
「マスターズ甲子園」は、全国の高校野球OB/OGが、性別、世代、甲子園出場・非出場、元プロ・アマチュア等のキャリアの壁を超えて出身校別に同窓会チームを結成し、全員共通の憧れであり野球の原点でもあった「甲子園球場」で白球を追いかける夢の舞台を目指そうとするもの →マスターズ甲子園東京HPより
<カリームが、初日に感じたこと>
普天間高校のキャプテン川添さんから、スワヒリ語で歓迎のスピーチをいただきました。内容がすばらしかったので、あとで、校長先生から、キャプテンの原稿をいただいてきました。
ザンジバルチームのスピーチは、まとめ役のカリーム。初代ザンジバル野球コーチで最初に指導してくださった上原さんの第一期生の一人です。上原さんの次を担ってくださった島田さんの後は、日本人コーチ不在となってあしかけ4年、カリームが中心となって野球の灯を消すことなく、みんなに声がけしながらザンジバル野球をけん引してきました。
そのカリームが、この野球交流初日、ザンジバルを代表してスピーチでこんなことを言いました。
「普天間高校野球部の人たちとは、なぜだか会った瞬間から懐かしい気持ちがしました。
前にも会ったことがあるような、なんだか少し会わなかった家族と再会したような親しい気持ちがしたのです。
きっと僕たちも、みなさんも、同じ上原拓さんの教え子同士だからですね。」
*****
ザンジバルチームも、普天間チームもみんな上原さんの教え子であり、愛弟子ですから、国境を越えてもなにか通じるものがあるのかなって、カリームの言葉を聞いて感じました。
*****
土日の親善試合以外の日は、普天間高校に通って、音楽、体育、地理、歴史、美術、書道、茶道、英会話、家庭科、異文化交流会など、様々な授業に参加しながら日本のことを学び、夕方からは、普天間高校や沖縄尚学高校で合同練習をしています。
****
毎日が新しいことばかりで、とても刺激的で、日本、沖縄のことを学び、驚き、親しみを持ちと忙しそうですし、野球の面でも毎日刺激を受け、向上心が強くなっているようです。
また、野球についても、今日はこうだった、すごいピッチャーがいた、夜でも野球ができるグラウンドだった、雨の日はこんな練習をしたなどなど、興奮気味に話しています。
******
*****
これは、沖縄での親善試合のパンフレット。
☆沖縄チームは、18校から国際交流に関心のある野球部有志で編成されている選抜メンバー。
パンフレットの裏表紙にある ザンジバル野球連盟名誉会長島岡の言葉通り、日本に来て、上原さんの元で野球をすることは、彼らの長年の夢であり、ザンジバル野球の原点回帰でもあります。
13人のザンジバル勢、これからのザンジバル野球発展のために、長井市@山形に続き、沖縄の地でも、もりだくさんの野球&文化を学ぶ国際交流プログラムを元気にしっかりやりとげて、たくさんの学びと、出会った方々との友情をザンジバルにもちかえってほしいと願いながら、毎日見守っています。
島岡由美子
☆各校野球部の諸先生方と部員の皆さん、ありがとうございます。
皆さんと一緒に野球をすることが、今後のザンジバル野球の発展につながっており、一日一日がとっても貴重な機会です。引き続き、どうぞよろしくお願いします。
☆選抜チームとの親善試合や、学校での文化交流については、また後日お伝えします。
☆この国際交流事業のきっかけ、経緯などは、こちら「ザンジバル野球チーム、日本に行きます!」で。