横浜、名古屋のティンガティンガ展で日本に行っている間のラマダン中に、東アフリカ柔道選手権大会がウガンダで開催され、ザンジバルチームは、選手10人のうち、5人がメダルを獲得。
チームを率いたモハメッド会長によると、ラマダン(断食月)中の開催で、朝夕の強化練習中に、体重激減の選手が多かったそうですが、みんながんばってきました!
海外遠征初体験のザンジバル若手三羽ガラスは、イブラヒム一人だけが、銅メダルをGET.
メダルはとれなかった2人(60㎏、66㎏)も、6月に道場で会ったら、遠征に行く前とは違った、精悍な顔つきになっていました。
ザンジバル→ダルエスサラーム 船で移動して一泊
ダルエスサラーム→カンパラ@ウガンダ 早朝バスに乗って、国境辺りで一泊して、翌日の夜にカンパラ着
といった長距離移動も含めて、国境を越えて、アウェイの場所で国際試合に出場する、ザンジバルの島の中にいては経験できないことばかりです。
やっぱり、海外遠征は、人を成長させるなあと、若手3人の顔つきをみて感じました。
かわいい子には旅をさせろ っていう諺にもうなずけますね。
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この写真は、ちょうど10年前、2012年のヤングスターズ大会の時の思い出写真、先頭で、口をぽかんと開けている子がイブラヒム、ちっさ!
これを見ると、一緒に写っている子たちはまったく残っていませんから、イブラヒムは、よく今日までがんばったもんだなって思います。
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イブラヒムはじめ、若手三羽ガラスたちは、今のザンジバルのちびっこヤングスターズたちのあこがれの的。
逆に彼らが子どもの頃は、十代から活躍していたアブドルラッビル(今も66㎏級で活躍中、今大会も銅メダル獲得して、夏のコモンウェルス大会にも選ばれました!) があこがれの的だったから、時代はめぐるものですね。
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子どもたちには無限の可能性があります。だからこそ、子どもたちが大いに学び、健康に育って、立派な社会人になるのを応援するのが大人の役目、そのためにも、戦争のない平和な社会、貧困、環境問題に目を背けないで、次世代も生きやすい社会をつくらねばですよね。
子どもは世界の宝物 というスワヒリ語のことわざも思い出す、東アフリカ柔道大会2022の結果でした。
島岡由美子
☆東アフリカ柔道大会ウガンダ2022の写真は、ザンジバル柔道連盟サイトより転載。