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ティンガティンガ展2018から広がる、日タン交流の輪~学校訪問

ジャンボ!(こんにちは)
日本の学校は、すでに夏休みに入っていますね。ザンジバルの学校は、夏休みというのはないので、今月も学校は続いています。(そのかわり、ラマダン(断食月)にあわせてお休みになったりしているようです)
【日本と、ザンジバルの学校訪問】
ところで、今年のGW~5月にティンガティンガ展@横浜・名古屋のために来日した際、横浜では平安小学校、名古屋では、清水小学校 、東海小学校 、椙山女学園大学附属小学校でティンガティンガを通した国際交流会にいってきました。
そして、タンザニアに戻ってからは、現地の小学校を訪問し、日本のティンガティンガ展のことから、いろいろ派生させて、日本のことを伝え、ザンジバルスポーツ教育振興会やそのほか有志のみなさまから預かった文具や、椙小の児童からのスギニコグッズなどを渡してきました。

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日本の紙文化、紙でドアをつくったり、(障子やふすま)紙製の傘(番傘)などを使っていたことや、紙のおもちゃについて話すと、みんな不思議そうな顔をします。
でも紙風船を渡すと、そこからは説明いらず、みんなほっぺたを膨らませて、ぷぅ~!

そんなに紙風船って面白かったっけ?
と思うほど楽しそうに遊んでいるので、私の方も、まるで新しい遊びを見ているような気がしてきます。
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4年生の教室では、先生が、日本のカレンダーをめくりながら、日本の風景を見せてくださったのですが、
2月に載っていた雪の写真で、わ~!!とどよめきが。
雪を見たことのない子ばかりですから、雪は相当珍しいのでしょうね。

 ↓  ↓
椙小での交流会も6回目になりました。このとき託された凧は、この4年生たちに渡しました。

凧のことは知っているけれど、ビニル製のしか見たことがなかった、紙のタコは始めてみたそうです。
「クラスの男子で、海岸に行ってあげてくるよ」って言ってました。
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小さな小さな猫グッズは、幼児クラスに。
ここでは、猫の鳴き声は「ニャー」ではなく、「にゃうん」といいます。
子どもたちは、ニャウン、ニャウンといいながらながめていて、とってもかわいかったです。
ちなみに、この小さな猫グッズは、アフリカ雑貨*ティンガティンガギャラリー&カフェ「バオバブの木」さんからのプレゼント、
「日本の名古屋という街でも、ザンジバルでみんなが飲んでいるのと同じスパイスティー(チャイ)を飲める「バオバブの木」というお店があるんだよ」
というと、きょとんとしていました(笑)

「またきてね~」と天真爛漫な幼児クラス
・・・にしてもこの教室は一番狭くて、まさにぎゅうぎゅうづめでした!
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【自由時間は、おやつを食べたり、遊んだり】
自由時間は、みんなまちまち、こちらは、
ござの上に座って、おやつを分け合って食べていた男子たち

なんだか、この子達は、おじさんになってもこんな感じで、なかよく団欒してそうですね(笑)
女の子は、手をつないで二手に別れ、合図と同時に、一方は逃げて、一方が捕まえるという鬼ごっこに夢中。

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これは別の日に訪問したときの一こまですが、6年生の子達が、紙工作した作品を得意げに見せてくれました。

ダイナミック(大雑把??)なリゾートホテルから、男の子らしい自動車、女子力の高さを感じさせるメルヘンチックなオルゴール、そして、意外にも、綿を羽に見立てた繊細な鳥の人形を男の子が作っていたりして、それぞれ個性的で工夫のある作品ができていましたよ。
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「山形県長井市は、タンザニアのホストタウン」

ティンガティンガ展@名古屋では、山形県長井市の市役所の方ともお話しする機会がありました。長井市は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックで、タンザニアのホストタウンとなっているそうで、今年の秋の長井マラソンをはじめ、これからどんどんタンザニアとの交流をはかっていくそうです。
いろいろなご縁から、タンザニアと日本の交流が深まるのはすてきなことですね。
10月の長井マラソンには、タンザニアの選手たちも参加し、往年のマラソン選手イカンガーさんも来日するそうですよ。
その際に、日本のおもちゃをいただいたので、紙風船は学校で、けん玉と、こまは、ザンジバル武道館で、柔道の子達に渡しました。

ほっ、
えいっ
かなり真剣な表情ですが、はめてのけん玉は、かなり難しかったようです(笑)
ちなみに、これは、けん玉の文化面と競技面の両面での普及を目的とした「日本けん玉協会」公認のけん玉だそうです。
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【ザンジバルの子どもたちの夢は?】
今年も、ザンジバルの子どもたちが御礼の手紙を書いてくれたので、ご紹介します。
今年の手紙には、御礼の言葉といっしょに、将来なりたいものと、好きな食べ物が書いてあったのですが、

男の子は、*ドクター、*先生、*パイロット、*サッカー選手(ちょうどワールドカップでもりあがっている時でした)などに混じって、軍人になりたいという子も数人いて、中には、
「この国を敵から守るために軍人になりたい」
と書いてある手紙もあって、やっぱり日本とは子どものころから危機感が違うんだなと感じましたし、「この子は、どの国、または誰を敵と仮想して書いているのか気になりました。
一方、女の子は、「学校の先生」と「看護師」だらけ、
1人だけ「軍人になりたい」と書いた子以外、女子はみんなその2つの職業が書かれていたのを読んで、あまりの職業の選択の少なさにおどろくと同時に、現実的に見渡したときの、ザンジバルでの女性の職業の範囲の狭さ、少なさを実感しました。
たしか、日本の女の子のなりたい職業は、ケーキ屋さんとか花屋さんとかも定番だったのでは?
日本の子どもたちは、こういった手紙を読んでどう思うのでしょうね。
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タンザニアと日本、距離は遠いですが、バラカのティンガティンガ展の継続の中で、日本の方々がアートやグッズを通してタンザニアのことを知ったり、感じたり、想像したりするきっかけになれれば幸いです。
そして、こうした両国の学校訪問&国際交流会などを通しても、子どもたちがお互いの国のことを知るきっけになるといいなと思いながら続けています。
アーティストたちも、日本の学校訪問はいい思い出になっているようです。

両国での学校訪問を通じて、ザンジバル・タンザニアの子どもたちも、日本のことに関心をもってくれるといいなと思います。

どの国でも、子どもは未来を担う宝物、世界中のこどもたちが、笑顔で学校に通えますように。
         バラカタンザニア
                 島岡由美子
☆バラカジャパンと来日アーティストで展開する、日本各地の百貨店でのティンガティンガ展は随時開催しています。
夏2018の展示会には、アバースが日本に行って、すばらしいライブペイントを披露しています。お近くのイベントがありましたらぜひお立ち寄りください。
もちろん、秋2018もイベントが続きます。
バラカのイベント・展示会→日時予定はこちらから

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