<キアンガB.S未来球場、完成!>
ザンジバル初の野球場が完成し、8月25日(日)に、正式にオープンし、記念試合をしました。球場は、野球、ソフトボールの明るい未来と発展を祈念して、KIANGA B.S FUTURE STADIUM(キアンガ 野球・ソフト未来球場)と名付け、8月25日(日)に
落成式と記念試合をおこないました。
オープニングセレモニーには、在タンザニア日本大使の三澤康氏、ザンジバル情報文化スポーツ省よりスポーツコミッショナーのアメリ氏が参列してくださり、心のこもったスピーチをいただきました。
<始球式>
セレモニーの後は、三澤大使がピッチャー、スポーツコミッショナーがバッター、ザンジバル野球連盟からは島岡名誉会長がキャッチャーという顔ぶれで始球式をしました。
<記念試合は、日本VSザンジバル>
この日のために日本から駆けつけてくれた、友人の狩野ファミリー(大学生のケンジ君とお父さんが親子で出場)はじめ、ダルエスサラームから現役&元協力隊の方々(海野さん、四方田さん、後藤さん、舟生さん)、ザンジバルからは、日本食レストラン「政」オーナーの前川さんや駐在の邦人の方々(南智大、友絵夫妻、山田さん)で日本チームを結成して参加して下さいました。
<結果はチームJAPANの圧勝>
初対面がほとんどという顔ぶれながら、日本野球経験者ならではのチームワークと、勝利への意慾が優った日本チームが、ザンジバルチームに圧勝するという結果になりました。
ザンジバルチームは、エースのハキームがザンジバル不在(勉強のため、遠方に行ってしまった)のため、ブラウンとファハッドがピッチャーをしました。
また、2年前に日本遠征で長井市@山形や沖縄で親善試合をしたときと同じような感じで、「日本人は野球がうまいから俺たちでは勝てない」ムードになって、7月にケニアで見せたような集中力やあきらめずに勝利を目指すがむしゃらさが見らなかったのは残念でした。
でも、「ザンジバルの中では上手い」「ケニアでも優勝することができた」という自意識を、ザンジバル初の野球場の初試合、集まった観客の面前で叩きつぶしてくださった日本チームの皆さんに、心から感謝しています。
己の力を過小評価も過大評価もせず、等身大の力を知って、一歩一歩前進していくことが大切ですものね。
野球の後は、ソフトボールの試合(タウンVSキアンガ)をし、試合後は、みんなでたっぷりのピラウを食べて、滞りなく終了しました。
この日は、久しぶりに&しかも硬球での野球の試合に参加して下さる日本チームの皆さんの、ケガと熱中症が一番心配でしたが、日本人もザンジバル人も大きな怪我なく終了し、両チームとも観客が沸くようないい当たりや、ナイスキャッチの場面もあり、初めて野球を見たキアンガの人々も楽しんでいました。
<今後は、キアンガ未来球場を中心に>
ということで、ザンジバル野球が始まって10年目にしてやっとホームグラウンドができました。
このキアンガの未来スタジアムを中心に、ザンジバルの野球、ソフトボールの発展につながるといいなと思っています。
今年の野球は思いがけない展開が多く、6月、7月、8月と連続して野球の話題となりました。
島岡由美子
ケニア大会初優勝の様子は→こちらの便りで