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西南女学院高校@小倉 絵の寄贈と交流会レポート

5月1日は、北九州市小倉にある西南女学院高校に、ティンガティンガの寄贈と、交流会に行ってきました。
西南女学院は、中高一貫教育の6年制で、歴史あるクリスチャン系の学校です。
21世紀の国際化に対応できるための質の高い教育の一つとして、特に英語教育に力を入れ、先生方も生徒たちも、ムブカに対して、ごく自然に英語で話しかけてくださいます。
また年に一度、国際理解教育として様々な分野の講演を依頼、今回は10回目に当たるとのこと。
今回のテーマは「タンザニアの概要とティンガティンガの絵について」「モロッコの概要について」の二つで、前者がムブカ氏、後者は福岡在住のモロッコ出身の方が担当しました。
ティンガティンガの寄贈式では、担当の先生の司会により、「みなさんにサプライズがあります」という先生の紹介と共に絵を覆っていた布が取られると歓声と拍手が上がりました。
その後、ムブカがティンガティンガアートと、この作品についての説明をし、河野がわかりやすく日本語で訳します。
「ティンガティンガは、世界のみんなを幸せにするアートです」
「タンザニアの豊かな自然と、いろいろな動物が一緒に暮している風景を描くことで、愛、平和、お互いに理解しあうことの大切さを伝えたいと思っています」
「自分が絵を始めたきっかけは、絵が好きだったことからでした。そのおかげで、日本に来ることができ、みなさんに会うことができ、たくさんの良い出来事がありました。皆さんも、自分が好きだと思うことを大切に、いろんな経験をしてください」
などのスピーチをしました。みなさん熱心に事前配布資料をあらためて読んだり、メモを取ったりという姿が印象的です。
続いて、住谷より、スライドを見せながら、バラカの事業紹介、原材料ではなく製品を輸入することでタンザニア経済の発展を担おうという志、具体例としてコーヒーや綿について、ティンガティンガ村の様子、現地の暮らし、水、学校についてのお話をしました。
その後、ムブカ氏にはたくさん質問があがり、ウィットの効いた返しで、常に笑いが起こり200名近い女学生たちの心をがっちり掴んでいましたよ。
タンザニアのお話の時間は約40分ほどありましたが、その間、私語をする生徒はおらず、反応もとても素直で、教育が行き届いていることがよくわかりました。先代からの伝統と先生たちの信念は、全校生徒が一堂に会すと伝わってくるものなのですね。
今日の一日が、アフリカを考えるきっかけになり、ティンガティンガを見ればハッピーな気持ちになってくれることを祈りながら、3人で西南女学院を後にしました。
女学生たちの素直でのびのびと育っている、また真面目に何かを学び取ろうとする真摯な態度に私たち3人は逆に教えられることが多かった1日となりました。
西南女学院の先生方、この講演会をセッティングしてくださったご父兄でもある嶋田様、大変お世話になり、ありがとうございました。また小倉の地でお会いできる日を楽しみにしております。
(2014年5月8日Update)
西南女学院 中学校・高等学校のHPで、当日の様子が紹介されています。
2014年度 国際理解講演会 (2014年5月8日)

写真:西南女学院 中学校・高等学校のHPより転載

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