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札幌での第3回ティンガティンガ原画展2015、開催中!~オープニングパーティと読み聞かせ会

札幌での3年ぶり、第3回めのティンガティンガ原画展、開催中!11月23日(月)まで続きます。

会場は、アートスペース201、(山口中央ビル5階)です。1階のビル入り口のこの写真を目印にいらしてください。

札幌展でのスペシャル作品「ジャンボ!北海道シリーズ」も好評で、足をとめて眺めてくださる方々が多く、
「アイヌ文様といわれないとかわからないぐらい、ティンガティンガとアイヌ文様がしっくりマッチしていますね」というお声が多いです。

ムワメディ氏による、会場での公開ライブペインティングも好評です。

カネト アイヌ記念館訪問と絵の寄贈のお礼にいただいた、アイヌ刺繍、早速それをモチーフに新しい作品を描きはじめました。

ムワメディの得意な熱帯植物も描きこまれ、順調に、美しい作品にしあがりつつあります。

会期初日の11月14日は、午後から、読み聞かせ会と、オープニング&絵本出版記念パーティを会場でおこないました。

ティンガティンガ原画展主催者として、島岡強会長からご挨拶
アフリカの人々の真の自立をめざすための活動の一環の中に、バラカのティンガティンガアート展もあるということ。
札幌では、11月12日に、カネト・アイヌ記念館にアイヌ文様とティンガティンガの融合作品を、13日には、札幌時計台に、ティンガティンガを寄贈したことなどもあわせて、ティンガティンガ展開催が、これからの札幌・北海道とタンザニアをむすぶ懸け橋となることを祈りますとスピーチしました。

主賓として、今年9月まで在タンザニア日本大使館一等書記官(経済班 班長)、現外務省本省勤務の佐藤盟信氏から祝辞をいただきました。
タンザニアと北海道の共通項をたくさんご紹介。そして、島岡の志と長年のアフリカでのとりくみが、地元の人たちにどう結びついているかということも、わかりやすく伝えてくださいました

来日アーティストのムワメディ氏も、スワヒリ語でご挨拶
「過去に来札したアーティストたちから、札幌はとてもよいところと聞いていたので、今回ティンガティンガを代表して札幌に来ることができて、とてもうれしいです。」

私、由美子も、絵本出版のご挨拶をさせていただきました。
ちょうど3年前、札幌での第一回展の年に、アフリカの民話集と、「新版・我が志アフリカにあり」を出版したので、3年ぶりにこの札幌で開催する初日に、絵本出版のご報告ができるご縁をありがたく感じています。

そして、乾杯の音頭は、北海道新聞社の坂東和之氏に頂戴しました。
坂東氏が、ザンジバルまで島岡強の取材にいらしたのが、札幌でのティンガティンガ展初開催にむすびついた経緯を、思い出と共に話してくださり、私もその場面、場面を思いだしながら、今につづいていることを実感しました。

タンザニアのお酒「コニヤギ」や、名産のカシューナッツ、そしてご当地サッポロビールで、歓談のひと時を。
このような流れのパーティを、思いを込めて司会をしてくださったのが、札幌在住の中嶋美幸さんです。
我が志を読んで、ぜひ札幌でもティンガティンガ展を開催してくださいと熱いメッセージが届いたのが、札幌展開催を決めた大きな理由でした。人との出会いは、偶然ではなく必然。それを感じる人たちに囲まれての幸せなひとときとなりました。

アフリカの民話読み聞かせ会は、大人の方々が多く、緊張しましたが、うなづきながら熱心に聞いてくださる方々が多くて、ありがたかったです。
カンガをぐるりと貼った会場で、カンガにも見守られながらおこないました。
「しんぞうとひげ」の紹介や、制作エピソードなど。そして、今年になってめぐりあった民話にティンガティンガの絵をあわせて、新作「ゾウの鼻はなぜ長い?」を読みました。
ゾウの鼻は、むかしむかし、ゾウは、どの動物よりも鼻が短かく、らんぼうもので、大食らいでしたというところから始まるこのお話、ゾウさんは、やさしくて力持ちといった日本人のゾウのイメージとは真逆ですね。

会場で熱心に耳を傾けてくださった86歳のおじいさまが、感想として、
「あなたがタンザニアのお年寄りにこの話を聴いたということは、アフリカのお年寄りには、若い人にこういった話を伝えるという大きな役割があるということですね。今日の読み聞かせ会で、それを知ることができてうれしかったです」とおっしゃってくださいました。
その言葉で、あらためて、アフリカの人から、こうして口伝えで民話を語って聞かせてもらえることに、感謝の念がわきました。
そのお方は、元特攻隊の生き残り、今でも3000人以上の仲間の死を悼み、祈りをささげる日々だそうです。思いがけず、そのような貴重なお話まで教えていただけて、大変ありがたいひと時となりました。

札幌展は、11月23日(月)まで、休まず開催いたします。
動物いっぱいのわかりやすい明るいアートですので、お気軽にお立ち寄りください。
バラカ一同、皆様のご来場をお待ちしています。
      島岡由美子
札幌展後半の様子は→こちら
札幌展の見どころや、現地(タンザニア)での創作風景は、→こちら

バラカ主催 アフリカン現代アート ティンガティンガ原画展   
  アフリカ民話絵本『しんぞうとひげ』出版記念~楽園の動物たち~
  
<第3回札幌展>
▼日程:2015年11/14(土)~11/23(月・祝)
▼開館時間:11:00~19:00 (最終日16:00閉廊)
▼入場無料・会期中無休
▼場所:ART-SPACE 201 アートスペース201
    札幌市中央区南2条西1-7-8 山口中央ビル5F
    TEL:011-251-1418
▼アクセス:札幌市営地下鉄 南北線・東西線・東豊線「大通駅」35番出口 徒歩2分

「札幌での第3回ティンガティンガ原画展2015、開催中!~オープニングパーティと読み聞かせ会」への2件のフィードバック

  1. バラカさん、ジャンボ!
    第3回ティンガティンガ原画札幌展の開催、おめでとうございます!
    アイヌ模様や札幌時計台などを取り入れたティンガティンガ、素敵です。近くで見てみたいけど札幌までは伺えそうもありません。名古屋からエールを送りまーす♪

  2. baraka_tanzania

    ハリーマさん☆ジャンボ!
    名古屋からのエール、ありがとうございます!
    北海道スペシャル作品、素敵な仕上がりで、ご来場の方々もこのコーナーで足をとめてゆっくり御覧になる方々が多いです。  札幌も今日から後半。大勢の方々にティンガティンガを楽しんでいただきたいと思います。  

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