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ティンガティンガ村へ絵筆の贈呈2018・代表はムゼーサイディ

七夕2018が近づいていますが、いかがお過ごしでしょうか?
こちらは、この1週間ほど恵みの雨が続いていて、まるで雨季に戻ったかのような降り方でしたが、やっと晴れてきました。
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ティンガティンガ・アーティストのヤフィドゥが、春の展示会で全日程ライブペイントをやりきって、いつものニコニコ顔でタンザニアに帰ってきたので、、

ティンガティンガ村に行って、今年のGW~5月に開催したバラカ主催ティンガティンガ展@横浜・名古屋を中心に、春の展示会の様子を伝え、展示会収益の中から購入した日本の刷毛や筆を手渡してきました。
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今年の絵筆のプレゼントは、バラカ会長島岡強から、ティンガティンガ村の代表としてムゼーサイディに手渡しました。

この写真を撮っていたとき、今は亡き、ムゼーアモンデが中心となっていたときの贈呈式を、なつかしく思い出しました。

今年は、ティンガティンガ・アート誕生から50年という記念の年です。
ティンガティンガ氏最後の直弟子だったムゼーアモンデと、この年の喜びを分かち合えなかったのはさびしいですが、ムゼーサイディはもちろん、チャリンダさん、ハッサーニさんといったワゼー(お年よりたち)にも、まだまだ元気に絵を描きながら、ティンガティンガ村の長老陣として、中堅、若手アーティストたちを見守り、アドバイスしていってほしいです。

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バラカでは、このような画材支援は、2008年の第一回名古屋展から始めて、11年継続していますので、アーティストたちも、毎年、日本でのティンガティンガ展の様子を知ることと、画材のお土産を楽しみに待っていてくれています。
絵筆の寄贈のほかにも、日本の東北大震災発生以来、日本の被災地への義捐金を、毎年継続して送っていることも、アーティストたちに伝え、これからも、日本とタンザニアの間を、アートと笑顔でつなげられるような展示会にしていこうと話し合いました。
バラカ主催ティンガティンガ展@横浜(atギャルリーパリ)・名古屋(at妙香園画廊)をはじめ、各地での春の展示会にご来場の皆様、そしていろいろな形でご協力くださった皆様、本当にありがとうございました。
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また、今回は、絵筆のほかに、ぜひティンガティンガアーティストさんたちに見せてあげてと託されたルーブルなどの美術館図録なども持ち帰ったので、渡してきました。

   
「こんな立派な図録が、ティンガティンガアートでもできたらいいなあ」
という言葉が飛び出しながら、熱心にみていました。

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このほのぼのする絵が描かれたカードは、東北大震災で被災された方々に寄り添い、復興への祈りを込めて、作品を描き続けておられる名古屋のCacoさんから。
ティンガティンガ展を通して、日本の被災地への義援金を継続していることを知り、日本人として、ティンガティンガ・アーティストの人たちに感謝を伝えたいというお気持ちで、このカードを託されました。
Kawaii(カワイイ)絵だね、
Amani(平和)への祈りを感じるなあ、
といった感想のほかに、
また日本では地震があったと聞いているけれど、大丈夫かな・・・という声も聞かれました。
タンザニアのティンガティンガ村からも、日本の被災地各所での復興が進んでいますようにと、心よりお祈りします。
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横浜のみちこさんからは、
「前に来日していたムワメディさんが、ティンガティンガ村は年中暑いと言っていたのを思い出したので」
と、ムワメディとの記念写真といっしょに、うちわを托されました。
それを聞いたムワメディ、覚えていてくれたんだねと、とってもうれしそうでした。

遠く離れた国に住んでいても、お互いを思いあい、想像しあい、行動しあい、感謝しあうというのは、国際理解において、とても大切なことと思います。
バラカのティンガティンガ展が、日本とタンザニア、お互いの国のことを知り、思いあえるようになるきっかけになっていけたら幸いです。
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春の展示会で全日程ライブペイントをやりきって、充実した顔で帰ってきたヤフィドゥとバトンタッチで、夏の展示会のライブペイントのために日本に向かったアバースも、すでに福岡でのティンガティンガ展を終え、ライブペイントも絶好調のようです。
続いて、イオン海老名、JR名古屋タカシマヤなどでライブペイントを披露しますので、どうぞお楽しみに。日時などは、イベントのお知らせコーナーをご確認ください。
夏の展示会も、引き続き、「しあわせのなる木~アート50周年&アフリカの民話集出版記念展」です。
民話集の紹介コーナーもあるので、ぜひそこもお見逃しなく☆

「アフリカの民話集しあわせのなる木」の9ページと、裏表紙に、アバースの絵(ライオン長老ガ、動物の子どもたちに、昔話を聞かせている場面)が載っています。
それは、アバースの鳥獣戯画の一部分をトリミングして使いました。
ティンガティンガ展会場で、アバースの鳥獣戯画を見つけたら、民話集の中にのっている挿絵と、見比べてみてくださいね。
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このところ、どの会場でも人気の親子カバの絵を描いている、大ベテランのムクラさんをパチリ。
このカバたちの、ぬめぬめしたピンクの肌がなんともいえない雰囲気で、カバのもつ迫力とキュートさがいりまじって、すばらしい作品になっていますので、バラカのティンガティンガ展にご来場の再は、ぜひご覧になってください。

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七夕2018が、いいお天気になって、彦星さまと織姫さまの再会が叶い、みなさんの願いごともかないますように。
そして、夏の展示会で日本に行っているアバースが、全日程、元気にすてきなライブペイントを披露できますように。
                 by島岡由美子
☆ブログ12周年感謝祭へのあたたかいコメントありがとうございました!
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