Article

記事詳細

がんばれ、ザンジバル ヤングスターズ大会2021、ちびっこ柔道家たちのデビュー戦!

ザンジバルでは、このところ、子どもの入門者が増えて、活気づいています。
今日は、久々に開催した、ヤングスターズ柔道大会の様子をお伝えします。
『久々のヤングスターズ大会は、10歳のユスフが優勝』
ザンジバル柔道連盟では、11月ごろから、子供たちが入り始め、この半年で約100人が出入りしていましたが、今はメンバーもだいぶ固定してきて40人ぐらいで落ち着いており、今大会は、そのうちの30人が出場。
年齢は、7歳から14歳、背の小さい順で勝ちぬき戦をし、10歳のユスフが8人抜きをして優勝。
13歳のムバルクとファイズが4勝あげたので、2位決定戦をして、バルクが勝って2位で、ファイズが3位に。

左の組み手を覚えてからめきめき強くなったユスフが、払い巻き込みからの寝技のコンビネーションや、相手の技を切り返す谷落としなどで勝ち星を重ね、8勝をあげて断トツの成績で優勝しました。

そして、敗者復活戦でがんばったシンバと、オスマンの2人が、敢闘賞に選ばれました。

*********
大会前には、毎日のように試合形式の練習もしたので、礼の仕方や畳に上がる作法などはだいぶできていて、その意味でもよい試合ぶりでした。
 また、練習試合のときには、あっさり負けっぱなしだった子たちも、本番ではいつも以上にふんばり、負けたくないとがんばったので、試合時間も長くなり、予想以上に熱戦となりました。

試合開始前。
子どもたちの緊張が、小さな背中から伝わってきました。

応援にも熱が入ってました! 

『歴代ヤングスターズたちも、大喜び』
子供のころから入門して、ヤングスターズ大会で活躍して現在ナショナルチームに選ばれている大人の選手たちが中心になって大会運営を手伝い、大会終了後は、久々のヤングスターズ大会で優勝した10歳のユスフを担ぎ上げて祝福している様子が微笑ましかったです。
久々に自分たちの子供時代を思い出し、ちびっこ柔道家たちに未来を感じたのでしょうね。

『ZAWADIザワディ、なんだろ?』
子どもたち用の賞品は、1位2位3位と、敢闘賞は、メダル(小さな)を用意しました。
参加者全員に鉛筆とボールペン。一勝でもあげた子たちは、勝ち星の数だけ、ノートを。

大会前から、大人たちに、
「ヤングスターズ大会は、勝った者だけではなく、参加者全員に ザワディ(プレゼント 賞品)がある」
と聞かされ、この「ZAWADI ザワディ」の言葉が出るたびに、拍手が起こり、
「ザワディ???なんだろ、なんだろ?」
と毎回大きく反応して、かなり楽しみにしていたようですが、一体どんなザワディを想像していたのかな??(笑)
たしかに、日本でも子供のころ、夏のラジオ体操で最終日に、参加した日数によって、お菓子とか文房具をもらって、たわいなく喜んでいた記憶がありますから、そんな感じだったのでしょうね。

みんな、柔道着から私服に着替えて、それぞれのザワディをもって、笑顔で帰っていきました。
『ユスフのおじさん』
ところで、優勝したユスフに、翌日の練習の時に、「初めての大会、どうだった?」と聞いてみたら、
「強い子がいるから、ボクじゃとても優勝できないと思っていたから、すっごくうれしかった!」
って言っていました。
家では、ママがとっても喜んでくれて、「金メダルをおじさん(ママのお兄さん)に見せておいで」っていわれたから見せにいったら、おじさんもすごくよろこんで、
「よくやったな!今度、自転車を買ってやるよ」って約束してくれたそうです。

そのときは、いいおじさんがいるものだなと思っていたのですが、後で、モハメッド副会長からユスフの家の事情を聞いてはっとしました。
ユスフのお父さんは、ユスフが5歳の時に亡くなってしまったので、ママはしかたなく、子供たちを連れて実家に戻っていたのです。
それ以来、ユスフたち兄弟の面倒を、このおじさん(ママのお兄さん)が見てくれているのだそうです。
それを知って、お父さんが亡くなっても、そうやってかわいがってくれるおじさんがいて本当によかったなと思いました。
これからも、ユスフが柔道でがんばっていく姿を、ママも、おじさんも応援してくれますように。
『すでになつかしい、練習風景』
子供の部全体としては、急に入門者が増えた昨年の11月から1月ごろまでは、出入りが激しかったのですが、そのあたりからはメンバーもほぼ固定して、ヤングスターズ柔道大会に向けて、よくがんばっていました。
こんな練習風景も、大会が終われば、すでになつかしい思い出です。

   ↑   ↑
練習で試合をし始めたころは、まだ柔道着の向きや帯の結び方を間違えている子たちもいましたが、大会のときにはだいぶ柔道着がなじんでいましよ。
(柔道着は回し着しているので、ズボンは自前ので練習して、大会の時はズボンも配りました。足りなかった子もいましたが)
『ここからの継続が肝心』
練習では、はりきりつつも、時々痛くて泣いたり、今成功したよ!と笑ったり、いたずらしたりと、いそがしくてさわがしい子たちですが、試合のときは、みんなとっても真剣な顔で挑んでいました。
ということで、ヤングスターズ大会は無事終了しましたが、子供たちの中には、もう、次の試合はいつですか??次ではもっとがんばるよとはりきっている子たちもいて、今のやる気が継続できるよう、子供たちを育てながら、大人の大会と並行してヤングスターズ大会の開催も考えていこうと島岡名誉会長、モハメッド副会長、そして、子供チームの監督アブダラたちとで話し合っています。
そんなこんなで子どもたちもデビュー戦を終えて一区切りつきましたが、ここからの継続が肝心ですよね。

試合に出た子たちは、さらに次の試合でがんばれるように

今回は出場できなかった初心者の子たちは、次に大会では、ちゃんと受け身ができるようになって出場できるように、
これからも、がんばれ、ザンジバル・ヤングスターズ!
                  島岡由美子
[[pict:gift]]ザワディこぼれ話
実は、恒例の大会終了後の集合写真、子どもたちは、もらったザワディをあけたくてうずうず、こんな感じで喜び爆発しているのを、行儀よくさせて撮るのは大変でした(笑)

[[pict:meromero2]]バラカ主催ティンガティンガ原画展「ポジティブアフリカ!」@横浜・名古屋が近づいてきました。
日程は、
横浜展→4/29木祝-5/9日 @ギャルりーパリ 日本大通
名古屋展→5/21金-5/30日 @妙香園画廊 栄・大津通です。
今年も、横浜・名古屋でお会いできますように!
日時、会場地図、今年の見どころ、現地での制作風景などは、こちらです。

「がんばれ、ザンジバル ヤングスターズ大会2021、ちびっこ柔道家たちのデビュー戦!」への4件のフィードバック

  1. 島岡さんが蒔いた「ザンジバル柔道の芽」は樹になり、枝葉・花が咲いていますね。素晴らしい偉業に拍手を送ります。名古屋で会えるのを楽しみにしています。

  2. baraka_tanzania

    吉田文亮さん☆ヤングスターズ大会へのあたたかいメッセージ、ありがとうございます。
    子どもががんばっている姿は明るい未来を感じさせてくれますよね。
    妙香園画廊でのティンガティンガ展(5/21~5/30)でお会いできるのを楽しみにしています。

  3. ATSUKO CARREAU

    ユスフを担ぎ上げてるお写真で見える皆さんの笑顔が大変素敵で、カッコよくもあります❣

  4. baraka_tanzania

    ATSUKO CARREAUさん☆ヤングスターズたちへのあたたかいメッセージありがとうございます!
    ユスフを抱き上げている、歴代ヤングスターズたち、ほんとうにいい笑顔でした。ユスフも、彼らのように、ナショナルチーム入りする柔道家に育ってくれるといいなとみんなで期待しています。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。