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ザンジバルの小学校で、ティンガティンガ・ワークショップ2022

兄弟ティンティンガ・アーティスト、ムワメディさん、カケパさんと一緒に、ザンジバルの小学校に行って、ティンガティンガワークショップをしました。

前はアブダラさんと行ったのは、子どもたちにとって二人のアーティストに合うのは初めて。
まずは、自己紹介から。
ムワメディさん(左)は、ティンガティンガ・アートの代表として選ばれて日本に行った時のことを話し、日本でも小学生にティンガティンガ・アートを教えたことや、冬の日本がどんなに寒いか(ムワメディさんは札幌にも行ったので、大雪も経験しています)という話をしてくれました。

カケパさん(右)は、ムワメディさんの末の弟で、若干20歳の若きアーティスト。
「ボクは、君たちと同じぐらいの7歳のときから 兄に絵を習って、13歳からティンガティンガアーティストとなってずっと絵を描き続けているんだ。君たちも自分の道を見つけてがんばってね」
と子どもたちに素敵なメッセージを贈りました。
さあ、次は、お待ちかねのティンガティンガワークショップです。
絵本「どうぶつたちのじどうしゃレース」(かもがわ出版)についているぬりえを使います。
この絵本は、昨年の訪問時に読み聞かせをしたのを高学年の子たちが覚えていたので、今年は代表さんに、お話のあらすじを話してもらいました。

貧しいウサギが、自動車をなおすお金がない中、工夫してくだものやらパンなどでなおしてしまうところが大好きみたいです。
お話を聞いた後に、好きな下絵を選びます。

キリン、ゾウ、シマウマ、ヒョウ、絵本のウサギ・・・どれにしようかな。
ムワメディさんは、ぬりえの中にある自分のキリンを、カケパさんはこどもたちのリクエストによるライオンを即興で描いていきました。

2人並んでカラフルな動物たちを描いていったので、感化されたこどもたちも、色をいろいろ変えながら楽しそうに塗っていました。

日本から持ち帰ったクレパスや色鉛筆、カラーペンなどをグループごとで使っておこなったので、「私にもその色貸して~」とか「次は僕だよ」なんていう会話をかわしながらせっせと色をぬり、ティンガティンガらしいカラフルでユニークな絵ができあがりました。

ムワメディさんから、「あいているところには好きなものを描いていいよ」といわれて、魚を描いた子も☆

これには訳がありまして、ムワメディさんが持参した作品の中に、魚が描かれていたのに影響されたようです。子どもってよく見ていますね。

先生も、「楽しくて熱中しちゃいました!」とニッコリ。

椙山女学園大学付属小学校@愛知での交流会でお土産にいただいたスギニコちゃんグッズや、手作り提灯も渡してきました。 この提灯は、電池をいれるとちゃんと光る優れもの。ザンジバルはこのごろ停電が多いので、子どもたちはちょうどよかったと言ってました。

最初に提灯を見せた時、「知ってる!映画の中のサムライがもってるトーチ(懐中電灯)だ!」 と答えた子もいましたよ(笑)
最後に代表さんからのお礼の言葉、

「ムワメディさん、カケパさん、Thank you very much!」
今日のティンガティンガ交流会は、これでおしまい。
またみんなで、ティンガティンガを描こうね。
                 島岡由美子
🌺知的障害があり、ふだんは表情をあまり出さない子が混じっていたのですが、なんとその子が満面の笑顔で、すばらしくカラフルな絵を描いていたと、先生たちが驚いておられました。
日本の学校訪問でもそういうエピソードを聞きますので、ティンガティンガ・アートの自由な色使い というのが、繊細な子たちの琴線に触れるのかなと感じました。
🌻ザンジバルでのティンガティンガ交流会2022の動画は、こちらです 
🌺アブダラさんとおこなった、ザンジバルでの交流会の様子は、⇒こちら
絵本「どうぶつたちのじどうしゃレース」は、こちら
みなさんも、ぜひ絵本のぬりえを使って、ティンガティンガを描いてみてくださいね。
ティンガティンガぬりえは、バラカのHPからも無料でダウンロードできます。
おうち時間に楽しんで下さい。 ダウンロードは、こちらから。
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タンザニア便りの目次は、⇒こちら
アフリカの花便りの目次は、⇒こちら

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