ジャンボ!きょうは、6/23~6/25にダルエスラームで開催したザンジバル野球連盟主催の野球&ソフトボール大会、ザンジバルオープン選手権大会2023の様子をお伝えします。
<ザンジバル野球連盟が開催するタンザニア大会>
これは年齢制限なしでおこなうタンザニア国内大会です。選手たちが長く野球に関わり楽しみレベルアップしていけるようにと開催しています。
いつもはザンジバルでおこなっていましたが、今年は、アマニスタジアムの改修工事のため、野球大会をおこなうグラウンドが確保できず、初めてタンザニア本土のダルエスサラームにあるアザニアセカンダリースクールの中にある野球場でおこなうことになりました。
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タンザニア本土でおこなったのですけど、主催は、ザンジバル野球連盟のままですので、大会運営はもちろんのこと、参加選手全員の食事の手配から何から全部ザンジバル側がおこなうため、選手やオフィシャル陣、野球道具はもちろん、料理人や200人用の大鍋や食器までもって船で海を渡っての大移動となりました。
<オープニングと始球式>
開会式には、在タンザニア日本全権大使の三澤康氏が主賓としておこしくださり、皆を励ます心のこもったスピーチの後には、始球式を。
ピッチャー 三澤大使、バッター ザンジバル野球連盟会長で、元ザンジバルスポーツ局長のハッサン氏、キャッチャーは島岡名誉会長 というレアな顔ぶれの始球式となって、選手たちが、三人の一挙手一投足に沸いていました。
ちなみにザンジバルから出席予定だったスポーツカウンシル書記長はなんと、前日からコロナ感染で家族全員で入院というハプニング。まあ、大会開催には、いろいろなことがあるものです。
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<男子は総当たり戦 女子は決勝戦のみ>
野球は5チーム(本土4、ザンジバル1)3日間かけて総当たり戦をおこない、ソフトはザンジバル、本土とも選抜1チームずつでしたので、最終日に決勝戦のみおこないました。
タンザニア本土では、今年からベテラン選手たちが集まった4チームでリーグをおこなっているそうで、その4チームがそっくりそのまま参加。
過去のザンジバルオープンでは、逆にタンザニア本土からの参加があっても1チームでしたので、参加チームの顔ぶれが、普段と逆になりました。
試合は3日間にわたり、青天の下で、熱戦が繰り広げられました。
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<大会結果 ドラゴンズ優勝 ザンジバルは準優勝>
男子優勝🏅は、3日間で4つ勝ち星をあげたドラゴンズ。
ザンジバルは、ゴールデンオルカズのチーム名で参加し、3勝1敗で2位。
3位は 1勝2敗1引き分けのファイターズ。
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<ソフトボールは、2チームだけの代表戦>
ソフトボール🥎は、ザンジバル、タンザニア本土と選抜チーム同士での決戦で、6月初めに宇津木カップという国際ソフトボール大会(群馬県高崎市)にタンザニアチームとして選ばれた選手たちが主軸となっての決戦でしたので期待していたのですが、両チームともポロリミスと、打線が火を吹かないまま試合が進み、ザンジバルは4ー7で負けてしまって、残念!
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ということで、女子🥎ソフト一位は、タンザニア本土選抜チームのドラゴン・クィーンズ
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年齢を超えて参加できるオープン大会だからこその一幕。
野球、ソフトを愛する人たちが長くかかわっていけるといいですよね。
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<Special Thanks>
老川武志さん(写真右)は、わざわざこの大会のためにケニアから駆けつけて下さり、要所要所で、ルール説明も伴いながら大会進行を務めて下さったおかげで、大きな揉め事もなく、キビキビしたよい大会になり、心から感謝です。
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<責任感をもってチームを率いたカリーム>
ちなみに、ザンジバルの監督、カリーム(左)が腕を吊っているのは、ザンジバル出発前日にバイクタクシーで移動中、事故に遭って転倒して肩を脱臼、おでこ擦りむき、足も負傷。
でも責任感を持ってチームを連れてダルエスサラーム入りし、ザンジバル野球連盟主催として 本土側チームとの調整役もよくがんばりました。
にしても、バイクタクシーは事故が多いので本当に危ないです!
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<メダル授与と、三賞発表>
大会終了後の表彰式では、1位から3位までのチームへの、表彰状とメダル授与、野球、ソフトのMVP発表の後に、3日間の大会全体を見守ってださった老川さんから特別賞の発表がありました。
野球で大切にしている Respect、Discipline、Justices 尊敬、規律、正義にちなんでの三賞です。
Respect賞 ジャイアンツのキャッチャー カメイ選手は、元アザニアの名キャッチャー。チームのミスを多々カバーし、ピッチャーが乱れて暴投になっても全力で受け続け、と、自分との実力差がある若手選手たちをひっぱり、大きな声でみんなを励まし、終始、野球をエンジョイしていこうぜという姿勢を崩さずとても立派でした。
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バッティングも守備もチームの要として活躍し、他選手達が審判にクレームをつけて注意された後に代わって謝罪にくるなど、スポーツマンシップと正義感が際立つ選手ということで選ばれました。
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今大会はじめてザンジバルチームのキャプテンに選ばれ、ファーストとしてもきびきびしたプレーと強烈な打撃でも会場を沸かせ、試合前後のチームでの整列や感謝の礼、ベンチの整頓なども含めて
しっかりおこなっていたという理由から選ばれました。
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また、ムワンザのコーチ、ヘレンさんも、このアリの活躍と規律の手本になる選手だったとということで、自ら特別賞を持参してアリに渡してくださいました。
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笑顔の中に、キャプテンのアリだけが泣いていました。青春の1ページですね⚾
<ザンジバルピラウも大好評!>
チームと一緒に海を渡ったザンジバルの料理人イブラヒムの作るスパイスたっぷりのザンジバル風ピラウや、ムチュジ ナ ワリも大好評でした。
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<ザンジバルは、またしても男女そろって銀メダル>
ということで、今回はイレギュラーでタンザニア本土で開催したザンジバルオープン大会となり、本土チームが多く参加する中、ザンジバルチームは、男女とも🥈銀メダルを胸に、ザンジバルに帰ってきました・・・と言えば聞こえがいいのですが、男女そろって、またしても一歩及ばなかったということですから、その点では残念そうでした。
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特に野球で優勝したドラゴンズとの試合は、ザンジバルがリードしていたのに、最終回で逆転されて6-7で負けたのですから、その悔しさと、もう少しでいけたはずという感触は大いに彼らの中に残っています。
ザンジバル野球連盟ハッサン会長とともに、今大会開催にあたってさまざまな段どりをした島岡名誉会長は、
「直前にザンジバルからダルエスサラームに大会会場が変わったため、準備に多少の混乱はあったが、本土で開催した事で多くの本土のチームが大勢参加出来たので結果的に良かった。
タンザニア本土は、ベテラン選手たちでチーム編成をして、毎週のようにリーグ戦をしているという成果が現れていた。
ザンジバル勢については、男子は盗塁に対しての対処が全く出来ていなかった事、女子は打撃に生彩が無かったことと共に、男女ともに試合慣れできていなことが最大の敗因と思われる。今はグラウンドを確保し、試合慣れしていくことが課題だ」
とのことでした。
ザンジバルでもタンザニア本土も、仲間と楽しく野球やソフトボールをする喜びとともに、試合という目標に向かって向上心をもって打ち込むの両面をもって、自分たちでさらにこの国に野球、ソフトボールを根付かせていってほしいです。
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今日(6/29)からメッカ巡礼明けのお祭り(犠牲祭)で、早朝より、各モスクからお祈りの声が大音響で流れているザンジバルにて
島岡由美子
<おまけ画像 セレボボの復帰>
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長い間野球ができなかったセレボボ(右端)が復帰して、守備(セカンド)でも、バッティング面でも活躍したことです⚾
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「ザンジバルオープン2023野球・ソフトボール大会は、タンザニア本土のダルエスサラームで開催となりました☆セレボボ復帰も明るいニュース☆」への2件のフィードバック
元気な様子が伝わって私も嬉しいです。
高崎でのタンザニア旋風は日本の皆さんに大きな感動を与えてくれました✨
これからも、ずっと応援しています。
みんなに会いたいなぁ、、、
薫さんいつも心からの応援ありがとうございます。ソフト女子たち、両チームとも今大会は打撃がいまいちでしたが、応援合戦はもりあがっていましたよ! 両チームとも、ウツギカップのTシャツを着たり、リストバンドをはめている選手たちもいましたよ。とてもいい思い出と経験になっているようです。 チームの面々もKAORUさんにまた会いたい!って言っています。