2023年12月9日～11日にダルエスサラームのアザニアで開催されたタンザニアコーシエンこと、タンザニア野球＆ソフトボール大会。（野球は第11回大会 ソフトボールは第７回 ザンジバル野球は３回大会、ソフトは２回大会から参加しています）
今年は雨が異常に多く、大会当日も早朝から大雨で試合ができない時間がありながらも、幸い日中はお天気が持って、今年も、猛暑の中、熱い戦いが終わりました。
野球大会参加は5チーム、ダルエスサラームから2チーム、ザンジバル、ドドマ、ルブマという参加状況でした。常連のサンヤジュー（キリマンジャロ）やムワンザなどの参加がなかったのは残念でしたが、タンザニアも国土が広いので、バス移動で10時間以上のところもありますから、チーム揃ってダルエスサラームまで来るだけでも大変なことなのです。
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＜開会式は12月8日＞
開会式は12月8日におこなわれ、来賓スピーチのあと、ピッチャーが在タンザニア日本大使の三澤康氏、キャッチャーがアメリカ大使、バッターにタンザニアのスポーツ大臣、アンパイアはザンジバルという組み合わせで、始球式がおこなわれました。
ちょっと残念だったのは、タンザニア甲子園の主役である参加チームが開会式にほとんど姿を見せていなかったことでした。
開会式の後には、タンザニア本土の社会人リーグの決勝がおこなわれたそうです。
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＜野球大会＞
3チーム（ダルエス2チームとザンジバル）で始まった大会初日、ドドマ、ルブマチームも到着したので、その2チームで別ブロックとして参加することに。
ザンジバルは、初日、3チームでのブロックでまず1勝し、
2日目の2戦目は、最初からリードを奪われ、最終回表で4－4の同点まで盛り返したのですが、その裏でサヨナラヒットを打たれて敗戦。残念ながら、決勝進出ならずでした。
自主的に作って持参した横断幕
ところで、今回、野球男子が自分たちでお金を出し合って持参してきた横断幕をもってきていて、そこには
『ボクらはTAKUコーチが大好き。いつだってボクらは共にある。共に闘って、共に勝つぞ！』
と書かれていました。（TAKUコーチ＝上原拓初代ザンジバルコーチ 上原さんの地元沖縄では去年、ザンジバル野球チームとの野球交流をしました）
このかっこいい横断幕作ってきて1日目は快勝で乗りまくってましたが、2日目はあと一歩のところでサヨナラ負けを喫して意気消沈・・・
夕方のミーティングで、Kenyaから駆けつけて監督を務め、カリーム等コーチ陣を指導して下さった老川武さんが、この試合について、集中力のなさ、凡ミスが多い、コーチの指示を聞かないで無謀な走りをしたり、肝心なところで走らない、など厳しく指摘して、「そんなことではせっかく君たちが作った横断幕の意味がない」と叱咤激励下さり、
島岡名誉会長からも、「ザンジバルチームは接戦になると必ず負ける、接戦で勝ちきれないのは、それだけ精神力が弱い、甘えているということだ。相手チームを見てみろ、勝利への貪欲さがあるから跳ね返すことができるんだ。そこを変えないといつまでたっても優勝などできない」 と厳しく言われ、
「絶対に3位決定戦は勝つ、メダルを獲ってザンジバルに持ち帰り、TAKUコーチに報告する！」
という強い気持ちで、最終日に挑み、3位決定戦は、打線に火がついて、11-1で快勝し、銅メダルを獲得することができました。
2023野球大会の結果は、
1位 ダルエスサラーム 2位 ドドマ 3位 ザンジバル という結果になりました。
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＜ソフトボール大会＞
今年は3チームで、2回総当たり戦をしていくというやりかたで勝ち星を競い合い、
ダルエスが4戦4勝で文句ない優勝 ザンジバルは2勝2敗で準優勝 ドドマとダルエス混合チームは0勝4敗で 3位 でした。
大会ビフォー アンド アフター
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＜最終日、閉会式、授賞式＞
最終日の12月11日は、夜明け前から大雨で、試合がどうなるかと思われましたが、なんとか雨がやんで、グランドに溜まった水をスポンジで吸い取るなどしてなんとか10時半過ぎには、女子の2位、3位決定戦（ザンジバルVSドドマ・ダルエス合同）、野球3位決定戦（ザンジバルVSルブマ）、野球決勝戦（ダルエスVSドドマ）の3試合がおこなわれ、今年の上位が決まりました。
閉会式は、スピーチの後、選手皆のお待ちかねの授賞式。
来年はきっと背も伸びているでしょうね。
本人とても驚いて、どうしていいのか、うれしはずかしで笑顔どころか、
ほとんど泣きべそ顔でいたのかわいかったです。
ザンジバル野球連盟より、ウツギカップの記念アルバムをプレゼントしました。
フォトスタジオアライさんからの提供です。
今年も、J-ABS（代表 友成晋也さん）のみなさん、鴻池組会長や大阪北ロータリークラブさん、協力隊員の方々など、多くの日本人がサポートしてくださっていました。
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＜もう1つの報告＞
ザンジバル野球＆ソフトボール連盟が、タンザニアオリンピック委員会の正式メンバーになりました！
タンザニアでは、オリンピック委員会の元に、タンザニア本土側のスポーツ連盟と、ザンジバル側のスポーツ連盟が、同等の立場の元にあります。
野球連盟は、タンザニア本土側が先にオリンピック正式メンバーになっていましたが、今年の総会で、満場一致で、ザンジバル野球ソフトボール連盟も、オリンピック正式メンバーになりました。
ドドマでのオリンピック委員会総会に出ていたハッサン会長から入った朗報に、ザンジバルチーム、わきました！
タンザニア野球連盟のムチンビ書記長もこのニュースを知って、これからはさらにタンザニア本土、ザンジバルで協力し合っていきましょうと言っていました。
そんなこんなで、今年もいろいろなドラマがあったタンザニア甲子園2023が終了し、野球、ソフト共に、今年の活動は終了です。
今年も熱き応援ありがとうございました。
2024年も、がんばれザンジバル＆タンザニアの野球ボーイズ＆ソフトボールガールズ！
島岡由美子
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★TAKUコーチ（上原拓さん）の元でおこなった沖縄での野球交流2022の様子は→https://africafe.jp/news/16280 （ザンジバル野球チーム、初来日～沖縄での野球＆文化国際交流☆愛弟子同士の友情と審判セミナー）
★TAKUコーチが書かれた本【ザンジバル球児に学ぶ世界を変える方法】もおすすめです。
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