明けましておめでとうございます。
新しい年の幕が開けましたが、いかがお過ごしでしょうか。
モスレムの多いザンジバルは、年末年始とは無関係な日常が流れており、1月1日は祝日でしたが普通の日曜日、2日からはすでに政府機関もオープンで、お店は年末年始も変わらず開いていてまったくの日常です。
年末には、柔道、野球、ソフトボール合同&ティンガティンガ・アーティストも参加して、
ザンジバル武道館で年越しパーティをしました。
みんなで輪になって、柔道、野球、ソフトボールそれぞれのリーダーが、今年一年の活動と試合の結果、来年の抱負を発表。
柔道は、モハメッド会長から、国内大会や国際大会(東アフリカ大会や、コモンウェルス大会)の結果を発表し、来年は3月の東アフリカ大会が当面の目標と発表し、今年最後となった12月の2つの大会で活躍した選手たちにみんなで拍手を送りました。
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<ソフトボール女子、来年こそ日本に!>
続いて、ソフトボールのキャプテンより、タンザニア大会で準優勝し、来年は日本へ行く機会を得られそうだという話題に。
ここで、来年6月に開催される予定のウツギ杯にタンザニアチームに選ばれたソフトボール女子6人に、みんなで激励の拍手。 そろって日本に行けますように!
そして、ソフトボール女子には、ザンジバル野球サポーターズクラブさんから届いたばかりの公式ボールをプレゼント。
公式ボールは今までザンジバルに2個しかなかったので、女子から歓声があがりました。たっぷり練習して、公式ボールの感触になれて日本入りしてほしいです。
***<野球チーム、思い出のアルバム>
日本に行った野球チームの面々には、別のプレゼントが届いていました。
秋にザンジバル野球チームが日本(山形&沖縄)に野球&文化交流に行った時、沖縄まで応援に駆けつけてくださったプロカメラマンの新井秀幸さんが、そのときの写真をアルバムにしてくださったのです。
アルバムの写真は、選手たちだけではなく、裏方として様々な場所で支えて下さった方々にもスポットがあたっていて、あたたかい視線から撮られたすばらしい写真と構成で、ほんとうにすてきなアルバムになっていました。
選手たちも大喜びで、「一生の宝物にします」って言ってました。
せっかくなので、一部のページをちら見せします★
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写真を撮っても現像しなくなって久しく、普段はパソコンや携帯の中でしか写真を見ないですが、こうやってアルバムになった写真ってやっぱりいいなあと、久々に思い出し、何度も開いてみています。
アルバムの裏表紙が、ひめゆりの塔と、平和祈念公園で歴史を学び、平和を祈った日の思い出写真だったのも、いろいろ思い出されて、ぐっときます。
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ところで、新井さんの「フォトスタジオアライ」(横浜市)は、学校の卒業アルバムを作る部門もあり、新井さんが作った卒業アルバムを手にした小学6年生の女の子が、「私もいつかこんなふうに最高の思い出アルバムを作りたい」
という夢を抱いて育ち、大人になり、今はカメラウーマンとして、新井さんの元で小学校のアルバム制作部門で活躍中なんですって♡すばらしいことですよね。
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❤新井さん、2022年のしめくくりの時期に、最高の贈り物、本当にありがとうございました♡
<スポーツ、アートの枠をこえ、自他共栄で>
最後は島岡名誉会長(柔道連盟、野球&ソフトボール連盟の名誉会長を兼任しています)より、
「継続は力なりだが、その中で、人の親切に慣れてしまうのが一番いけないこと、
あたりまえと思わず、来年も感謝を忘れないで前進していこう」
「あらためて言うが、野球道具も、柔道着も、ここにあるのはあたりまえのことではない。
集めてくださった方々への感謝と思いを忘れないで大事に使うように。」
そして、
「柔道、野球、ソフトボール、アートといった自分の分野のこと以外でも協力しあって、
それぞれができることは惜しみなくするという自他共栄、精力善用の精神で来年もみんなで発展させていこう」
と締めたあとは、お待ちかねのランチタイムに。
出張料理人に来てもらって、朝から準備。
用意した米30㎏分のピラウ(肉と野菜の炊き込み飯)、ニャマチョマ(焼肉)用のヤギ肉30㎏、ニワトリ25羽をたいらげて、2022年をしめくくりました。
みなさま、2022年も熱きご声援ありがとうございました。
これからも、時々スポーツ話題も含めてタンザニア便りを綴っていきますので、スポーツ青年たちの成長を見守っていてください。
島岡由美子