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バラカ主催ティンガティンガ原画展2016春@横浜・名古屋~テーマ、見どころ、制作風景

タンザニアより、バラカ主催ティンガティンガ・アート原画展2016のご案内をします。
今年は、原点に返り、横浜・名古屋の2か所で開催します。
第7回横浜展  4月29日~5月8日@ギャルリーパリ 日本大通り
第9回名古屋展 5月13日~22日@妙香園画廊@栄の大津通り
    (★名古屋展は、今年から場所がかわります!)
展示会2016のテーマは、
「家族愛~平和への道標(みちしるべ) 
 Family, where love begins and creates the peaceful world」
で、来日アーティストは、キリンのベイカーと異名をとる、ベイカー氏です!
開催時刻や、関連イベント(横浜→パーティ&野外イベント、名古屋→お絵かきワークショップ)などの詳細も決まり、チラシもできあがりましたので、あらためて、お知らせします。
日時や、会場地図も含めて、展示会詳細情報は、この記事の一番下にあります。

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        チラシ画像は、クリックすると、別画面が開いて、読みやすくなります。
✿アーティストと一緒にテーマを決めました
昨今、平和を求める気持ちが世界中で強くなっていると感じています。
タンザニアでも、昨年10月の総選挙以来、やや不安定。ザンバルでは、選挙結果が発表されないまま、暫定政府のまま、数か月が過ぎ、再選挙が3月20日におこなわれると発表され、普段平和なザンジバルに似合わない、防弾チョッキを着たフル装備の機動隊が、街を巡回しています。
ティンガティンガ村(工房)のアーティスト達へ、
「平和はどこから来ると思う?」という問いに、
「まずは、社会の一番一小さな単位であるファミリーを大切にすることから。同じ親から生まれたって、一人一人に個性がある、その違いを大切にしながら共に歩むことが、大切じゃないかな」
さらに、「じゃあ、世界の平和はどう考えたらいい?」と問いかけると、
「家族から始まった愛を、近所の隣人にも向けて、村、町、国と広げて行けば、世界の平和につながっているでしょ」
とアーティスト達からあっさり言われました。
「なるほど、そうね、そうだよね、じゃあ、今年はそれをそのままテーマにしよう」
ということで、今年のティンガティンガ原画展テーマは、
 「家族愛~平和への道標(みちしるべ) 
   Family, where love begins and creates the peaceful world」

と決まりました。

【一人一人の心の中にある、平和への道標(みちしるべ)】
アーティスト達も、
「家族愛から始まる平和の第一歩や、それぞれの心に持つ、【平和への道標(みちしるべ)】のイメージを、ティンガティンガで楽しく表現するよ」
と、はりきっています。
彼らのイメージや表現方法は、本当に様々で、アーティストによっては、それが、太陽であり、よりそい、助け合って生きるキリンの親子であり、また、別のアーティストにとっては、雨季の始まりのサバンナに咲く花であり、美味しい食事を作ってくれるママの姿であり、夜明け間近にきらめく星であり、何百年もどっしり立ち続けるバオバブの木であり、万年雪をいだくキリマンジャロであり・・・
という具合に、それぞれの心象風景が描きこまれた作品が出来上がっています。

みなさんにとって、平和への道標(みちしるべ)の心象風景は、どのようなイメージでしょうか。
今年の作品ができる過程を、少しご紹介しますね。
【月、星、太陽、虹のあるイメージ】
「星空をみていると心がやすらぐから、星が平和につながるように感じます」
と言ったのは、ムスターファ氏。
初めて、ティンガティンガの夜空の大作に挑戦、すばらしいアフリカの星空を、ティンガティンガで描き出しました。

大きな横長作品では、星空、青空、太陽も入れて、天空全体で平和が続く様を表現したそうです。
ムスターファ氏の隣で描いていることが多いムテコ氏も、星と月に象徴される平和の歩みを、得意の曼荼羅の世界で描きました。

ムテコ氏が、ぐるぐると円状にグラデーションを塗るところは、何度見てもみあきません。
曼荼羅作品、夜空バージョンを描くムテコ氏。
この日は、日本でお土産にいただいたてぬぐいを巻いて、粋な感じでした。

「平和の星を目指して歩くマサイの家族を描いてみたい!」
と言ったのは、マサイの絵が得意なドゥケ氏。

星空バージョンのマサイの絵が、誕生しました。
【平和は、花のあるイメージ】

「平和は、厳しい乾季が終わって、サバンナにも雨が降り始め、花がいっぱい咲くイメージ」
と言ったのは、アブダラ氏。
動物いっぱいのサバンナの風景の中に、かわいい花がいっぱい咲き始めた作品を、大きなキャンパスにのびのびと描きました。山のすそ野の木々も色とりどりで、虹のようですね。
マンデラの唱えたレインボーネーションも意識したそうです。

【横浜・名古屋、初出品のアーティスト達】
花なら任せて、と名乗りを上げたのは、ムズグノ氏。

父親譲りの個性的な植物をいっぱいちりばめて、独特な花のある風景で、平和のイメージを追求しました。昨年秋の札幌展で、バラカのティンガティンガ展初出品したムズグノ氏、横浜、名古屋では初のお披露目となります。
都会のダルエスサラームに出て来る前、子供時代に育った平和な村の風景を思い出した描いたのは、23歳のアーティスト、マイコ・ミカエル氏。
夕方には、おじいちゃんもおばあちゃんも、家族みんな家の外に出て、思い思いにくつろいでいたそうです。

マイコ・ミカエル氏は、群像を描くのが得意なマリキータの息子。バラカのティンガティンガ展出品は初めてです!

動物と花をテーマに、ユニーク路線を見出したのは、マジプ氏、初登場です。
まるで、キテンゲ(タンザニアの布地)の柄にも通じるような、不思議かわいいカメレオンファミリーや、動物と花の宴を描いた作品で、バラカのティンガティンガ展にデビューします。

【招聘アーティストは、キリンのベイカー】
招聘アーティストは、キリンのベイカーの異名をとる、ベイカー氏。
キリンは、タンザニアの国獣。
いつもファミリーや仲間同士で守りあい、みはりあって、仲良く暮らすキリンたちは、家族愛から始まる平和の世界の象徴です。

ベイカー氏は、キリンの親子連れや仲間たち、花と戯れるキリン、時にはカメレオンなども登場させてみたりしながら、いろいろなキリン作品を描き上げています。
札幌展開催で影響を受けた、アイヌ文様作品をちりばめた美しい作品もグレードアップして、すっかり自分の作風に取り入れたようですよ。

ご来場の際は、ベイカー氏のライブペイントにも、ご注目ください。
【「絵本しんぞうとひげ」厚生労働省推薦児童文化財決定記念コーナーあり】
昨年4月に出版したアフリカ民話絵本「しんぞうとひげ」(ポプラ社)、おかげさまで、厚生労働省社会福祉審議会推薦児童文化財になりました。

その記念に、挿絵を描いてくれたチャリンダさんに、絵本の表紙絵を描き起こしてもらいました。

自由な発想で、下描きをしないで描く表紙絵は、またあらたなユニークさが爆発し、チャリンダワールド全開です。
また、本展では、私が、「書泉学生部」という冊子上で、2014年から連載している新しい「アフリカの民話」の挿絵原画も、一部展示します。
テーマそのものの光景が、ティンガティンガ村にありました】
ある日のティンガティンガ村(工房)では、小さな子供たちが一日入門して、アーティスト達から、ティンガティンガを習う姿がありました。

いつの日か、この一日入門がきっかけで、子たちが大きくなって、ティンガティンガ村の屋台骨を担うアーティストになるかもしれないですね。

親から子へ、親子に限らず、大人から子供へ、こうやって平和のバトンをつなぎ続けることこそ、家族愛~平和への道標(みちしるべ)というテーマそのものの光景ではないかな、と感じたことでした。
【GWは、横浜で、5月13~22日は名古屋で、お会いしましょう!】
ところで、この記事に載せる写真を選んでいて、アーティスト達が、展示会用の作品を、とてもおだやかな表情で、楽しそうに描いていることに気がつきました。
家族を想い、心の中にある平和の道標を描くという作業が、この表情にさせていたのかなと思います。
きっと観る人の心も、おだやかで、平和な気持ちにさせてくれる作品が出来上がることでしょう。
会期中には、横浜でも名古屋でも、小作品から大作まで、さまざまな大きなの作品が150点以上並びますので、どうぞお楽しみに。☆横浜展、名古屋展、別々の作品が並びます☆

『アフリカンマーケットもお楽しみに!』

両展とも、会場内で、ティンガティンガグッズ、アフリカ雑貨、コーヒー紅茶、アクセサリーや布製品などもずらりと並ぶアフリカンマーケットも同時開催。
今年は、キテンゲウェアや、アクセサリーの新作も発表します。
バラカのアフリカングッズで、アフリカンフィーリングをお楽しみください。
『日本とタンザニアの両国にバラカ(恵み)ある展示会になりますように~』
今年も引き続き、展示会収益金の一部で、ティンガティンガ・アーティストへの画材支援や工房修繕、そして、被災地復興を祈りながら東日本大震災被災地への義援金といたします。
私達、バラカタンザニア(島岡 強&由美子)も、横浜展、名古屋展開催時には日本に行き、会場にて皆様をお迎えします。ご来場の際は、お気軽にお声掛けください。
バラカのティンガティンガ原画展2016@横浜・名古屋で、アートやグッズを通してアフリカを楽しみながら知り、アフリカのことを考えるきっかけにしていただけたら幸いです。
そして、今年は、作品から、ご自身の家族愛~平和への道標(みちしるべ)についても、想いをはせ、語っていただければと思います。
みなさま、GW(4月29日~5月8日)には横浜のギャルリーパリ@日本大通りで、5月13日~22日には、名古屋の妙香園画廊@栄の大津通りで、お会いしましょう!(★名古屋展は、今年から場所がかわります!)
バラカ一同、お会いできる日を、心から楽しみにしております。
みなさま、カリブーニ!(Welcome!!)
               by島岡由美子
✿ちらし、DM(ご案内はがき)をご希望の方、枚数とご送付先を、お知らせください。
  (株)バラカ お問い合わせフォーム
https://africafe.jp/postmail/postmail.html

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チラシ画像(表と裏)をクリックすると、大きくなります。
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☆第7回横浜展
▼日時:2016年4月29日(金祝)~5月8日(日)
      *会期10日間休廊なし
    11:00~19:00  (最終日5/8は17:00まで)
▼会場:ギャルリーパリ
    横浜市中区日本大通14 KN日本大通ビル(旧横浜三井物産ビル)1F
    TEL:045-664-3917
▼交通アクセス:JR根岸線「関内」駅南口徒歩5分、横浜市営地下鉄「関内」駅徒歩5分、みなとみらい線「日本大通り」駅3番出口すぐ
✿今年も、並木が美しい日本大通り沿いの、レトロでおしゃれなギャルリーパリで開催します。
★ 4月29日(土)17:00~18:30は、オープニング&絵本の厚労省推薦児童文化財のお祝いパーティをします。どなたでも、自由参加です。どうぞおこしください。
 
✿5月3日(火)~5日(木)は、ギャラリー外の日本大通りで、チャリティ野外イベントもあり!
5月5日(木)は、ゴスペルグループによる野外ライブ(①12:30~ ②14:00~ ③15:00 もあります。入場無料・雨天中止

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☆第9回名古屋展  ☆今年から、会場がかわります!
▼日時:2016年5月13日(金)~5月22日(日)
       *会期10日間休廊なし
    月~木 10:00~17:00
    金土日 10:00~18:00 (最終日5/22日は16:00まで)
▼会場:妙香園画廊 4F&6F
    名古屋市中区栄3丁目14-14
    TEL:052-241-1533
    FAX:052-241-6228
▼交通アクセス:地下鉄東山線「栄」駅サカエチカ7番出口(メルサ方面)徒歩3分、地下鉄名城線「矢場町」駅6番出口徒歩3分
✿妙香園画廊は、名古屋の中心・栄の大津通にあり、松坂屋・パルコ・ナディアパークが立ち並ぶ場所に位置しています。
✿1階は、お茶の妙香園栄店の販売所で、上の階が、妙香園画廊スペースになっています。お茶屋さん入ってすぐ左にあるエレベーターで、4F&6Fへお越しください。
✿ワークショップ「ティンガティンガを描こう!」は、5月15日(日)10:15~11:30 SMBCパーク栄で行います。
*絵の展示会場(妙香園画廊)とは別の場所なのでご注意を。
雨天でも実施。無料 定員30名 要予約 
★持ち物(水彩絵の具、筆、パレット、ぞうきん)
★お申し込みは、バラカへ。
バラカお問い合わせフォーム
TEL:06-6763-1155
FAX:06-6763-1145

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★4月には、バラカ会長島岡強の講演会@安城(愛知)・湖西(静岡)もあり~

講演会タイトル
「アフリカ独立革命~援助に頼らない自立と真の独立を目指して~」
タンザニアにわたって25年余り、雇用を生み出す事業の取り組みや、文化、スポーツの交流を通した地道な実践を語る中で、志に向かってまっすぐ生きること、継続することの大切さを伝えます。
お近くの方、関心のある方、講演会の方にもご参加ください。
(私由美子もまいります)
4月23日(土) 安城中央図書館@愛知 (入場無料 事前予約あり 100名)
       予約は、安城市中央図書館にお電話で→0566-76-6111
4月24日(日) 湖西市民活動センター@静岡 (入場無料 予約不要)
 講演会詳細は、こちらの記事をお読みください。

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