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ブログ10周年記念日は、ペンバ島選手の活躍した柔道大会2016のこと、

ジャンボ!本日2016年6月11日は、アフリカフェ@Blog開設から10周年目の記念日です。あんな記事、こんな記事書いて、皆さんとこんなやりとりあったな~と、なつかしく思いながら、この記事を書いています。
ブログ10周年記念感謝祭開催中→こちらからも、まだエントリーできます☆プレゼントの当選発表は、6月17日です。お楽しみに。
さて、今日は、久々に、柔道の話題、ザンジバル武道館で開催したタンザニア体重別柔道選手権大会2016の様子をお伝えします。  

ザンジバル武道館で、2016年5月29日に開かれたこの大会には、ザンジバルは、ウングジャ本島だけでなく、ペンバ島からも13名の選手が参加し、タンザニア本土からも、3箇所から参加、約60名の選手たちが熱戦を繰り広げ、『切磋琢磨』という言葉がぴったりの国内大会となりました。
『大会結果と、日本(順天堂大学)留学組の活躍』
5階級のうち、3階級をザンジバルが制し(66kgアブドゥルラッビル選手、73kgアブドゥルサマッド選手、81kgバルク選手)、
あとの2階級をタンザニア本土からの選手が獲得しました。
(60kgがキストゥのアブー選手、オープンが本土の刑務官ムッサー選手)

眼光鋭く、気合の入った試合振りで、73kg優勝のアブドルサマッド選手(青い柔道着)

昨年秋の日本(順天堂大学)留学組の3人は、バルク選手が81kg級で全試合一本勝ちの金メダル、アリ選手が肩の骨折から復活して、銀メダル。 
東アフリカ大会では重責を担って金メダルを獲得したハフィズ選手は、減量に失敗して、急遽81kg級に参加し、銅メダルでした。
『ペンバ島の選手たちの健闘!』
今大会で、特筆すべきは、ペンバ島の選手たちの健闘です。 
ペンバ島で柔道を始めてちょうど2年になり、
「全員で、一回戦突破」をめざすという気持ちにあふれた試合振りで、粘り強く、ベテランの本土選手や、ザンジバル選手を倒して勝ち上がる場面もあり、大変もりあがりました。
そして、ペンバ武道館設立から2年で、銀1、銅3というメダル獲得も実現し、ペンバチームここにあり!を見せ、ちょうど2年前に、ペンバ武道館完成以来、ペンバチームを率いてきた、コーチのハルファンも、本当にうれしそうでした。

81kg級の優勝は、日本柔道留学組のバルク選手、そして、銀メダリストは、ペンバチームから誕生しました!

ちなみに、現在、ペンバ島には、ペンバ武道館と、別の村にある青空道場の2ヶ所で練習をしています。
昨年末のザンジバル武道館杯は、ザンジバル大統領選挙の影響で流れてしまったので、本当に久々に、タンザニア本土、ペンバ島選手も含めて、タンザニア中の柔道家が集まる大会となりました。
『ジュニア部門では、弟たちに声援を送る兄たちの声が!』
ジュニアの選手たちも、がんばりました!
73kg優勝のアブドルサマッドの弟がジュニアの部で銀メダル獲得。
66kg準優勝のナセルの弟2人がジュニアの部で銅メダル獲得。
弟たちの勇姿を見守るお兄ちゃん達の声援の声も、ザンジバル武道館に大きく響いていました。
きっと自分が試合をするときより、はらはらして見守っていたことでしょう。

ちなみに、73kg優勝アブドルサマッド、66kg優勝アブドルラッビル、73kg3位のマンサブも兄弟なので、ジュニアで2位の弟も含めて、4人兄弟全員メダルをGETするという快挙でした!
ジュニアの部と、まだジュニアの部にも参加できなかったちびっこ柔道家たちには、文武両方しっかりという意味をこめて、日本のボールペンを配りました。

みんな、勉強もしっかりね!
来賓として、JICAダルエスサラーム所長の長瀬氏が来てくださり、スワヒリ語で心のこもったスピーチをしてくださり、その内容が、新聞にも掲載されていました。ザンジバル側は、スポーツ局書記長のハミシィ氏が見守ってくださいました。

ちなみに、長瀬氏は、「柔道の大会を間近で観るのは初めての体験でしたが、迫力がありますね」とおっしゃっていました。
バラカ主催ティンガティンガ展@横浜・名古屋開催(GW~5月)のため、私たちが日本に行っている間、ナショナルコーチであり、ザンジバル柔道連盟副会長のモハメッドが、本当にがんばって、みんなを牽引し、タンザニア本土の柔道クラブともコンタクトをとって、しっかり準備を進めていました。今大会では、モハメッドのがんばりにも敬意を表したいです。

大会終了後、長瀬氏(背がいちばん高い方)を囲んで。向かって左がモハメッドコーチ

という感じで、カラフルなティンガティンガアート展から一転して、ザンジバルでは、帰って早々に、汗と熱気の柔道大会となりましたが、大きな怪我なく、最後まで停電もなく(停電になると、電光掲示板が使えなくなるので困ります!!)よかったです。
次の国内大会は、毎年恒例で12月に開催している、ザンジバル武道館杯です。
その日まで、それぞれの場所で、修行を積んでがんばってほしいです!
               byバラカタンザニア   島岡由美子
追伸
☆その後に行われた茶帯検定では、10人中3人が合格、そのうち2名がペンバ島の選手でした。
ペンバ武道館設立(2014年6月)から約2年経って、ペンバチームから、初のメダリスト&初の茶帯が誕生した、2016年5月でした。

☆柔道大会や、茶帯検定など、ほかの写真は、ザンジバル柔道サイト
★尚、バラカの自社主催ティンガティンガ展2016は、横浜、名古屋とも、賑わいの中で終了し、来年に続く展示会となりました。みなさまのご協力あってこそと、心より感謝しています。
ありがとうございました!
第7回横浜展@ギャルリーパリの様子は→こちら
第9回名古屋展@妙香園画廊の様子は→こちら  

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